【手間なし餃子】第2話:熱々ぷりぷり、至福の味。「エビとれんこんの水餃子」
編集スタッフ 奥村
お正月明けは忙しないもの。ごはん支度がしんどい日こそ、手軽な「餃子」はいかがでしょう?
今回は料理家のスズキエミさんに、野菜を刻まず、肉ダネもこねない、味付けもシンプルな、いさぎよい餃子レシピを教わりました。
2品目は、ぷりぷりのエビとシャキシャキれんこんの食感が楽しい水餃子。シンプルなのに、お店のような洗練された味です。
熱々をつるんと召し上がれ
エビとれんこんの水餃子
材料(10〜12個分)
エビのむき身…100g
れんこん…小さめの1節(100g)
しょうが…1/2片(すりおろし)
餃子の皮…10〜12枚
(調味料)
ナンプラー…小さじ1
ごま油…大さじ1/2
作り方
1.タネを作る
エビは1cm大に切り、包丁の刃で身をすり潰してから軽くたたく。
れんこんは皮をむいてすりおろし、水気を絞る。エビと一緒にボウルに合わせ、ナンプラー、ごま油、しょうがを加えて菜箸で和える。
2.包む
皮の中心に1の具材を適量置き、片側半分のふちに水をつけ、皮を半分に折りたたむ。
両端の角が重なるように、内側にくるりと丸める。
スズキさん:
「焼き餃子のひだを作る包み方と違って、高さが出るので、茹で上がったときにより具材がプリッと仕上がります。
具材を包みすぎず、皮のふちの部分に少し余白を残してあげると、くるりと綺麗に丸まります」
3.茹でる
▲餃子が鍋底にくっつかないよう、木べらやおたまで時々やさしくかき混ぜて
鍋にたっぷりのお湯を強火で沸かし、餃子を入れる。
3分半経って、浮いてきたところで器によそればできあがり。
▲茹で汁も少し器に注ぐと、餃子がくっつきにくくなります
スズキさん:
「ポイントはれんこんの水気をしっかり絞ること。それだけでぐんと包みやすくなります。
れんこんは少し粗めにすりおろすと、シャキシャとした食感が楽しめるので、今回は鬼おろし器を使いました。
お持ちでない方は、半分をすりおろし、半分を粗く刻んで入れてみてください。
食べる時はシンプルに醤油でも、辛いもの好きの方は豆板醤やラー油、ゆずこしょうを合わせるのもおすすめです」
熱々をほおばると、皮はもちもち、エビはぷりぷり、れんこんはシャキシャキといろんな食感が楽しめます。優しい風味なので、お肉だとちょっと重たい日や、お子さん向けにもよさそう。
今回は豆板醤とゆずこしょうをつけ比べてみましたが、それぞれ味の方向性ががらりと変わってこれまた美味。
大人はぜひつけダレを替えて、いろんな味わいを楽しんでみてください。
【写真】濱津和貴
もくじ
スズキエミ
料理家。レストランやカフェ勤務を経て独立。料理教室『一汁一菜暦ごはんの会』主宰。季節の食材の持ち味を生かした料理が人気。著書に『四季を味わう にっぽんのパスタ』(立東舎)、『ずっと作れる野菜ごはん』(主婦の友社)。インスタグラムアカウントは@suzukiemi.gohan。
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