RECIPE
【たのしい梅しごと】冷蔵庫に入れて3日で完成！「はちみつレモン梅シロップ」とおすすめアレンジ
編集スタッフ 野村
そろそろ店先に、梅が並ぶ頃。この季節になると、自家製の梅干しやシロップを仕込む「梅しごと」を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
一方で、「梅しごと」と聞くと少しハードル高く感じてしまって、興味はあるけれど手が出せていない、という方もいらっしゃるかと思います。実は私もそんなうちの1人。
そこで知ったのは、冷凍梅を使う「梅シロップ」。冷凍のものを使うことで、失敗も少なく、たった3日漬けておくだけで、美味しい梅シロップができるそう。これならなんだか気軽に作れそうです。
今回は、料理家のまきあやこさんに、冷凍梅を使った、手間なく簡単にできる「基本の梅シロップ」の作り方を教わりました。
▲レシピは動画でもご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください！
冷蔵庫で手間なくできる◎
「はちみつレモン梅シロップ」
材料（1Lサイズ／青梅500gの場合）
冷凍青梅 500g
レモン 1個
はちみつ 1カップ（200cc）
きび砂糖 1カップ（200cc）
＜お好みでスパイスを入れるのもおすすめ＞
シナモンスティックや、カルダモン、生姜やブラックペッパーなどお好みのものを入れてOK
まきさん：
「糖類を2種類合わせることでバランスの取れた味わいになります。
はちみつはコクを出し、きび砂糖はさっぱりした仕上がりに。お好みに合わせてどちらか一方で作っていただいても大丈夫です」
Step1 保存びんを準備する
シロップの保存びんを準備する。
アルコールスプレーがある方は、びんの中を軽くアルコール消毒。ない方は水で洗って、水気を拭き取ればOK。
Step2 梅を解凍する
冷凍梅を解凍する。
＜Point＞
15分ほど常温で解凍すると、ヘタが取れる状態に。冷蔵庫で作るので、水気を拭き取る必要はありません。
生の梅で作る場合は、水が残ると腐る原因になるので、丁寧に水を拭き取ってください。
▲ヘタが簡単に取れるかどうかが解凍具合の目安です
Step3 レモンを切る
レモンを5mm幅に、輪切りにする。
＜Point＞
国産のレモンは皮ごと輪切りにしてOK。外国産のもので皮にワックスが使われているものは、皮の黄色い部分を剥いて使ってください。
白皮の部分から出る苦味がシロップの隠し味になるので、白皮はそのまま一緒に入れるのがおすすめです。
Step4 びんに、梅とレモンを半量詰める
梅とレモンを、びんの半量ほどに詰めていく。
Step5 きび砂糖と残りの梅を入れ、はちみつを注ぐ
梅とレモンがびんの半量ほど入ったら、きび砂糖を入れる。
残りの梅もびんに入れ、はちみつを注ぐ。
Step6 冷蔵庫で3日保存すれば、完成！
まきさん：
「冷凍した梅は、細胞が崩れてすぐにエキスが出るので、生の梅で作るものと比べて、かなり短い時間で梅シロップを作ることができます。
ただし生の梅で作る場合と違って常温保存ができないので、必ず冷蔵庫で保存するようにしてください。
シロップを長期保存したい場合は、中の梅とレモンを取り出してシロップのみを一回煮ると、2ヶ月ほど保存できます」
おいしいアレンジ、聞きました
シュワっと爽やか。炭酸割り
作り方
グラスに大さじ2〜3のシロップを入れ、好みの量の炭酸水で割る。
まきさん：
「一番飲みやすくておすすめの方法です。これからの季節にもぴったりだと思います」
まるでヨーグルト！な味わい。豆乳ラッシー
作り方
グラスに入れた豆乳に、大さじ2〜3のシロップを入れてかき混ぜる。豆乳に少しとろみが出てきたらできあがり。
まきさん：
「豆乳のタンパク質と梅とレモンの酸とが反応して、だんだんラッシーのようにどろっとしてきます。
さっぱりとしたヨーグルトのような味わいになって、朝ごはんの時やカレーの付け合わせにぴったりなんです！」
気軽でおいしい「梅しごと」やってみませんか？
まきさん：
「梅シロップは同じ作り方で作っても、味が毎年違ってくることもあって、そんなことも含めて奥深くて面白いなと思います。
『梅しごと』と言われると少しハードル高く感じることもありますが、作ってみると本当に簡単です。ふだんの『仕事』に比べたら全然なんてことないので、気軽に作ってみてください」
＊＊＊
まきさんに教わった、気軽に作れる「基本の梅シロップ」。レシピや梅シロップの楽しみ方は、動画でもご紹介しています。
動画でレシピを確認したい方、梅シロップの楽しみ方をもっと知りたい方は、ぜひこちらもお楽しみください！
まきあやこ
料理家 Food producer / stylist、Perch.主宰。テーマ性のあるオーダーメイドのケータリングやお弁当、イベントでのフードコーディネーションを手がける他、フードスタイリング・レシピ開発などを中心に活動中。
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