【今夜はおでん】01:いつもの味にマンネリしたら。やさしい味わい「鶏手羽と根菜の塩おでん」
ライター 瀬谷薫子
おでんは冬の小さな幸せ。味の染みた大根に、ほくほく茹で卵。やさしいだしの味は頑張った一日をねぎらうようなご褒美です。
冬の間、飽きずに楽しめるちょっと新しいおでんを、今回は料理家の夏井景子(なつい けいこ)さんに教わりました。全4話でお届けしていきます。
スープまで飲み干したい、滋味
鶏手羽と根菜の塩おでん
材料(2人分)
A
水…700ml
酒…100ml
塩…小さじ1/3
昆布…5cm
大根…1/2本
卵…2個
鶏手羽先…6本
里芋…300g
ごぼう…1本
さつま揚げ…2枚
作り方
1.下ごしらえ
大根は3cm幅の輪切りにし、皮を厚めに剥いて、表面に味が染みやすいよう十字の切れ込みを入れる。ごぼうは4cm長さで縦半分に切り、水にさっとさらす。
▲大根は皮から3〜5mmくらい内側に薄く線が見えます。これが筋で、刃を入れることで口当たりがよく柔らかく仕上がります
鶏手羽先は関節を切り、身の厚い方の皮面と裏面に切り込みを入れ、味を染み込みやすくする。
2.下茹で
鍋にたっぷりの水と1の大根を入れて強火にかけ、沸いたら中弱火で15分以上柔らかくなるまで茹でる。
皮を剥いた里芋も同様に15分、柔らかくなるまで茹でる。
卵も水から茹で、沸いたら弱火にして10分茹で、殻を剥く。
3.煮込み
鍋にAと1の手羽先とごぼう、2の大根をいれて強火にかけ、沸いたら中弱火にして15分煮る。
卵と里芋、さつまあげを加えて、さらに15分煮たらできあがり。
一度冷ましてから、食べるときにもう一度温め直すと、味が染みておいしい。
夏井さん:
「素材の味をスープにじっくり染み込ませたいものを先に、煮崩れやすい具材を後に、2段階に分けて煮込んでいくと、具材の頃合いがよく仕上がります。
味付けは塩だけ。シンプルな分、具材の味がしっかり感じられるおでんです。実は、ごぼうがポイント。だしが出てスープ全体の旨みが増します」
下茹でをしておくことでしっかり味が染み、全体の煮込み時間は30分でもしっかり味の染みたおでんに。
ピリッとしたゆず胡椒をつけるとアクセントになり、また違う味わいが楽しめます。
甘塩っぱいいつものおでんもいいですが、たまにはこんな味付けも。やさしい塩味は日常にやさしく寄り添ってくれそうです。
【写真】濱津和貴
もくじ
夏井景子
料理研究家・フードコーディネーター。二子玉川で料理教室を主宰しながら、雑誌やメディアでのレシピ提供、ドラマの料理監修など幅広く手掛ける。instagram:@natsuikeiko
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