【異国の、お助けスープ】02:食欲のない日にも。香港の朝の定番、ハム入りマカロニスープ「火腿通粉」
編集スタッフ 糸井
暑くて身体がバテていても喉を通りやすい「スープ」は、世界共通のお助けレシピかもしれません。
世界の食材や料理を見てきた料理家・口尾麻美(くちお あさみ)さんに教えていただくのは、そんな異国のキッチンでうまれた、自分を元気にしてくれるスープ。
2品目は、香港のキッチンから。朝ごはんの定番、ハム入りマカロニスープの「火腿通粉(フォトゥイトゥンファン)」です。あっさりとしていながら深みのある味わいなので、食欲のない日にもおすすめです。
目玉焼きをどーんとのせて。
香港の「ハム入りマカロニスープ」
材料(2~3人分)
マカロニ…50~60g
チキンスープ…1L
鶏ガラスープの素…小さじ2
A
・セロリの葉…適量
・グリンピース(冷凍)…1/3カップ
・トマト…1個
・塩…適量
・こしょう…適量
おすすめトッピング
・ハム(細切り)…2枚
・目玉焼き…2~3枚
【簡単なチキンスープの作り方】
チキンスープは、鍋にたっぷりの水と、鶏むね肉や手羽元を入れて20~30分煮て、濾せば完成(骨つきは気持ち長めに茹でます)。市販品であれば、キャンベルなどの缶入りスープなどもいいですね。
【下準備】
・セロリの葉は刻んでおく。
作り方
①トマトを角切りにし、ハムは細切りにする。
②鍋にチキンスープ、顆粒だしを入れて温め、マカロニを入れ、茹でる。
③マカロニがやわらかくなったら、Aを入れ、5分ほど煮る。
④3を器に盛り、ハムと目玉焼きをのせて、できあがり。
口尾さん:
「香港の朝食の定番風景、トッピングは自由に楽しんでみてください。なかでも、後のせのハムは欠かせません。ハムからいいだしが出て、スープに深みが生まれるんです。
セロリの葉は、茎よりも香りが強いのでおすすめ。マカロニがびっくりするほど水を吸うので、そのときは水を足して、塩加減を調節すれば大丈夫ですよ」
***
どーんと目玉焼きをのせるところからも、異国感を感じられるスープ。グリーンピースにトマトにマカロニ、ハムをたっぷり、具だくさんで食べごたえ抜群でした。
なにより、カリッと焼いた目玉焼きの香ばしさがたまりませんでした。
【写真】メグミ
もくじ
口尾 麻美
料理家・フォトエッセイスト。世界を旅して、それぞれの国の家庭料理を学んだり、ストリートフードを食べたり。そこからインスピレーションを受けた料理を本、雑誌、料理教室などで提案。著書に『トルコのパンと粉ものとスープ』(誠文堂新光社)、『まだ知らない 台湾ローカル 旅とレシピ』『はじめまして 電鍋レシピ』(グラフィック社)などがある。2022年9月に新刊『旅するインテリア Pieces of Travel』(ケンエレブックス)を刊行予定。Instagramは@asamikuchioから。
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