【たよれるお粥】04:鍋ひとつで、大満足のお昼ごはん。「きのことトマトのリゾット」
編集スタッフ 藤波
お正月が終わって、新しい一年のはじまり。年末年始のごちそうで疲れ気味の胃腸にやさしくて、じんわり温かいものが食べたいときにぴったりなのがお粥です。
ひとつ覚えればアレンジができて、夜遅くなってしまったときや少し調子が悪いときにとっても心強いお粥のレシピを、スープ作家の有賀薫(ありが かおる)さんに教わっています。
第4話では、お粥を洋風にアレンジした、好きな具材で作れるトマトリゾットをご紹介します。
休日のお昼はこれ一品。食べ応えもしっかりの
「きのことトマトのリゾット」
材料(2人分)
米…3/4合(120g)
ベーコン…50g
ミニトマト…5~8個(100g)
好みのきのこ…100g(今回はエリンギ、しめじ)
にんにく…1片
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/2
水…550ml
作り方
1.ミニトマトはヘタを取り、縦半分に切る。ベーコンは細切りに、エリンギは食べやすい大きさに切る。にんにくはつぶす。
▲今回は使用していませんが、有賀家の冷凍きのこを見せてくれました
有賀さん:
「きのこはそれぞれ香りの成分が少しずつ違うので、何種類か使うとぐっと味わい深くなります。
今回使い残したきのこは食べやすくほぐしてジップロックなどで冷凍しておくと、色々な料理に使えて便利ですよ」
2. 厚手の鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で熱する。香りがたったら中火にして、ベーコン、きのこを入れ炒める。火が通ったらミニトマトを加え、軽くつぶしながらさらに2~3分加熱する。
3. 米を加えて全体を混ぜ合わせる。水と塩を加えて中火で煮立て、一度だけ底から全体をそっと返して火を弱める。蓋はせずそのまま弱火で15~18分炊く。
▲アクは取っても取らなくても大丈夫です
▲黒胡椒と粉チーズをトッピングするとより本格的な味に
有賀さん:
「このリゾットは、他のきのこや玉ねぎ、ソーセージや挽き肉、シーフードを入れてみたりと、なんでもアレンジできてしまいます。具材の組み合わせはパスタソースを想像していただいたらいいかなと。
でも、パスタと違って一つの鍋で完結するところが、ちょっとゆっくりしたい土曜日のお昼ごはんとかにぴったりですよね」
鍋ひとつであっという間にできてしまったトマトリゾット。味付けがほんの少しの塩だけとは思えないくらい、野菜とベーコンの旨味を感じて食べ応えがありました。
有賀さんのスープレシピと同様、今回教わったお粥とリゾットもとびきりシンプルな材料と工程なのに、毎日食べたくなるじんわりとした美味しさ。
少ないお米で満足できるのもありがたく、これからはお粥が我が家の定番メニューになりそうです。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
有賀さんのスープレシピはこちらから
有賀薫
スープ作家。約10年間、毎朝作り続けたスープを土台にシンプルで作りやすいスープのレシピや暮らしに根づく家庭料理の考え方を、雑誌・ウェブなど各種メディアなどで発信。著書は、最新刊『ライフ・スープ くらしが整う、わたしたちの新定番48品』(プレジデント社)のほか、2020年レシピ本大賞入賞の『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)など多数。
note:kaorun、Instagram: @arigakaoru
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