北欧スウェーデン 自立と支え合いが絶妙なバランスのある若いカップルの家(Vol.02)

店長 佐藤

■Vol.02  ええ〜っ!賃貸しかも学生用のアパートで、この設備ですか?


さて、いよいよシモンさんとジュンコさんが暮らすアパートの室内に突入です!

玄関に日本のような靴を脱ぎ履きするための段差はありません。そのままの床高で室内へと続いています。
玄関のドアを開けると、無造作に床に靴が並び、壁のフックには外出時に寒さをしのぐための
コートが掛けられています。
その「無造作感」にさえ、どこかカッコよさを感じてしまいました。

その「無造作空間」で一応 靴とコートを脱ぎ、室内へとお邪魔しました。


まずダイニングキッチンに通されました。
賃貸、しかも学生専用のアパートであるにもかかわらず、このキッチン!この設備です!
冷蔵庫も造りつけ。シンクの下にはゴミを分別するためのダストボックスまで収納されています。

この設備の充実ぶりにはため息がとまらず、
「もう、こうなったら冷蔵庫のなかまで見せてもらっちゃいます!」と私。まったくドサクサに紛れるとはこのことです(笑)。


スウェーデン人のシモンさんと、日本人のジュンコさんの食事情がうまくミックスされた冷蔵庫内。
カルピスやら、ちぢみの素があったり…冷蔵庫のなかは多国籍。

リビングのインテリアも、二人の好みや文化がうまくミックスされたスタイル。リビングの一部に畳が
敷かれていて、のんびり寛げる空間が作られています。

さてさて、一番興味深々だったのは、ジュンコさんのアトリエ(ジュンコさんはファッションデザイナー)
を兼ねた広〜いベッドルームです。

この部屋に通された時はなぜかワクワクしました。
天井まで届きそうな高い本棚にぎっしり詰まった日本語、ドイツ語、スウェーデン語の書籍。
大きなアトリエテーブルの上に広げられている製作途中の布や資料たち。



やはり、人が何かに向かう場所からはエネルギーを感じます。
ここはジュンコさんが洋服作りに没頭する場所。ジュンコさんは別にアトリエも借りていますが、
家にいる時はこの空間で一人もくもくと作業されているのだと思います。

人が真摯にモノ作りに向き合う場所というのは、それだけで素敵に見えてしまうから不思議です。

私以外にも何人かのメンバーでお邪魔したのですが、
どのメンバーも不思議なことに共通して、この部屋が一番よかったと言っていました。
何か伝え受けるものがあったのだろうと思います。

どんどん調子に乗った私はバスルームまで見せてもらってしまいました。


スウェーデンのアパートやホテルの大半にバスタブはありません。
日本人の感覚からすると湯船に浸からないと疲れが取れないし、あったまらないと思ってしまいますが、
スウェーデン人はそうでもないようです。

シモンさんとジュンコさんのアパートもシャワーのみでした。
でもセントラルヒーティングシステムのおかげで、バスルーム内は床までポカポカしています。

「あれっ?洗濯機ないですね」

「アパート住人みんなで使える予約制のランドリールームがあるんですよ」とジュンコさん。
「よかったらそちらも案内しましょうか?」

「ぜひぜひ!!」と、すかさず私。


このランドリールームは使用する日時を予約して、住人みんなで使うというシステム。
予約時間を間違えたり、忘れてしまったりすると、洗濯物がたまってしまって大変なのだそう。

スウェーデンのアパートには、このようなランドリールームが完備されているところが多いのだそうです。

ということは??
冷蔵庫やら、洗濯機やら・・・大きな家電製品をいちいち買い揃えたり、引越しの度に買い換えたりしなくて
いいっていうことですね。

何から何まで、至れり尽くせりで驚きでした。

この新築アパートに入居できたのは、お二人にとっても非常にラッキーな出来事だったことでしょう!

シモンさんとジュンコさんは、とても仲良しです。
面白いのはお二人がドイツ語でコミュニケーションをとっていること。
シモンさんとジュンコさん お互いがドイツに留学していた時代に知り合ったのだそうです。
その頃のジュンコさんは英語よりドイツ語のほうがペラペラで、スウェーデン人であるシモンさんと
コミュニケーションをとるにはドイツ語が一番よかったそうです。

お互いに目指すべきものをしっかりと持っていて、それに向かって地道に勉強したり行動を起こしたり
新しい人と繋がっていったりしている・・・それぞれが自分の道と考えを持っていて自立していながらも、
しっかりとお互いが寄り添っている雰囲気もあります。
自立と支え合いのバランスが本当に絶妙な、気さくで素敵なカップルです!

こういう取材の機会がなければ一生知り合うことがなかったであろう、お二人。

アパートにお邪魔させていただいた嬉しさ以上に、ストックホルムに友達の輪が広がったような
嬉しさを噛み締めた私でした。

(実は、ジュンコさんが別に借りているアトリエにもお邪魔しました。他のデザイナー達とシェアして
使っているというアトリエもとても素敵な空間でした。そちらはまた後日談で公開しますので、続きをお楽しみに!)


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