【シュウマイつくろう】01:これならできる!いちばん手軽な「基本のシュウマイ」
ライター 瀬谷薫子
シュウマイが好きで、デパ地下や駅ナカで見かけるとつい買ってしまいます。
でも、シュウマイと言えば買うもの。餃子は家でも作るのに、包み方やタネ作り、蒸すこともハードルが高くて、手作りは難しいと思っていました。
そんなシュウマイを自宅で気軽に作れたらうれしい。
そこで今回は料理家の今井亮(いまい りょう)さんに、「いちばん手軽」な基本のシュウマイレシピを教えていただきました。はじめてでもできる簡単な包み方で、蒸すのはフライパンで楽ちん。これなら作ろうと思えるおうちシュウマイです。
第1話は、基本のシュウマイ。豚肉の甘みに生姜がほんのり香る、子どもから大人まで食べやすい味です。
包み方から蒸し方までいちばん手軽に!
これが基本の「おうちシュウマイ」
材料(10個分)
豚ひき肉…150g
玉ねぎ…1/4個(50g)
しいたけ…2個
シュウマイの皮…10枚
A
生姜のすりおろし…1/2片分(7g)
片栗粉…大さじ1
しょうゆ…小さじ2
酒…小さじ1
オイスターソース…小さじ1
ごま油…小さじ1
砂糖…小さじ1/2
塩…小さじ1/3
作り方
1.野菜を切る
玉ねぎ、しいたけをそれぞれみじん切りにする。
2.タネを混ぜる
ボウルにひき肉とAを入れ、粘り気が出るまでしっかりこねる。
1をくわえてさらに混ぜる。
今井さん:
「タネは粘り気が出るまで混ぜることで、ぷりっとした食感に仕上がります。玉ねぎとしいたけは後から加えると、潰れずに食感が残ります」
3.包む
皮にタネの1/10の量を、べったりと平らにすりつける。
まな板の上に置き、皮の四角を持ち上げ、側面を円柱状に整えていく。
今井さん:
「まな板に置くと両手が使えるので、力が入れやすくきれいに形を整えられます。蒸すと全体が膨らむので、側面にはしっかりとくびれを作ってあげると、蒸し上がりがきれいです」
4.蒸す
フライパン(26cm)にオーブンシートを大きめに敷き、シュウマイを間をあけて並べる。
オーブンシートの下に水1/2カップを注ぎ、はみ出ているオーブンシートは焦げないよう内側に折り込む。
ふたをして中火にかけ、蒸気がでてきたら弱めの中火にして7~8分、火が通るまで蒸せば、できあがり。
今井さん:
「下味がついているので、そのままでもおいしくいただけます。お好みで酢やからしをつけても。
今回はフライパンで蒸しましたが、せいろや蒸し器を使うとよりふんわりとやわらかく仕上がります。
蒸し上がった状態で冷凍もできるので、多めに作ってストックしておくのもおすすめです」
ひとつあたりのタネの量が思ったより多く、最初は包めるのか不安でしたが、まな板に置く方法で包むと予想以上にかんたん。
しっかりくびれを作ってあげることで、蒸し上がりはスッと形のととのったきれいな状態になりました。
みっちり中身が詰まった、ひとつで満足感のあるシュウマイ。たくさん作ってストックしておけば、忙しいときの頼もしい味方になりそうです。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
今井 亮
京都府京丹後市出身。高校卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、料理家などのアシスタントを経て独立。
テレビ、雑誌、書籍でのレシピ作りの他、料理教室、映画の料理監修なども行う。Instagram:@ryo.imai1931
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