【手間なし餃子】第4話:今だけの旬を味わって。「たっぷり春菊と鶏ひき肉の水餃子」
編集スタッフ 奥村
年始まりの1月は、何かと疲れも溜まりがち。ごはん支度がしんどい日こそ、手軽な「餃子」はいかがでしょう?
今回は料理家のスズキエミさんに、野菜を刻まず、肉ダネもこねない、味付けもシンプルな、いさぎよい餃子レシピを教わりました。
4品目は、お酢でいただくさっぱり食べやすい水餃子。今が旬の「春菊」の旨味をたっぷり楽しめる1品です。
春菊のほろ苦さがたまらない
のど越しつるん、鶏ひき肉の水餃子
材料(10〜12個分)
春菊…1/2束(100g)
鶏ひき肉…100g
しょうが…1/2片(すりおろし)
餃子の皮…10〜12枚
(調味料)
塩…小さじ1/3
ナンプラー…小さじ1/2
ごま油…大さじ1/2
【下準備】
春菊は茎は5mm、葉は1cm長さに切り、塩をふって軽くもみ5分おいて、出てきた水気を絞る
作り方
1.タネを作る
鶏ひき肉をボウルに入れ、ナンプラーとごま油、しょうがを加えて菜箸で和える。
水気を切った春菊を加えて、菜箸で再び和える。
2.包む
皮の中心に1の具材を適量置き、片側半分のふちに水をつけ、皮を半分に折りたたむ。
両端の角が重なるように、内側にくるりと丸める。
3.茹でる
▲餃子が鍋底にくっつかないよう、木べらやおたまで時々やさしくかき混ぜて
鍋にたっぷりのお湯を強火で沸かし、餃子を入れる。
3分半経って浮いてきたら、器によそってできあがり。
▲茹で汁も少し器に注ぐと、餃子がくっつきにくくなります
スズキさん:
「春菊がたっぷり入った餃子は、鮮やかな緑色で見た目も華やか。おもてなしにもおすすめです。
春菊のほろ苦さを引き立てるために、今回はさっぱりした鶏ひき肉を選びました。
シンプルにお酢だけや、酢醤油でいただくのがおすすめです」
ひと口かじれば春菊の香りが口いっぱいに広がり、お酢の酸味がよく合います。喉越しもつるんと軽やかで、いくらでも食べられてしまいそう。
お酒のおつまみにももってこいですし、焼き餃子と合わせて作れば、お口休めにもちょうど良い1皿でした。
スズキエミさんに教わった、全4品のアレンジ餃子。わたし奥村も早速リピートしていますが、タネ作りが本当に手軽なので、2種3種と、いろんな味を一度に作れるのも魅力に感じています。
合わせるタレを変えてみたり、焼き餃子と水餃子をそれぞれ作ってみたり、楽しみ方は無限大。好みの味を揃えて、今週末はぎょうざを囲んではいかがでしょうか?
外は寒くても、熱々をハフハフとほおばったら、なんだかまあるい気持ちになれそうです。
【写真】濱津和貴
もくじ
スズキエミ
料理家。レストランやカフェ勤務を経て独立。料理教室『一汁一菜暦ごはんの会』主宰。季節の食材の持ち味を生かした料理が人気。著書に『四季を味わう にっぽんのパスタ』(立東舎)、『ずっと作れる野菜ごはん』(主婦の友社)。インスタグラムアカウントは@suzukiemi.gohan。
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