【今夜は、お気楽グラタン】01:ホワイトソースなしで簡単! 「鮭とねぎのとろろグラタン」
編集スタッフ 藤波
チーズがとろり、熱々のグラタンは寒い季節だけのお楽しみ。子どもの頃から大好きだけれど、どうしても手間がかかってしまうのと、カロリーもちょっぴり気になるところ。
なんだか忙しなくて疲れも出てくる年末に、しっかり野菜がとれて、心と身体を温めてくれるグラタンがあったらすごく嬉しいと思いました。
そんなレシピを教えてくださったのは自炊料理家®︎の山口祐加(やまぐち ゆか)さんです。
料理の初心者や苦手な方に向けて、買い物から調理、片付けまで教える「自炊レッスン」を行っている山口さん。ほかにも、シンプルで作りやすいレシピの提案や執筆業など、幅広く活動されています。
料理と聞くと「頑張らないと」「栄養バランスをちゃんとしないと」そんなふうに肩肘を張ってしまう方もいるかと思います。でも、「もっと気軽に手軽に自炊をする人が増えたら」と話す山口さんの提案されているレシピは、どれも飾らず、家庭料理ならではの手触り感があって優しいんです。
今回紹介するグラタンレシピも、どれも簡単で普段の食卓に並べたい味わい。自分の作ったものを美味しいと感じる素朴な気持ちだったり、「自炊ってこんなに気楽でいいんだ」という安心感だったり。
あったかいグラタンを通して、そんなふうに思える方が1人でもいらっしゃったら嬉しいです。
とろっと長芋が、ホワイトソースのかわり
「鮭とねぎのとろろグラタン」
材料(2人分)
塩鮭(甘口)…2切
白ねぎ…1本
酒…大さじ1
有塩バター…20g
長芋…150g
豆乳…大さじ3(牛乳でもOK)
ピザ用チーズ…20g
塩…少々
※無塩バターや生鮭を使用する方は、お好みで塩分を追加してください
作り方
1. 塩鮭と白ねぎは3cm幅に切る。フライパンに塩鮭と白ねぎを入れて、酒をふりかけ蓋をして中火で3分蒸し焼きにする。
▲鮭は切る前に骨をこそげ取っておくと、食べる時に楽です
2. 長芋の皮を剥きボウルの中ですりおろしたら、豆乳を加えて混ぜ合わせる。
山口さん:
「長芋は小さくなってきたらフォークで差してすりおろすと怪我をしません。もうすりおろせないくらい小さな塊になったら、具としてそのまま入れてしまって大丈夫ですよ」
3. フライパンの火を止め、バターを入れて溶かす。ねぎに焼き目をつけたい場合は追加で1〜2分炒める。
▲最初からバターを入れて蒸すと焦げてしまうので、このタイミングで入れるのがポイントです
4. フライパンにおろした長芋(手順2)を加えて軽く混ぜ、塩少々で味を調える。耐熱容器に移してチーズをふりかけ、250度のオーブンで10分焼いたら完成。
山口さん:
「焼き時間はグラタン皿の厚さにもよると思いますが、具材にはほとんど火が通っているので、チーズが溶けて美味しそうな焼き目がつけばOKです。
お皿に盛るときに焼き目がついたネギを上にしておくと、見た目もいいですよ」
山口さん:
「実は、私自身体質的にこってりしたものがあまり得意でないんです。だけど、このグラタンはお腹いっぱいに食べても大丈夫。
とろろを使っているのでグラタンらしいとろっとした食感があり、チーズとバターの香りやコクも程よく楽しめます。
みんな大好きなグラタン、こういうレシピで気軽にデイリーに楽しめたら嬉しいですよね」
マカロニもホワイトソースも使わないグラタン、どんな味なんだろう……と一口食べてみると、びっくり。とろっとしてて、チーズが香ばしくて、これはまさしくグラタンです。
鮭の塩気とねぎのシャキッとした食感が美味しくて、普段の食卓に並べられそうな工程の手軽さもとっても心強いと思いました。
【写真】土田凌
もくじ
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山口祐加
自炊料理家®️、食のライター。1992年生まれ、東京都出身。出版社、食のPR会社を経てフリーランスに。料理初心者に向けた料理レッスン「自炊レッスン」や執筆業、動画配信などを通し、自炊する人を増やすために幅広く活躍中。著書に『楽しくはじめて、続けるための 自炊入門』『ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活』『週3レシピ 家ごはんはこれくらいがちょうどいい。』など。Voicyにて「山口祐加の食べラジオ」を配信中。
Twitter:@yucca88、Instagram:@yucca88
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