【やさしいお弁当】03:ツナ缶で簡単、お花見気分。さっぱり酢飯が食欲そそる「ツナちらし寿司弁当」
編集スタッフ 吉野
身体やお財布のためにも「お弁当生活を始めたい」。ささやかでも自分で作ったお弁当の包みを開けて、お昼の時間を楽しめたら。
そうたびたび想いを馳せるものの、ハードルが高くなかなか重い腰が上がりませんでした。
今回、料理家のスズキエミさんが提案してくださったのは、フライパンひとつで作れて、常備菜も使わない、3品で作るお弁当。献立の基本は「卵・肉または魚・野菜」です。
第3話でご紹介するのは、「ツナちらし寿司弁当」。ほろほろ炒り卵は、フォークを使って朝でもぱぱっと、簡単に作れますよ。
さっぱり酢飯で、お箸が進む。
彩り鮮やかな「ツナちらし寿司弁当」
材料(1人分)
ごはん…1膳分
ツナ…40g(水煮または油、どちらでも可)
卵…1個
絹さや…8枚
a:すし酢
米酢…小さじ2
砂糖…小さじ1/2
塩…ひとつまみ
b
砂糖…小さじ1
塩…ひとつまみ
水…大さじ1/2
作り方
1. よく混ぜ合わせたaをごはんに2回に分けて入れ、馴染ませておく。ツナの水気を切る
スズキさん:
「お寿司はごはんの粘りを出さないことが大切。ごはんは温かい状態だと粘りが強く出るので、平らにして水分を飛ばしつつ冷ましていきます。
湯気と一緒に酸味もとんでしまうので、すし酢は2回に分けて入れてくださいね。少し冷めてからもう一度入れることで、程よく酸味が残ります」
▲すし酢を入れたあと、白ごまを混ぜ込むとさらにおいしく
2. 筋を取った絹さやをさっと茹で、千切りにする
3. bをよく馴染ませ、卵を割り入れ混ぜ合わせる
スズキさん:
「炒り卵は味にムラができるのを防ぐため、卵と混ぜ合わせる前に調味料のみを水に溶かします。
水を加えることで、柔らかく仕上がっておいしさもアップ。第1話でご紹介した卵焼きと同じですね」
4. 熱したフライパンに手順3の卵液を入れ、中火で炒り卵を作る
スズキさん:
「フライパンに卵を落としたら、まずは熱が通り切る前にお箸でぐるぐるっと混ぜます。
ある程度卵が固まってきたら火を止め、フォークで卵を潰すと、ほろほろ炒り卵の完成です」
5. お弁当箱にごはんを詰める。その上にツナ、炒り卵、絹さやの順に全体に散らしながらのせたら完成
スズキさん:
「ツナに塩気を足したいときは、おしょうゆやマヨネーズと和えてからのせてもいいですね」
スズキさん:
「盛り付けは、ツナ→炒り卵→絹さやの順に。こうすることで、ツナの味が酢飯に染み込みやすく、卵や絹さやの彩りがきれいに映えますよ」
***
さっぱりとした、程よい酸味の酢飯が食欲をそそります。もう少し暖かくなったら、このお弁当を持ってお花見したいな、と思わず想像が膨らみました。
次回はスープジャーを活用した、トマトクリームパスタのレシピをご紹介します。
【写真】井手 勇貴
もくじ
スズキエミ
料理家。料理教室「暦ごはんの会」、オンライン料理教室「一汁一菜暦ごはん」主宰。夫と小学生の息子との3人暮らし。素材の持ち味を生かし、日本の季節を身近に感じられるようなごはん作りを、書籍や雑誌などで提案している。Instgram:@suzukiemi.gohan
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