特集|フィットする暮らしのつくり方vol.03 平井かずみさん編 第1話『花のある暮らしの景色 その1』

編集スタッフ 齋藤

本日より
自分らしく心地いい暮らしをつくっておられる方
を取材し、お客さまにお届けするコンテンツ
『フィットする暮らしのつくり方vol.03』
公開させていただきます!

これまで柳沢小実さん石井佳苗さん
暮らしを自分らしく楽しんでいらっしゃる方を
ご紹介してきましたが、毎回
大変多くの嬉しい反響をいただいてきました。

vol.03となる今回は、
またがらりと違った魅力たっぷりのお家を
お届けさせていただきますよ。
キーワードは、“日常のお花”です。

このコンテンツを通して、
お客さまにとって心地よいと感じられる
暮らしのヒントを見つけていただけたら
とても嬉しく思います。
どうぞ、楽しんでご覧くださいね!

ご登場いただくのは、
フラワースタイリストのこの方です。

私たち、平井かずみさんのお宅を訪ねました。

今回フィットする暮らしのつくり方シリーズに
登場していただくのは、
フラワースタイリストの平井かずみさんです。

平井さんはご主人とともに開いた
「café イカニカ」を拠点に
お花の教室を定期的に開催しながら
雑誌の連載やイベント、ラジオ番組など
多方面で活躍されています。

今年の3月には、
著書『花のしつらい、暮らしの景色』が
発売されており、本屋さんで見たことのある
お客さまも多いかもしれませんね!

平井さんの本に共通して流れているのは、
ページをめくるたびに元気が出て
『これなら私も真似できる!』
『お花ってこんな簡単に取り入れられるんだ』
という驚きと安心感、な気がします。

取材へは私と、撮影担当の安田の
二人で伺いましたよ!

平井さんのお家には
著書を読みながら感じていた、
『日常とお花が寄り添っていく』ような
シンプルでハッとするアイデアが
随所にちりばめられていました。

もう、その様子を早くお客さまに
お届けしたい気持ちでいっぱいです!

今回は、フラワースタイリストである
平井さんに“お花を活けるコツ”も
伝授していただきました。
当店でもよく選ばれている北欧の器や
平井さんのお家の器を使って、とっても
簡単に素敵なお花を活けてくださいました。
こちらの様子は第3話でお届けしますので、
楽しみにしていてくださいね。

さて。こちらの特集は、

第1話:花のある暮らしの景色 その1
第2話:花のある暮らしの景色 その2
第3話:器にお花を活けるコツ
第4話:お庭とベランダと、ものえらび

の4日間の連載形式でお届けします。

本日の更新では、
お花のお話を伺いながら
リビング・ダイニングへ進みます。

それでは一緒に楽しく訪ねていきましょう!

花は、いつも身近にある。

齋藤:
「わたしもお花が大好きで、
お家にいつも花があったらと思っているん
ですが、なかなかいつもという訳には
いかないんですよね。」

平井さん(以下敬称略):
「齋藤さん、大丈夫!
花を暮らしに取り入れるって、
難しいことではないんです。

常にお花を活けなくても、
毎日の通勤やお買い物で通る道で
“夏になって葉の緑が濃くなってきた”
“キンモクセイの香りがするなぁ”とか
気付けることってあるんですよね。
そうやって、日々の暮らしの中で
花や緑を取り入れることが
出来るんですよ。

この“季節の変化に気付くこと”は
私自身とても大切にしていて、
ぜひお伝えしたいことなんです。」

“花を暮らしに取り入れる”って、
家にお花を活けるだけではないんですね。

その言葉を最初に聞いたことで、
グッとお花が身近になりました。
そしてこの言葉は、平井さんの
お家の中でもいろいろな場所から
感じ取ることができましたよ。

肩の力をフッと抜いて
読み進めていただけたらと思います。

家の中心はリビングダイニング

ストーリーのある家具えらび

このお家に暮らし始めて12-3年という平井さん。
分譲住宅の設計初期から家づくりに関われた為、
ハウスメーカーさんにお願いして平井さん
自ら、あちこちサンプルを探しまわり
要望を伝えていったそう。

リビングダイニングのある2階は
天井も抜かれて梁が見え、
風も抜けて気持ちのいい空間!
普段はここに居ることが多いんだそう。

お気に入りの古道具屋さんなどで
ふと見つけることが多いという
平井さんのお家の家具は、国や年代も様々。
10年、20年と使い込んでいるものや
ご実家から譲り受けた家具もあるそうです。

平井:
「ストーリーを感じる家具が好きで。
古道具もそうですが、自分たちで
じっくりと使いこんでいくのも好きですね。」

ソファーの裏側にはお気に入りの本を並べて

安田:
「このソファー裏のスペース、いいですね!」

平井:
「ソファの裏側って、ちょっと寂しいですよね。
うちの場合は階段を上がってくると
ソファの後ろ姿が丸見えになってしまっていて。
それを和らげるために、ベンチを置いて
その上には本を並べているんです。」

安田:
「すごい納得です。私の家でも
ソファの裏側がダイニングに向いていて、
どうにかならないかな?
と悩んでいた部分だったので、、。
早速参考にさせていただきます!」

ダイニングでは、食事を楽しむことが一番

庭から摘んできた『水無月』をさくさく
お手入れする平井さん。
それをガラスの大きなジャーにゆったりと
活けて食器棚の上へポン。

齋藤:
「茎のしなりがきれい!
こんな風に数本挿すと
余白ができて素敵なんですね。」

平井:
「咲いていたときのことを思い出しながらね、
元々太陽に向いていた一番きれいな
角度でスーッとさすのがいいんです。
それと、こういうジャーに活けるときは
隣にひっそり蓋も置くと引き締まりますよ。」

