【特集|お花と上手に暮らすコツ】第1回:まず知っておきたいお花の基本その1。
編集スタッフ 二本柳
はじめに
本日より新しい連載、「お花と上手に暮らすコツ」がはじまります。
日々の生活風景を豊かにしてくれる、お花という存在。
でも、どうにも元気に長持ちさせるのが難しく感じたり、お店でのお花選びに悩んでしまう事ってありませんか?
そこでこの連載では、お花と上手に暮らすための基本のキや、アレンジのコツなどをお届けしていきます。
教えていただいたのは、暮らしノオト08でもご登場いただいた、フラワー&グリーンスタイリストとして活躍するさとうゆみこさん。
フラワーブーケやアレンジメントのレッスンも主宰しているさとうさんに、お花初心者である私、二本柳の素朴な疑問から小さなコツまで、たっぷりと教えていただきましたよ。
それではさっそく、第1回目は「基本のキ」からまいりましょう!
お花を長くたのしむために
お家でできる基本のアレコレ。
1. 「斜めに切る」が鉄則。
◎ なぜ斜めに切るの?
「導管に水が入っていく面積を広げるために、茎は斜めに切ってくださいね」
2. 枝ものは割りを入れる。
◎ 水揚げをよくしてくれる
「枝物は斜めに切るだけでなく、下の方に割りを入れてあげます。今回使っているビバーナム・スノーボールや、これからの季節に出回るアジサイなど水が揚がりにくい枝物は、さらに枝の下の部分を削ってあげてくださいね」
3. 切れ味のいいハサミを使う。
◎ 切れ味が悪いと導管をつぶしてしまう!
「お花を切るときは、キッチンバサミやペーパーバサミは使わずに、切れ味の良いものを使ってくださいね。切れ味の悪いハサミで切ると、導管がつぶれてしまって、水を入れにくくしてしまうんですよ」
◎ 手に入りやすいのは“クラフトバサミ”
「上の写真は花用ですが、ご家庭用には、クラフトバサミというもう少し細いタイプのものが手に入りやすいですよ。一般的なホームセンターで気軽に手に入りますし、オールマイティーに使えます」
4. 余分な葉っぱは取り除く。
◎ 葉っぱの処理は丁寧に
「花によっては余分な葉っぱは取ってあげたほうが水揚げもスムーズになり、生けたときに見た目もきれいになります。それから、水の中に葉っぱは入らないようにしてくださいね。見た目が美しくないだけでなく、葉が傷んで水が汚れる原因にもなるんですよ」
5. 器を清潔にしておく。
◎ 水換えをする度に器を洗う
「意外と、器を軽くすすいだだけで中身が汚れたまま、お花を生けてしまっている場合が多いんです。水換えをするタイミングで器のなかにバクテリアや菌が入っていると、水が汚れる原因になるので、器が清潔な状態で花を生けるようにしてくださいね。普通のぬめり程度であれば、スポンジなどを使って水洗いで十分ですよ」
今日のまとめ
1. 「斜めに切る」が鉄則。
2. 枝ものは割りを入れる。
3. 切れ味のいいハサミを使う。
4. 余分な葉っぱは取り除く。
5. 器を清潔にしておく。
分かっているようで、曖昧だったお花の基本。
さとうさんに教えていただいて、「なるほどそうか!」とひとつひとつ納得できました。
どれもちょっとしたことなので、お家でさっそく実践できそうですよね♪
次回もどうぞお楽しみに!
もくじ
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