MDチームのしごと「商品と向きあう日々」前編
お客様係 桑原
「暮らしも仕事。仕事も暮らし。」は、
北欧、暮らしの道具店を運営する
クラシコムという会社、そして
この会社で働くスタッフの想いを
少しずつお伝えしています。
今回は“MDチームのしごと”
についてお届けします!
バイヤー安田と
お店の進むべく方向性を決める
という面でMDにも関わっている、
店長・佐藤に集まってもらい、
改めて毎日のしごとのこと、
商品と向き合う想いを
語ってもらう場をつくりました。
商品についての想いを語る場が
今まであまりなかったこともあり、
お客さまはどんなことが知りたいだろう?
と、わたし桑原が考えをめぐらせて、
質問をしてみました!
MDチームのしごととは?
MDとはマーチャンダイジングの略で、
一般的には、消費者の欲求・要求に
適う商品を、適切な数量、適切な価格、
適切なタイミング等で提供するための
企業活動のことを意味します。
MDチームは、
たくさんのアイテムの中から
当店で紹介する商品を選び、
お取引先の方とコンタクトをとり、
商品の発注から在庫管理まで
すべて担当しています。
商品の魅力がお客さまにも
ちゃんと伝わるように、
商品ページを作成する編集チームへ
なぜこの商品を選んだのか?
商品の魅力を伝えることも、
大切なしごとのひとつです。
あたらしい商品との出会いをもとめて
長野県や石川県など、すこし遠出をする
機会も最近では増えてきました。
商品を選ぶときに
大事にしていることは何ですか?
“大人っぽさと乙女っぽさ”
バランスを意識しています。
安田:
たとえば、価格と質のバランス。
手の届く価格かどうか?
その上で、質もよく長く使いたい
と思えるようなアイテムか?
いろんな方向のバランスは、
常に意識しています。
「カッコいい」と「かわいい」のバランス、
「大人っぽさ」と「乙女っぽさ」の
バランスが絶妙なこと。
ひとつのものに異なる表情が見えるもの。
私自身もメンズライクなテイストが好みなので、
シンプルなものを選ぶ傾向にあるけれど、
カッコいい中にもどこか可愛らしさや
女性らしさを感じられるものが好きです。
様々なアイテムを組み合わせたときに、
それぞれのお客さまが暮らしを編集しやすいか?
ということも常に意識しています。
愛し続けられる実用性のある道具。
佐藤:
当店は『暮らしの道具店』という
店名がついていることもあり、
暮らしの道具としてちゃんと使える、
愛し続けられる実用性があるものか?
というポイントは意識して
セレクトしてもらっています。
ただ「実用性」が一見ないように見えて
生活を潤してくれるものもあります。
目にとまる度に心を和ませてくれる
オブジェのようなものだったり、
壁に飾るポスターだったり。
「なんて素敵なんだろう」と日々思えるものが
身近にあることは、間接的に別のところで
実用や効率を生んでくれることを
わたし自身も自分の暮らしの中で
体感することが多いんです。
直接的に「道具」という用途がないものでも
自分たちのそばに置いておきたいなあと
強く思うものは積極的に扱うようにしています。
信じてうたがわない部分
佐藤:
わたし個人の立場から言えば
バイヤーである安田が「これを扱いたい」と
本気で思っているものを
扱いたいという思いもあります。
部下思いの上司みたいで
気持ち悪いかもしれませんが、
全然そんな理由からじゃなくって
それくらいに自分の感覚以上に
安田の感覚に信頼を置いているからです。
わたしが安田の入社当初から
信じて疑わないところがひとつあって
それは、相手が誰であろうと
自分が「いい」と思わないときは「いい」と
ノリで言ってしまわないということ。
「いい」と思わないときは
「よくない」とは性格上言わないんですが
必ず黙るのが安田なんです(笑)
バイヤー安田はストイック?
佐藤:
さらに、安田の家は自他ともに認める
モノの少なさ。
食器棚だって、ガラガラなんです。
モノが少ないのが好きなのかと思っていたら
本人としては、ガラガラなのが悩みで
もっと増やしたいのだとか。
でも、「増やしたいと思えるものが
ないんですよ、店長」、と。
自分のアンテナでキャッチして
心から「いい」と思わないと
絶対に気軽に買い物をしないという安田。
わたし自身にはそこまでのストイックさはないので
安田が「いい」と思っているなら
本当にいいんだろうなと自然と思えます。
(商品についての2人の議論がオフィスの中でもよく聞こえてきます。)
特に、思い出深い商品は何ですか?
はじめての和食器「九谷焼」
安田:
お取扱いしてきた商品は、
どれも思い出ぶかいのですが、
ひとつ挙げるとしたら、
九谷焼の和食器かもしれません。
当店で初めての和の器ということもあり、
お客さまに受け入れていただけるのか
とてもドキドキしたことを覚えています。
発売にあたり、
打ち合わせと工房取材を兼ねて、
店長とふたりで石川県まで
出張に行ったことも思い出ぶかいです。
泊まりで出張に行くのは初めてでしたし、
工房を見学させていただいたいたり
作家さんとお話をさせていただいたことは
とても勉強になるいい機会でした。
そして、店長との珍道中も忘れられません!
宿泊したホテルの部屋で夜遅くまで、
恋愛話やら人生話をしました。
しかもお供は缶ジュース!笑
(石川まで出張に出かけた時、東茶屋街での1枚)
もくじ
MDチームのしごと「商品と向きあう日々」前編
MDチームのしごと「商品と向きあう日々」後編
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