MDチームのしごと「商品と向きあう日々」前編

お客様係 桑原

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「暮らしも仕事。仕事も暮らし。」は、
北欧、暮らしの道具店を運営する
クラシコムという会社、そして
この会社で働くスタッフの想いを
少しずつお伝えしています。

今回は“MDチームのしごと”
についてお届けします!

バイヤー安田と
お店の進むべく方向性を決める
という面でMDにも関わっている、
店長・佐藤に集まってもらい、
改めて毎日のしごとのこと、
商品と向き合う想いを
語ってもらう場をつくりました。

商品についての想いを語る場が
今まであまりなかったこともあり、
お客さまはどんなことが知りたいだろう?
と、わたし桑原が考えをめぐらせて、
質問をしてみました!

DSC_0010_re

MDチームのしごととは?

MDとはマーチャンダイジングの略で、
一般的には、消費者の欲求・要求に
適う商品を、適切な数量、適切な価格、
適切なタイミング等で提供するための
企業活動のことを意味します。

MDチームは、
たくさんのアイテムの中から
当店で紹介する商品を選び、
お取引先の方とコンタクトをとり、
商品の発注から在庫管理まで
すべて担当しています。

商品の魅力がお客さまにも
ちゃんと伝わるように、
商品ページを作成する編集チームへ
なぜこの商品を選んだのか?
商品の魅力を伝えることも、
大切なしごとのひとつです。

あたらしい商品との出会いをもとめて
長野県や石川県など、すこし遠出をする
機会も最近では増えてきました。

◎DSC_0066_re

商品を選ぶときに
大事にしていることは何ですか?

◎DSC_0062_re

“大人っぽさと乙女っぽさ”
バランスを意識しています。

安田:
たとえば、価格と質のバランス。
手の届く価格かどうか?
その上で、質もよく長く使いたい
と思えるようなアイテムか?

いろんな方向のバランスは、
常に意識しています。

「カッコいい」と「かわいい」のバランス、
「大人っぽさ」と「乙女っぽさ」の
バランスが絶妙なこと。
ひとつのものに異なる表情が見えるもの。

☆DSC_0024_re

私自身もメンズライクなテイストが好みなので、
シンプルなものを選ぶ傾向にあるけれど、
カッコいい中にもどこか可愛らしさや
女性らしさを感じられるものが好きです。

様々なアイテムを組み合わせたときに、
それぞれのお客さまが暮らしを編集しやすいか?
ということも常に意識しています。

愛し続けられる実用性のある道具。

佐藤:
当店は『暮らしの道具店』という
店名がついていることもあり、
暮らしの道具としてちゃんと使える、
愛し続けられる実用性があるものか?
というポイントは意識して
セレクトしてもらっています。

☆DSC_0034_re

ただ「実用性」が一見ないように見えて
生活を潤してくれるものもあります。

目にとまる度に心を和ませてくれる
オブジェのようなものだったり、
壁に飾るポスターだったり。

「なんて素敵なんだろう」と日々思えるものが
身近にあることは、間接的に別のところで
実用や効率を生んでくれることを
わたし自身も自分の暮らしの中で
体感することが多いんです。

直接的に「道具」という用途がないものでも
自分たちのそばに置いておきたいなあと
強く思うものは積極的に扱うようにしています。

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信じてうたがわない部分

佐藤:
わたし個人の立場から言えば
バイヤーである安田が「これを扱いたい」と
本気で思っているものを
扱いたいという思いもあります。

部下思いの上司みたいで
気持ち悪いかもしれませんが、
全然そんな理由からじゃなくって
それくらいに自分の感覚以上に
安田の感覚に信頼を置いているからです。

わたしが安田の入社当初から
信じて疑わないところがひとつあって
それは、相手が誰であろうと
自分が「いい」と思わないときは「いい」と
ノリで言ってしまわないということ。
「いい」と思わないときは
「よくない」とは性格上言わないんですが
必ず黙るのが安田なんです(笑)

◎DSC_0032_re

バイヤー安田はストイック?

佐藤:
さらに、安田の家は自他ともに認める
モノの少なさ。
食器棚だって、ガラガラなんです。
モノが少ないのが好きなのかと思っていたら
本人としては、ガラガラなのが悩みで
もっと増やしたいのだとか。

でも、「増やしたいと思えるものが
ないんですよ、店長」、と。
自分のアンテナでキャッチして
心から「いい」と思わないと
絶対に気軽に買い物をしないという安田。

わたし自身にはそこまでのストイックさはないので
安田が「いい」と思っているなら
本当にいいんだろうなと自然と思えます。

◎DSC_0085_re(商品についての2人の議論がオフィスの中でもよく聞こえてきます。)

特に、思い出深い商品は何ですか?

◎DSC_0042_re

はじめての和食器「九谷焼」

安田:
お取扱いしてきた商品は、
どれも思い出ぶかいのですが、
ひとつ挙げるとしたら、
九谷焼の和食器かもしれません。

当店で初めての和の器ということもあり、
お客さまに受け入れていただけるのか
とてもドキドキしたことを覚えています。

発売にあたり、
打ち合わせと工房取材を兼ねて、
店長とふたりで石川県まで
出張に行ったことも思い出ぶかいです。

泊まりで出張に行くのは初めてでしたし、
工房を見学させていただいたいたり
作家さんとお話をさせていただいたことは
とても勉強になるいい機会でした。

そして、店長との珍道中も忘れられません!

宿泊したホテルの部屋で夜遅くまで、
恋愛話やら人生話をしました。
しかもお供は缶ジュース!笑

9748fceded02fb706b6a16d28620d882-550x550 (石川まで出張に出かけた時、東茶屋街での1枚)

もくじ

MDチームのしごと「商品と向きあう日々」前編 
MDチームのしごと「商品と向きあう日々」後編


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