【はじまりのスープ】01:朝の私を助ける、アレンジ自在のスープの素。冷凍保存もできる「ベーコンと野菜の香味ベース」

1日をできるだけ、機嫌よく過ごしたい。
そんな思いから日々の暮らしを振り返ると、気持ちのいい朝を過ごせた日は、その日1日をご機嫌で過ごせることが多いことに気づきました。
そこで大事にしたいなと思ったことのひとつが「朝ごはん」。とはいえ朝は忙しかったり眠かったりで、作れるものも、使える時間も限られています。
どんな朝でもぱっと作れて、一瞬でもほっとひと息つけて、そして気分が上向く。「おかげで今日も1日乗り越えられそうだな」と思える、そんな朝ごはんを食べたい。

そこで浮かんだのが「1日のご機嫌を作る、朝のスープ」。この特集では、食べて眺めて心身ともに温まるスープのレシピを、料理家の黄川田 としえ(きかわだ としえ)さんに教えていただきました。前もって下準備をしておくので、朝にやることはほんの少しだけ。
第1話では、第2〜4話目全てのベースとなる、「ベーコンと野菜の香味ベース」のレシピをご紹介します。夜や休日の空いた時間に作っておけば、あっという間に3種類のスープが作れますよ。
野菜のうまみたっぷりな、スープの素。
冷凍保存も可能な「ベーコンと野菜の香味ベース」

材料(2人分×3)
玉ねぎ…1個(250g)
人参…1本(150g)
セロリ…1本(100g)
ベーコン…4枚
オリーブオイル…大さじ5
塩…小さじ1/2
※野菜は、全て標準サイズのものがおすすめです
作り方
1. 材料を切る

▲細かくなりすぎない程度に、フードプロセッサーを使ってもOKです
野菜はみじん切りに、ベーコンは3mm幅に切る。
黄川田さん:
「野菜は細かく刻むと火の通りがいいですし、甘みが出ます。粗みじん切りくらいだと程よく楽ちんで、食感もよくおすすめです」
2. オリーブオイルと切った材料を鍋に入れ、弱めの中火にかけて混ぜる
▲フライパンを火にかける前にオイルと材料を入れると、焦らずにできて◎

黄川田さん:
「オリーブオイルと材料を、全体的に馴染ませるように混ぜてくださいね」
3. 塩を振り、蓋をして弱火で5分蒸し焼きにする

4. 焦げないようによく混ぜる
▲5分経つとしんなりしてきます
5. 時々蓋をあけて混ぜながら、合計20分蒸し焼きにする

黄川田さん:
「弱火で蒸し焼きにすることで、野菜の甘みを引き出します。5分おきを目安に焦げていないか様子を見ながら、時間や火加減を調整してくださいね」
冷凍庫で2週間保存できます
▲3つに区切ったうち、1つで2人分。一度作ってしまえば、しばらく楽ちんです
こちらのスープの素は、粗熱を取り、ジッパー付きの袋に入れて2週間の冷凍保存が可能。
箸などで1回分ずつ区切っておくと、朝作るときもスムーズに取り出せます。

黄川田さん:
「今回作った香味ベースは、イタリアンで使われる『ソフリット』を簡略化した『野菜のだし』です。
チャーハンやオムレツ、グラタン、ミートソースなど、スープ以外にもいろいろな料理で楽しんでいただけますよ。野菜の甘みやうまみが欲しいときに、ぜひ入れてみてください」
***
ちなみに材料を蒸し焼きにしている時間は手が空くので、様子を見つつ他の調理や洗い物ができるのも、作ってみて気づいた嬉しいポイントでした◎
次回からはいよいよ、この素を使ったスープのレシピをご紹介します。
第2話は、パンにぴったりなトマトのスープです。どうぞお楽しみに。
【写真】土田 凌
もくじ


黄川田 としえ
料理家・フードスタイリスト。雑誌やweb、広告などのメディアでレシピ開発・フードコーディネートなどを手がけるほか、子どもと一緒に作る料理教室や、子どもの心と体の成長をサポートするワークショップ、企業とコラボしたレッスンを不定期で開催する「tottorante」主宰。HP:https://toshiekikawada.com/
Instagram:@tottokikawada
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