【たよれる家電】柳沢小実さん 前編:15年選手の愛用品も。億劫なことをできるだけしなくていいように

編集スタッフ 津田

初めてロボット掃除機を見たとき、あるいは洗剤を自動投入して乾燥までしてくれる洗濯機を知ったとき、便利なものがあるんだなあ、と驚きました。

生活を支える家電がどんどん進化する一方で、家のスペースや予算を考えれば “持たない” という選択肢もあるわけで、ならば「みんなが、生活のどこを家電に頼っているのだろう?」ということに興味がわいてきました。

この二年で変わった私たちの暮らし。家事のやりくり、余暇の楽しみ方、それでも変わらない部分。家電との付き合い方を通して、暮らしやもの選びのお話を前後編でお届けします。

 

『すっきり暮らすためのもの選びのコツ』の柳沢小実さんを訪ねました

訪ねたのは、エッセイストで整理収納アドバイザーの柳沢小実(やなぎさわ・このみ)さん

雑貨や旅にまつわる著書を多数出版されており、当店でも特集『柳沢小実の家づくり』や『わたしの朝習慣』『うんともすんとも日和』などに、何度も登場くださっています。

▲真似したくなるもの選びのコツがいろいろ。眺めているだけでもワクワクする一冊でした!

昨年出版した『すっきり暮らすためのもの選びのコツ』では、愛着をもって使い込んできたうつわや道具がたくさん紹介されていますが、果たして家電はどんなふうに選んできたのでしょう。

柳沢さん:
「使うたびに “これがあってよかった” と思えるもの、シンプルにそれが一番です。家電も、うつわや台所道具と同じように選んでます。

とはいえミーハーで新しいもの好きなので、最新家電をお店に見に行ったりもしますけどね。でも買うときは慎重派です。

こういうシチュエーションでこんなことしたい、のイメージがまずあって、それならあの機能はマストだよね、見た目はどう?、お手入れは面倒じゃない?、と自分なりのフィルターで絞り込んで、『よし、これだ!』と決めるパターンが多いです。

理想のものがなければ数年単位で探すことも。だから自然と愛着もわきますし、大事に使いたいからアフターサービスも重視しています」

 


柳沢小実さんの家電選び
ずっと使っているものと、この2年で買ったもの


そんな柳沢さんに、家事や身支度など「毎日しなくてはいけないこと」にまつわる家電を見せてください、とお願いしました。ずっと使っているものと、この2年で買ったものを紹介していただきます。

 

《ずっと》マキタのコードレスクリーナー

15年選手、ほんとうに買ってよかった!

柳沢さん:
「かれこれ15年ほどフロアワイパー代わりに使っていて、髪の毛がいちばん落ちる洗面所に出しっぱなしにしています。

紙パック不要のタイプなので、交換する手間も、ランニングコストもかからず、買い置きし忘れることもなし。

億劫な掃除でも、こうやって手間なく取りかかれるようにしておけば、すこしは気が楽かなって。

たしか12,000円くらいの機種で、バッテリーの持ち時間はそこそこだけど、軽くてちゃんと吸えて、コードレスだから階段がある今の家でも使いやすくて、我ながら本当にいい買い物をしました。もし壊れたとしても同じ機種で買い直すか、ひとつ上のにするつもりです。そのくらい満足しています」

 

《ずっと》ラッセルホブスの電気ケトル

朝食は、なるべく火を使わずに用意

柳沢さん:
「朝がめっぽう弱いので、起き抜けでぼんやりしているときに火を使うのが怖くて、朝ごはんの支度は作り置きのスープを温めるのも電子レンジに頼っています。電気ケトルも、同じ理由で導入しました。もう5年くらい使っていますね。

夫が毎朝コーヒーをハンドドリップで淹れるので、注ぎ⼝の細さと⻑さがコーヒーに適したものを選びました」

 

