【はじめての韓国おかず】01:あと1品にぴったり。いろんな野菜で作れる「塩ナムル」
ライター 瀬谷薫子
マンネリしがちな日々のおかず作り。そんな中で最近気になるのが、韓国のおかず。
「韓国料理」と聞くとイメージするのは、コチュジャンや味噌を使った辛くてしっかり濃いめの味。でも、じつは日常のおかずは、塩やしょうゆをシンプルに効かせた、やさしい味のものが多いそうなんです。
そこで今回は料理家の程塚裕子(ほどつか ゆうこ)さんに、手軽な韓国の家庭料理を教わりました。どれも作りやすく、ちょっと目新しい取り合わせ。献立に加えたら、食卓が新鮮に変わるはずです。
「さっと火通し」がおいしさのひみつ
シャキシャキ食感がくせになる、2種の「塩ナムル」
材料(2人分)
◎にんじんのナムル
にんじん…1本(せん切りにする)
油(太白ごま油、米油、サラダ油など風味の強くないもの)…小さじ2
にんにく…1/2片(すりおろす)
ごま油…小さじ2
塩…ひとつまみ(1g程度)
砂糖…お好みで適量
白ごま…適量(仕上げ)
◎じゃがいもとズッキーニのナムル
じゃがいも…2個(せん切りにする)
ズッキーニ…1/2本(せん切りにして塩少々をふる)
にんにく…1/2片(すりおろす)
ごま油…小さじ2
塩…ひとつまみ(1g程度)
白ごま…適量(仕上げ)
作り方
◎にんじんのナムル
1.にんじんに太白ごま油を回しかけ、全体になじむようにあえてから、フライパンに入れて中火で炒める。
2.少ししんなりして全体にツヤがでたら火を止め、ボウルに移す。熱いうちににんにく、ごま油、塩、砂糖少々をふりかけて全体をあえる。(砂糖はお好みで、にんじんの甘みがしっかりあればなくてもOK)
程塚さん:
「先ににんじんにあえる油は、風味の強くない油がおすすめです。火をつける前に全体に油をなじませておくことで、ムラなく炒めあがります。
仕上げのごま油は香りづけのためなので、コクのあるごま油がいいですよ」
◎じゃがいもとズッキーニのナムル
1.じゃがいもとズッキーニは小鍋に入れ、かぶるくらいの水、塩ひとつまみともに中火にかける。沸騰してから1分ゆで、ざるにあげる。
2.水気を切ったらボウルに移し、にんにく、ごま油、塩少々をふりかけて全体をあえる。
程塚さん:
「ナムルは、料理の箸休めとして食卓に並ぶ定番の小鉢。青菜や大根、きのこなど、季節にあわせていろいろな野菜で作ります。にんじんのナムルのように炒めて作るとコクが出て、じゃがいものナムルのように茹でてつくるとさっぱりした仕上がりに。
あまり火を通しすぎずシャキシャキした食感を残すとおいしいですよ。
塩味がついているのでごはんとの相性もよく、韓国の海苔巻き(キンパ)やビビンパの具材にも使われます。
仕上げにごまをふったり、お酢を足してさっぱりさせても。冷蔵庫で数日はもつので、常備菜として、お弁当のすきまにちょっと入れるだけでも彩りが加わります。塩の分量はお好みで加減して。
季節の野菜で楽しんでみてください」
ナムルというとしっかりごま油の効いた、こってりした味をイメージしていましたが、これは思った以上に軽やか。塩味も強すぎず、野菜の味をしっかり感じられて、食べ疲れない、サラダのように軽やかでした。
好きな野菜で手軽に作れて、ごま油の風味のおかげで食べごたえもじゅうぶん。あと1品欲しいときにちょうどい一品です。
【写真】吉森慎之介
もくじ
程塚裕子
株式会社サザビーリーグにて、アフタヌーンティー ティールームの商品・メニュー開発に長年携わった後に独立。企業のレシピ制作やフードコーディネート、カフェのプランニングやメニュー開発などに携わる。料理教室「hodo食堂」を開催し、韓国料理をはじめ多国籍の料理を提案している。instagram: fukuro0216
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