【カレー粉だけのお手軽カレー】01:あさり缶を混ぜるだけ!火を使わない「あさりとレモンの冷やしカレー」
ライター 瀬谷薫子
夏はもちろん、年中いつでも食べたいカレー。献立に悩むたび作りたくなります。
ルーのカレーより軽やかで、スパイスカレーより手軽に。飽きずに日々食べられるような日常のカレーが、カレー粉だけで作れたら理想です。
今回は料理家の長谷川あかりさんに、カレー粉+身近な調味料で作るおうちカレーを教わりました。
所要時間は20分以内。フライパンひとつで作れ、和風洋風エスニックと味の方向性もさまざま。おうちカレーの新しい可能性を感じる4皿です。
1皿目は、暑くてたまらない日にぴったりの「冷やしカレー」。なんと火を使わずに、カレー粉を水で溶かすだけ(!)なのに本格的な味です。
お茶漬けみたいにさらさら頂く
あさり缶の冷やしレモンカレー
材料(2人分)
あさり水煮缶…1缶(130g)
A
カレー粉…小さじ2(4g)
レモン汁…小さじ2
にんにく(すりおろし)…小さじ1/2
塩…小さじ1/2
水…300ml
ごはん…適量(2人分)
【お好みでトッピング野菜】
セロリ…茎の部分1本分(80g)
アボカド…1/2個
生姜…1〜2片
作り方
1.カレースープを作る
Aの調味料をボウルで混ぜ合わせる。
あさり水煮缶の汁を少しずつ加えてよく混ぜたら、あさりと水を加えてさっと混ぜる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。
2.トッピング野菜を準備する
セロリはピーラーで筋をとり、ななめ薄切りにして塩小さじ1/4(分量外)を振り、揉み込んで10分おく。出てきた水気を絞る。
アボカドは食べやすい大きさに、生姜はせん切りにする。
3.盛りつけて、トッピングをのせる
器にごはんをよそい、冷やしておいた1のスープをかける。(カレー粉が沈みやすいのでもう一度混ぜてからかけると良い)
2の野菜をトッピングして、できあがり。
長谷川さん:
「ごはんは冷やご飯でも、温かくても。お好みでどうぞ。
あっさりした味なので、トッピングの野菜が大事なポイントです。
アボカドはあっさりしたカレースープにコクを足してくれるので、おすすめです。生姜とセロリは爽やかさをプラスしてくれます。他に赤玉ねぎやパクチーを加えるのもおすすめです。
好みで追いレモンをしたり、レモンの代わりにライム果汁を使っても。冷やし茶漬けみたいにさらさらと食べてみてください」
「あさり缶って煮汁もおいしいから便利なんです」と長谷川さん。今回もカレー粉を溶いただけなのに、ひと口食べて驚きました。しっかりした魚介出汁の味がして、ただ混ぜただけとは思えない本格的な味わいです。
疲れてくたくた、本当に何もしたくない夜だって、これならできそう。そしておいしい。この夏はあさり缶を常備して、繰り返し作りたいひと皿です。
【写真】濱津和貴
もくじ
長谷川 あかり
料理家、管理栄養士。SNSでのレシピ発信が反響を呼び、雑誌やWEBで幅広くレシピ提案を行う。近著に「いたわりごはん」(KADOKAWA)、「つくりたくなる日々レシピ」(扶桑社)。Instagram:@akari_hasegawa0105 。
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