【時間をカタチに】よそ行きの顔なんていい。エッセイスト・中村暁野さんと考える、とっておきの贈り物

ライター 長谷川賢人

贈り物って、いつも、悩ましいのです。絶対の正解なんてありませんし、相手との関係やタイミングと、もやもやのタネは尽きません。

それは離れて暮らす両親や親族が相手でも、変わらないでしょう。「便りの無いのは良い便り」とはいえ、父の日や母の日、敬老の日などのきっかけには想いを届けたい。

思い悩むわたしに、エッセイストの中村暁野(なかむら あきの)さんが、こんなヒントをくれました。

「これほどモノにあふれた時代であっても、『時間』はかたちにしないと残りませんし、モノにするべきものの一つだと思っています。わたしにとっては日記を書くのも、写真を撮るのもそうですね」

かたちにしなければならないものを、贈ったり、見せたりする。それに、想いを込めて見えない「時間」をモノにすることは、自分にしかできないことです。

今回、中村さんに富士フイルムのプリントサービスを試していただきました。ご両親へ贈ったのは、子どもたちとの写真に言葉を添えたフォトブック。その体験からの発見は、贈り物をかんがえる、よい気づきをくれたのです。

※記事の最後に当店限定25%オフクーポンのご案内もございます。

(この記事は、富士フイルム「FUJIFILM Prints & Gifts」の提供でお届けする広告コンテンツです)

 

日記を書くことで、見えるもの、つかめるもの

中村暁野さんは、一つの家族を一年間にわたって取材してつくる雑誌『家族と一年誌 家族』を自身の家族と2015年創刊以後、家族や暮らしをテーマに執筆をなさっています。

空間デザイナーである夫、11歳の娘さん、5歳の息子さんと暮らすのは、湖にほど近い一軒家。その日々は自身のウェブサイトで綴る日記や、それらをまとめた書籍『家族カレンダー』からも垣間見えます。

約40年前に別荘として建てられた一軒家を、改装しながら暮らしている。窓からはあふれるばかりの緑と湖面が望め、涼やかに風が抜けていくリビング。

中村さんにとって日記を書くことは、過ぎゆく日々を見直せる “観察記録” でもあると言います。

中村さん:
「日記を書くと日常を客観視できるんです。当事者で現場にいるときは怒っていても、子どもを信じてみようと思えたり、実は案外笑えてしまう話だったり(笑)。

入学式みたいな特別な日だけでなくても、他愛もないやり取りや、子どもからの印象的な一言こそが、実は人生でもしあわせな瞬間だったのかも、と」

 

娘は思春期、息子は少年期へ。だから2人の5歳を並べてみました

スマホでこれまで撮りためた写真たちをながめながら、中村さんが作ったフォトブックはのテーマは「5歳と5歳」。

11歳で思春期に入った娘さんが5歳の頃と、今まさに5歳である息子さんの写真を選び、ページには「その日に子どもたちが話していた一言」を添えています。

中村さん:
「どれも日常のたいしたことのない瞬間ですが、あらためて見ると、その “今” しかないと思えるようなことばかり。やっぱり忘れてしまうものなんですね」

日記から子どもたちの印象的な言葉を拾って、写真と合わせている。「写真に一言が加わると、その日を鮮明に思い出せるきっかけにもなるんじゃないかなって」と中村さん。

中村さん:
息子はちょうど5歳で、まさに少年へ移行している時期だから、今の彼を残しておきたいと常々思っていたんです。そう思うと、娘が5歳のときはどうだったのかも、振り返りたくなりました。うちは姉弟で性質がぜんぜん違うけれど、同じ歳で比較しながら写真と言葉をまとめてみたら、それぞれの個性の素晴らしさを、より私も感じられるかなって。

それに、このフォトブックを贈るおじいちゃんやおばあちゃんに、よそ行きの顔なんてしなくていいし、求められてもいないと思うんですね。むしろ、『確かにあの頃、こんなことをしていたな』と感じられたら、もっと楽しんでもらえるはずですから」

 

ハレの写真と、ケの写真。“本当の日々” こそ、見たくなる

フォトブックに集めた写真を、中村さんは「ハレではなく、ケの写真」と表現してくれました。たしかに、何気ないような “本当の日々” ともいえる「ケの瞬間」は、残さないと消えてしまいがちです。

中村さん:
「両親に子どもたちのリアルな姿を言葉とともに贈ろうと想うことが、ささやかなことを綴っていくきっかけになるかもしれません。それは10年後、20年後の自分にとっても、大きなプレゼントになると思います

言葉や写真で日々を残し、それを良い節目でまとめてみる。離れて暮らす親しい人はもちろん、自分や家族にとっても未来につながる意味が見いだせるだけで、向き合い方も変わりそうです。

中村さん:
「実家にある古いアルバムには『何歳のころ何々をしていた』みたいに、母や父の字が添えてあって嬉しかったんです。今回のフォトブックの文字は打ち込みですけれど、それでも作る人の目線が、より感じられますね」

▲スマホ全盛期の今ですが「いつか子どもたちが写真を撮る時にも、写真はこうやって手でめくって見られるものなんだよ、という感覚は、残してあげたいものの一つですね」と中村さん。

中村さん:
27枚撮りのフィルムカメラを持って、友達と過ごした時間は青春時代と直結して覚えているんです。今はスマホでメモ代わりのように写真を撮れますが、どこか物足りなさもあります。自分が『何を残したいのか』を見過ごしているというか……。