平井さんは、ダイニングには白やグリーンの
花を中心に活けることが多いそう。
花が主役ではなくて、
“食事を楽しむ”のが一番!という平井さん。
そうすることで、花が日常に
自然に溶け込んでいくんですね。

花のある暮らしの小さな景色

リビングの一角の壁には、こんなリースが。

平井:
「これはスモークツリーとアジサイのリース。
ここはカレンダーの定位置なのですが、
季節に合ったリースをいつも掛けています。
だんだんとドライになっていく様子も
楽しいんですよ。」

カレンダーって、シンプルなほど
季節を感じ取ることが難しいなぁと
思っていましたが、こんなしつらえの
方法があったんですね。

空間を見渡せる、お客さま参加型のキッチン

自分もお客さまも分かりやすいこと

平井:
「お客さまを呼ぶのが大好きなんです。
でもね、こちらで全部おもてなしをする!
というのではなくて、来られたお客さまも
自然に手伝ってもらって、一緒に気軽に
楽しみたいなぁと思っていて。」

そのために、物は分かりやすく収納し、
食器類も出し入れしやすく、
帰る場所が明確になることを
心がけているんだそう。
(食器棚については明日の更新で
詳しくご紹介しますよ。)

こちらは平井さんが付けたという
キッチンアイテム用の収納スペース。
木の棒はなんと河原で見つけたものだそう。
ぴったり馴染んでいますね!

外の景色をとりこむ

2階にあるベランダには、ハーブがたくさん。
そこから何本か摘んでは
料理に使うことも多いという平井さん。

小瓶にハーブが挿さった様子は
さりげなくてとっても愛らしいですね。

平井:
「使わず余ったハーブは
こんな風にキッチンの出窓に置くことが
多いですね。簡単なことですが、
外の景色がすっと家に入ってくれるんです。」

キッチンのタイルは白の中に
1本黒いタイルでラインが引かれています。
これだけでキュッと空間が引き締まりますね。

また、さきほどのハーブはこんなところにも!
石けんの上にちょこんとハーブが
のっているのが分かりますか?

平井:
「手を洗うときに、ハーブも一緒にもみ込むと
ほんのりいい香りがするんです。
これ、おすすめですよー♪」

齋藤:
「わ〜、我が家ですぐに試したいです!」

ちなみに、左下の卵の殻は
底まで手が届きにくいグラスや花瓶を
掃除したい時に使うもの。
殻を砕いて入れシェイクすると
きれいになるんだそう!

コンロの上には、
ご飯をあたため直したりする時に使う
中華街で購入された蒸篭(セイロ)が。
隣のケトルと共にいい風合いを出していますね。

そしてやっぱり、その向こうにある
窓辺のハーブが少し見えるだけで
ぐんと気持ちを清々しくして
くれるように思います。

気持ちの良いリビングダイニングに、
お客さまを呼ぶのが大好きな
平井さんの工夫が詰まったキッチン。

お散歩や普段の暮らしから
目に入ってくる“季節の変化”を
大切にした視点は、
ハーブをキッチンに取り入れたり
数本を茎のカーブに任せて活けるような
自然な花との関わりに繋がっているように
感じました。

花を暮らしに取り入れるって、
もしかしたら私たちが考えているより
もっともっと手が届きやすい、
身近なしつらいなのかもしれません。

さて、明日は
『花のある暮らしの景色 その2』として
玄関やサニタリー、そして平井さんの
お家の柱とも言えるような
食器棚をじっくりお届けしたいと思います。

どうぞお楽しみに!

 

・平井かずみさんの著書の一部はこちら。 ↓↓↓

4860673786 花のしつらい、暮らしの景色 (天然生活ブックス)
平井 かずみ
地球丸 2013-03
4309273106 季節を愉しむリースづくり
平井 かずみ
河出書房新社 2012-03-24
4123903355 明日が美しくなる、暮らしのヒント - 生活美人 (MARBLE BOOKS)
平井 かずみ
中央公論新社 2012-04-26

————————————————————————————————-

もくじ

第1話「花のある暮らしの景色 その1」
(8月5日更新)

第2話「花のある暮らしの景色 その2」
(8月6日更新)

第3話「器に花を活けるコツ」
(8月7日更新)

第4話「お庭とベランダ、愛用道具」
(8月8日更新)


感想を送る

本日の編集部recommends!

小さな不調のケアに
手間なくハーブを取り入れられる、天然エッセンシャルオイル配合の「バスソルト」を使ってみました【SPONSORED】

【11/26(火)10:00AMまで】ニットフェア開催中です!
ベストやプリーツスカートなど、人気アイテムが対象に。ぜひこの機会をご利用ください♩

お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。

【動画】北欧をひとさじ・秋
照明ひとつでムード高まる。森百合子さんの、おうち時間を豊かにする習慣(後編)

LIFESTYLEカテゴリの最新一覧

公式SNS
  • 読みものの画像
  • 最新記事の画像
  • 特集一覧の画像
  • コラム一覧の画像
  • お買いものの画像
  • 新入荷・再入荷の画像
  • ギフトの画像
  • 在庫限りの画像
  • 送料無料の画像
  • 横ラインの画像
  • ファッションの画像
  • ファッション小物の画像
  • インテリアの画像
  • 食器・カトラリーの画像
  • キッチンの画像
  • 生活日用品の画像
  • かご・収納の画像
  • コスメの画像
  • ステーショナリーの画像
  • キッズの画像
  • その他の画像
  • お問合せの画像
  • 配送料金の画像