【食材3つで、ごちそうを】02:こっくりホワイトソースがとろり。「野菜とホワイトソースのグリル焼き」
編集スタッフ 吉野
いつもより少し、特別なメニューを作ってみたくなる12月。
けれども、慣れない手順やたくさんの材料には戸惑いがち。今年こそはもう少し、「ごちそう」メニューと上手に付き合いたいと思っていました。
自炊料理研究家®️の山口祐加さんに「いつもの食材3つ」で作れるごちそうレシピを教えていただく、今回の特集。
第2話でご紹介するのは、野菜とホワイトソースのグリル焼き。具材が野菜だけとは思えない満足感がポイントです。今回は作ってそのまま食卓へ並べられる、当店オリジナル「オーバル型のグリル調理皿」を使ってみました。
野菜にからむ、濃厚ホワイトソースが◎
冬の食卓を彩る、簡単グリル焼き
材料(2人分 / グリル調理皿Sサイズを使用)
ブロッコリー…1/2個(100g)
エリンギ…1本
トマト…2〜3個
有塩バター…15g
薄力粉…大さじ1
牛乳…200ml(1カップ)
塩…2つまみ
黒こしょう…適量
作り方
1. ブロッコリーとエリンギを食べやすいサイズに切る
山口さん:
「ブロッコリーを切るときのコツは、茎の部分に切り目を入れ、あとは手で割くこと。下から上にプチッと割けます。
穂先まで切り目を入れるとポロポロしてしまうので、茎だけと覚えておいてくださいね」
▲エリンギの大きさはブロッコリーを目安に
2. 電子レンジで1分加熱する
3. 鍋にバターを入れて弱火で熱し、バターが溶けたら薄力粉を入れてよく混ぜ合わせる
山口さん:
「ここでよく練っておくと、だまになりにくいですよ」
4. 牛乳を一気に加え、弱火で混ぜながら、とろみがつくまで加熱する。その後、塩と黒こしょうで味を調える
山口さん:
「ある程度とろみがついたら、塩こしょうで味を調えます。
とろみの目安は、ヘラで鍋底をなぞったときに道ができるくらい。とはいえこのレシピ、ソースが少し硬かったり軟らかかったりしても、ちゃんとおいしくなります。安心して作ってくださいね」
5. ブロッコリーとエリンギを加え、弱火で熱しながらよく混ぜ合わせる
山口さん:
「野菜には味がついていないので、ここでよく混ぜ合わせます。野菜にソースが絡んで、おいしく仕上がりますよ」
6. グリル皿に入れて、半分に切ったトマトをのせる
7. グリルで4〜5分ほど焼き目がつくまで焼く
山口さん:
「お肉やチーズを入れてもおいしいのですが、なくても十分満足感のある味わいになるんですよ。今回の食材以外でも、何を入れてもおいしくなるので、冷蔵庫の中の食材を食べきりたいときにもおすすめのレシピです。
ホワイトソースは冷凍できるので、まとめて作っておけばいつでも使えます」
調理してそのまま食卓に出せる、グリル皿
年末年始はさまざまなイベントがあって楽しい一方、何かと疲れがたまる時期。もう少し手軽に、おいしい料理が作れたら……そんなときに大助かりなアイテムが、グリル調理皿です。
魚焼きグリル、オーブン、レンジ、直火OKの耐熱陶器を使用しているので、調理してそのまま食卓に出せます。オーバル型ですので、盛り付けを難しく考えなくても、ぱぱっと盛るだけでサマになりますよ◎
***
こっくりとしたソースが、野菜に絡んだグリル焼き。具材が野菜だけとは思えない満足感です。
次回は、和風のエッセンスが入った「サルシッチャ」のレシピをご紹介します。
▼今回使用したアイテムはこちら
【写真】衛藤 キヨコ
もくじ
山口 祐加
自炊料理家®️、食のライター。1992年生まれ、東京都出身。出版社、食のPR会社を経てフリーランスに。料理初心者に向けた料理レッスン「自炊レッスン」や執筆業、動画配信などを通し、自炊する人を増やすために幅広く活躍中。著書に『楽しくはじめて、続けるための 自炊入門』『ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活』『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話 』など。Voicyにて「山口祐加の旅と暮らしとごはん」を配信中。
X:@yucca88、Instagram:@yucca88
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