《この2年》オートソープディスペンサー

帰宅してからの流れがスムーズに

柳沢さん:
「コロナ生活で手洗いすることが増えたので、SARAYAのオートソープディスペンサーを手に入れました。使ってみるとほんとうに便利! そんなに変わる?と思いましたが、手をかざして自動で泡が出てくるだけで、そのあとの流れが断然スムーズになります。

疲れていても慌てていても、手は洗う。毎日何回もすることですし、地味だけどステップ数を減らした分だけ楽になることを実感しました」

 

《この2年》フィリップスの電動歯ブラシ

タイマーで磨き終わりを教えてくれる

柳沢さん:
「コロナ生活で歯医者さんに行きづらくなり、でも年齢的にも歯を大事にしたいし何かいい方法はないかしらと探していたら、ちょうどSNSでフォローしている人が薦めていたんです。

いざ使ってみたら、歯の表面はツルツルになるし、30秒間隔のタイマーが便利で。30秒4セットで自動的に止まるので、⼝の中を左右と表裏に分けると、それぞれの磨き終わりを知らせてくれるんです。自分で適当にするよりしっかり磨けるようになりました。

手を洗うのも、歯を磨くのも、それぞれ小さなタスクですが、家電にまかせて “自分がしなくていいこと” を増やすと、気持ちにずいぶん余裕が生まれるから、あなどれないなと思います」

 

《ずっと》SEIKOのタイマー

勉強を見守る「ちいさな相棒」

柳沢さん:
「台湾が大好きで、何度も旅行しているうちに現地に友人が増えて、その流れで中国語も勉強するようになりました。図書館でも使えるように消音モードがあるタイマーを愛用しています。

キッチンタイマーは無印良品のものを使っていて、それとは別に用意しました。

消音モードのときはモニターが光るのですが、音を鳴らすこともできるので、勉強以外でもデスク周りを5分片付けよう、とかに使っています。数分でも、時間を区切って手を動かすと頭の切り替えにもなり、重宝しています」

 

炊飯器・トースター・テレビなど、定番家電がない理由

柳沢さんのお宅をぐるりと見回してみると、炊飯器やトースターやコーヒーメーカーといった定番の家電が見当たりません。テレビも無し。何かこだわりがあるのでしょうか?

柳沢さん:
「結婚して最初に住んだ家が狭くて、キッチンは家電を置くスペースがなく、色々持たないまま今に至るという感じです。

炊飯器は夫が持っていたものを使っていたこともあるけど、もっと美味しく炊きたくて土鍋や鋳物の鍋で炊くようになりました。二人暮らしなので毎日のことじゃないし、そんなに負担もありません。ちょっと高級な美味しく炊ける炊飯器にも、興味はあるんですけどね。

テレビは、この家に来てからはずっと持っていないんです。Netflixなどにいくつか入っていて、もう観たいものに追いつかないくらい(笑)。テレビがなければないでインテリアもすっきりしました。

家電だけじゃなく、道具ってあれば頼りになるけど、メンテナンスやお手入れに気を回さないといけないので、ちょっと気持ち的にプレッシャーもありますよね。今の自分に必要なものは揃っているから、とくに不足は感じていないんです」

可愛い雑貨があちこちにあるのに、柳沢さんの家がすっきりしている理由が、少しわかったような気がします。何を選ぶか、どのくらい持つか。スペース的にも気持ち的にも無理がないのが、どうやら心地よさの鍵になるようです。

家事や身支度で、自分が億劫に感じるポイントをできるだけ家電に任せて “しなくていいこと” を増やす、という柳沢さんの考え方も、とても参考になりました。

後編は、暮らしに欠かせない「オフの時間」について伺います。

(つづく)

 

【写真】清水奈緒


もくじ

 

柳沢小実

エッセイスト、整理収納アドバイザー。1975年、東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。確かなもの選びの眼に定評があり、フェリシモで商品開発なども手がける。暮らしや台湾にまつわる著書は30冊以上に及ぶ。近著に『おうち時間のつくり方』(だいわ文庫)、『大人の旅じたく』(マイナビ文庫)、『すっきり暮らすためのもの選びのコツ』(大和書房)がある。

Instagram : @tokyo_taipei

 


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