小堀紀代美さんの、夏のうつわ道楽。第2話:緑のうつわ編
編集スタッフ 松田
特集|小堀紀代美さんの、夏のうつわ道楽。
緑の器 – 元気をくれるグリーンの器たち
料理家 小堀紀代美さんのご自宅にお邪魔して
食器棚を覗かせてもらいながら、
夏らしい色の器を楽しむ、
うつわ特集をお届けしています。
二日目の本日は、
緑の器の魅力に迫ります。
「小堀紀代美さんの、夏のうつわ道楽。」
緑のうつわ、大集合!
青の器に続き、小堀さんの食器棚から
緑の器を出してきていただきました。
松田:
「わー!緑の器もいっぱいありますね!
深い緑から、淡い色までいろいろ!
緑の器って和のイメージがありましたが、
洋食器もたくさんあるんですね〜。
小堀さん:
「こうやって集めると
意外とたくさんありましたね(笑)
“色”で集めてみると、いつもの器も
なんだか新鮮に見えて面白い〜!」
松田:
「小堀さんが緑の器を手に取るのって
どんな時が多いですか?」
小堀さん:
「緑の器を選ぶのは、少しパンチのあるお料理を
盛りつけるときが多いかな。
平皿には春巻きとか唐揚げみたいな揚げ物、
深皿にはカレーとか。
元気をもらう色だから、それに負けない
パワフルなお料理を盛りつけたいですね!」
作家さんの和食器、
旅先で求めた異国情緒漂う器、
いつも使うお気に入りのお皿。
「緑」という切り口で集めた器でも、
ひとつひとつ、それぞれの思い出があります。
緑の器のなかでも
小堀さんが特に思い入れがあるのは、
この可愛い時計の絵が描かれた小皿だそう。
小堀さん:
「この時計のお皿は、私が小さい頃から
ずっと側にあったお皿なんです。
本当はもう何枚かあったのだけど
ある引っ越しの時にいくつか捨ててしまって。
好みって変わり続けるものだから
しょうがないのだけど、
今思うと、どうして捨てちゃったんだろうって
ちょっと後悔しているの(笑)
この残った二枚は、これからも
大切に持っておこうと思っています。」
小堀さん流、緑のうつわの楽しみかた
グリーンの器でも、
コーディネートを楽しんでみましょう!
昨日は朝食シーンだったので、
今日はディナーシーンです!
01 思い切って、柄×柄×柄!
小堀さんだったら
こんなメニューを盛りつけたいそう。
メインはクリームパスタ、グリーンサラダも一緒に。
チェックのお皿には、こんがり焼いた
チキンソテーをのせて。
美味しいパスタ定食が目に浮かんで、
ぐるるとお腹が鳴りそうです、、
それぞれの器の模様自体は違うのに、
不思議とマッチしていますね!
小堀さん:
「器それぞれの緑のトーンを合わせたのと、
花柄や果物のような自然の中にあるものの柄と
チェックなどの規則的なパターン模様が
相性がいいので、その組み合わせを意識してみました。」
02 にぎやかクロスも
色を合わせれば大丈夫!
さらにクロスも柄ものに挑戦しました!
田舎のおばあちゃんの家にありそうな
素朴な小花柄のクロスが加わり、
さらに可愛いテーブルに♪
小堀さんいわく、
一見賑やすぎるかな?と思うクロスも
お皿と一緒のカラーが、どこかに混ざっていれば、
違和感なくしっくり馴染んでくれるそう。
小堀さん:
「わたしは逆に白い器が苦手で、
柄がある器の色を辿っていった方が
組み合わせやすくて好きなんです。
でも、柄合わせで一番大切なことは
あんまり難しく考えすぎず、
想像力を膨らませて楽しむこと。
自分の「好き」の感覚を大事にしながら、
意外な組み合わせも
どんどん試して楽しんでいれば、
きっと素敵なコーディネートになるんじゃないかな」
緑の器に盛りつけたいお料理
今回も、グリーンのお皿に
ぴったりなお料理を作ってくださいました。
ちょっぴりアンティーク風なグリーンの器 ×
スイカとブルーチーズのサラダ
・プレート | 旅行先のフランスでみつけたもの
小堀さん:
「緑の器とのコントラストを意識してみました。
よくよく見ると、お料理がのった器そのものが
スイカのイメージになるんですよ〜!」
緑の器で、見た目もスイカになる、
いかにも夏らしいスイカサラダ。
チーズの塩けとの絶妙な組み合わせで
やみつきになる美味しさでした、、
作り方は、切って冷やしておいたスイカに
ブルーチーズをちぎって、
オリーブオイルと塩コショウをかけて
出来上がり!とのこと。
とっても簡単で美味しいので
ぜひお家でも試してみてくださいね♪
おまけ —「好き」が詰まった食器棚
器にまつわるお話をお聞きしていると、
カラフルで楽しい食器棚がだんだんと
小堀さんの明るいお人柄
そのもののように見えてきました。
和食器が好きだった20代。
30代で海外へ旅行することが多くなってから
洋食器に惹かれ始め、旅先の蚤の市などで
気に入った器をみつけるたび
一枚ずつ持ち帰るのが習慣になっていったそう。
小堀さん:
「今でも旅先から持ち帰った器を手にするたび、
その時の風景や、思い出が浮かんでくるんですよ〜。
そうして少しずつ集まった器たちは
それぞれ生まれた国も色も違うけれど、
私の中の“好き”という芯で繋がっているから
どことなく共通している部分がある気がします。
自分の中の“好き”という気持ちに敏感になって
その気持ちに妥協せず選ぶこと。
それが一番、器を選ぶときに
大切にしていることです。」
国籍や作家名を問わず
小堀さん自身の物差しで選ばれた器たち。
そして、そんな”好き”という気持ちが
ギュッと詰まった小堀さんの食器棚。
お話を聞きながら、
わたしの家の食器棚も少しずつ、自分の“好き”で
いっぱいにしていきたいな〜と思いました。
最終日の明日は、小堀さんが欠かせない
テーブル小物を教えてもらいました。
どうぞお楽しみに!
◆当店のさわやかブルーアイテム◆
気持ち涼やかになる青のうつわや雑貨たちを
集めました!
↓↓↓
◎小堀さんの著書の一部はこちら。↓↓↓
2品でパスタ定食 小堀 紀代美 文化出版局 2013-04-26 |
ティーマがあれば―北欧の白い皿に盛るレシピ (生活実用シリーズ) NHK出版 NHK出版 2012-02-18 |
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