【喫茶店レシピ】第1話:ひと工夫でお店の味に。もちもち麺の、ほんのり甘い「ナポリタン」
編集スタッフ 奥村
昔ながらのナポリタンに、バター香る海老ピラフ、ふかふかのホットケーキ。
喫茶店の料理には、どこか非日常な魅力があります。
そんなちょっと特別な味を、おうちでも。少しの工夫で “喫茶店風” に仕上がるレシピ4品を、料理家の瀬戸口(せとぐち)しおりさんに教わりました。
1品目は、なつかしのナポリタン 。ほんのり甘いケチャップソースに絡んだもちもちの太麺、シャキシャキの野菜。みんな大好きなひと皿です。
隠し味でぐっと本格的に。
ふと食べたくなる「ナポリタン」
材料(1人分)
スパゲッティ(太麺がおすすめ)…100g
ピーマン…1個
玉ねぎ…1/4個(50g)
マッシュルーム…2個
ベーコン(ブロックタイプ)…40g
ケチャップ…大さじ2強
ウスターソース…小さじ1
塩…少々
油…大さじ1/2
バター(有塩)…5g
作り方
①ピーマンは縦半分に切ってヘタと種をとり、細切りにする。
玉ねぎとマッシュルームは薄切り、ベーコンは7mm幅くらいの長方形に切る。
▲玉ねぎは繊維に対して垂直に切ると、辛みが抑えられます
②ケチャップとウスターソースを混ぜる。
▲スパイシーなウスターソースを足すことで、味に深みが出て、本格的な味になります
③スパゲッティを袋に記載の時間通りに茹でる。
▲太麺以外を使用するときは、袋に記載の時間より1〜2分ほど長めに茹でて。もちもち感がアップします
④フライパンに油を引いて中火で熱し、玉ねぎ、ベーコンを入れて炒める。玉ねぎがしんなりしてきたらマッシュルーム、ピーマンと塩を加えてさらに炒め、弱火にして2のソースを加えて和える。
⑤茹で上がったスパゲッティを4に入れ、バターも加え、弱火で全体にソースを絡ませたらできあがり。
瀬戸口さん:
「ポイントは太麺を使うことと、隠し味のウスターソース。
スパゲッティは、今回は2.2mmの乾麺を使用しました。太麺がないときは、麺を通常より1〜2分長めに茹でると、ナポリタンならではのもちもち食感になります。
お好みで粉チーズをかけて召し上がってください」
熱々もちもちの太麺によく絡んだ、甘みのあるケチャップソース。なじみの味に思わず頬がゆるみます。
さらに、どこか後を引く旨味があって……それはまさに喫茶店の味。秘密がウスターソースとバターにあったとは、はじめて知りました。
アルデンテのパスタもいいけれど、気張らずつくれるスパゲッティナポリタンのおいしさはやっぱり唯一無二。
やさしい味は、ちょっぴり疲れを感じた日にこそ食べてほしいひと皿です。
【写真】衛藤キヨコ
もくじ
瀬戸口 しおり
夫と息子の3人暮らし。イラストレーターを目指していたセツ・モードセミナー在学中に、東京・吉祥寺にあった『諸国空想料理店KuuKuu』のスタッフとして働きはじめる。その後、料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。著書に『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)、『自分ごはん時々おやつ』(主婦の友社)など多数。Instagram:@kururichan
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