【愛用調味料】おいしい調味料が、時短のひけつ。フードスタイリストがリピートする「おすすめ調味料」3選(宇藤えみさん)
編集スタッフ 奥村
世の中に限りなくある調味料。その中で台所に並ぶほんのひと握りには、食の好みがぎゅぎゅっと詰まっている気がします。
この連載では料理上手なあの方に、繰り返しリピートしている調味料から、選り抜きの3本を教えていただきました。
今回登場いただくのは、スタイリストの宇藤(うとう)えみさん。衣食住まわりのスタイリストとして雑誌や広告で活躍する宇藤さんは、SNSで投稿されている美味しそうなごはんの写真も魅力です。
今回はそんな宇藤さんの日々の料理を支える調味料、3本を教えていただきました。
「料理酒 旬味(しゅんみ)」(仁井田本家)
宇藤さん:
「仁井田本家は福島の酒蔵さん。夫の出身が近いこともありここのお酒が好きなのですが、美味しいお酒を作る酒蔵の料理酒はやっぱり美味しく、ずっと愛用しています。
たとえば煮物を作る時、お砂糖を多くするのではなくて料理酒をたっぷり入れると、それだけで甘みと旨味が出るので、おいしい上に身体にも優しい。お酒の力ってすごいなと思います。
お肉に振りかけておけば身が柔らかくなりますし、お魚に振りかけると臭みを消して旨味を引き出してくれるので、下ごしらえにもすごく便利です」
「京都 山田のへんこ一番搾り ごま油」(山田製油)
宇藤さん:
「手土産で頂いたのがきっかけで、香りまでおいしいごま油だなあとすっかり気に入ってしまいました。
この油と塩だけでなんでも美味しく頂けるので、たとえばシンプルなごま油鍋とか、サラダのドレッシング、焼き肉(サムギョプサル)にも使っています」
「だし入り魚沼南蛮」と「高級 八方だし」(Hinoki)
宇藤さん:
「『だし入り魚沼南蛮』は、魚沼南蛮(唐辛子)を粉末にして、昆布やかつお節のだしガラ粉末と一緒に和えたもの。
辛いものが大好きなんですが、ただ辛いだけでなく旨味があって、いろんな料理に合うのですごく重宝しています。だしガラを廃棄せずおいしく使うという製法にも共感します。
辛いのが苦手な方でも食べやすいと言っていたので、ぜひ試してみてください。
『八方だし』はだし醤油なのですが、これで食べた卵かけごはんが本当においしくて感動しました!
ひとつで味が決まるので、きんぴらなどさっと炒めものを作る時にとっても便利。あとは鍋のつけダレにもよく使っています」
「良い調味料こそ、最高の時短アイテムだと思う」とお話していた宇藤さん。
簡単な料理でも味を格上げしてくれるから、という言葉にはとっても説得力がありました。
調味料は、毎日の料理を支えるものだから。ちょっとだけ奮発した1本を迎えてみたら、日々のごはん作りがもっと楽しくなるかもしれません。
宇藤えみ
衣・食・住まわりのスタイリストとして雑誌や広告で活躍中。インスタグラム(@emiuto)では、美味しそうなごはんや何気ない日常の景色を切り取った写真や動画の投稿も人気。
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