スマホの中身をフォトブックというかたちにする作業を通すことは、自分の人生を編集するという意味でもあり、『本当は何を大事にしたいのか』に立ち返る機会になるんですね。自分のことなのに知らないことって結構あるなぁ、と思えたりもします」

 

撮ったときより、愛おしくなる

▲富士フイルムのハードカバー製本のフォトブックは、保管するときに嬉しいハードスリーブ付き。持ち運びしやすいソフトカバーや、お手頃価格で楽しめるリングタイプも選べます。

FUJIFILM Prints & Giftsのフォトブックは、レイアウトはスマホからもできるので、撮りためた写真をパソコンなどへ移す手間もなし。「制作は簡単にできました。日々の写真や日記的な文章なら肩に力を入れすぎないで作るくらいがちょうどいいですから、ライトに作れて良かったです」と中村さん。

制作は手軽でも、仕上がりは確かなもの。今回頼んだハードカバー製本は背表紙が入り、ページも分厚く、「めくる」という体験が手からしっかり伝わります。

▲ページがフラットに開くのもポイント。プリント表面に傷がつきづらく、劣化しにくいのも嬉しい。折りに触れて見返したいプレゼントにもぴったりです。

中村さん:
三重に住む義両親は、私がウェブサイトに載せている日記を毎日見に来ているそうなんです(笑)。それくらい孫たち含めて気にかけてくれていることもあって、今回のフォトブックも『子どもたちはこんなこと言ってたなぁ』と喜んでくれて。

わたしの両親は家が近くて子どもたちにもよく会っているぶん、それこそ成長の実感や日々の記憶が、わたしたちと同じように流れていってしまいがち。孫と過ごす時間をあらためて見てみる機会を贈れたと思います。

距離が遠い人にも近い人にも、それから自分にも、写真というかたちを通じて、貴重な “今” という感覚の大切さを捉え直す時間になりました

▲娘さんが “思春期” に突入し、中村さんと衝突することも増えているそう。フォトブックで弟が生まれる前、本人も覚えていない5歳頃の写真を見て「母親と蜜月に過ごしていた時間もあったじゃない、と思ってもらえたかな…」と感じ取れるものへの期待を寄せていました。

 

「いつもありがとう」の言葉に添えて贈りたい

フォトブックを受け取ったご両親は、どんな感想を抱かれたのでしょうか。

中村さん:
「とくに娘の写真は、一緒に過ごした懐かしい時間を思い出したそうです。もともと写真好きで、写真は現像して手に取って見たい気持ちがあったけれど、スマホで撮るようになってからは、それをアルバムにするのも難しいと感じていたようです。

そういった意味でも、このフォトブックはとても喜んでもらえました。いつでも手にとって眺められるところに置いているみたいです」

スマホが世の中に広まるようになって、まだ15年ほど。これまで親しんできた写真との付き合い方ができる一冊は、すんなりと受け取ってもらいやすい、見えない時間をかたちにするプレゼントの方法、ともいえるのかもしれません。

中村さん:
「子どもたちが子どもでいる時期と、両親が元気いっぱいでいてくれる時期が重なっている時間は、もしかしたらとても貴重なのかもしれないとも思いました。

孫の写真がこれほど喜んでもらえたのは、わたしも嬉しかったです。感謝の気持ちや恩返しをたくさんしていきたいですし、これからは両親と子どもたちが一緒に過ごす時間も写真に残して、フォトブックとして定期的にプレゼントできたらいいですね」

 

物語は「日々」のなかに

中村さん:
「写真がデータになったのは、もっと撮りたいものがいっぱいあった昔からすれば夢のような時代かもしれません。でも、それによって変わっていってしまうことが自分にもあったんだと思いました。そこに立ち戻っていく動きは、写真に限らず、暮らし全体にもある気がしていて。

私が生まれた時には当たり前だったようなことやものに、社会のなかで触れてみたら、なんだか息苦しさを感じてしまう。それも東京を離れてみたきっかけの一つでした。離れてみた今になって、もっともっと『手放したいもの』と『立ち戻っていきたいもの』が、自分の中にもたくさんあるのだと感じています」

今回の経験を通して、フォトブックの次回作を考えるなら?と聞いてみると、「歳を重ねていくごとにテーマを決めて取り組んでも面白そう」と中村さん。

中村さん:
「娘が思春期に入って、写真を撮られるのを嫌がるようになってきて。でも、自分自身もそうだったんです。子どもの頃に比べて、この時期の写真はそれほど残っていなくて。この “思春期の家族の時間” をどうやってモノにしていくのかは、日記と並行して、私の中でも取り組んでみたいテーマになりましたね」

フォトブックを贈る、という中村さんの経験をお聞きして、あらためて贈り物のことを考えてみました。時をかたちにすることは、過去から未来までを通じた「息の長さ」が、やっぱり魅力なのだと感じます。

折しも9月19日は敬老の日もやってきます。ときには親しい人にはこんなふうに、過ぎ去った日々さえ味わいになるようなかたちを贈れたらいいな、と思うのでした。

 

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【写真】鍵岡龍門

 

もくじ


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中村暁野

編集者、エッセイスト。一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫、2人の子どもと一緒に山梨と神奈川の県境にある藤野で暮らす。instagramは@kazoku_magazineから。


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