【ここから始める多肉ライフ】第2話:意外と知らない?多肉に合った、鉢と土の選びかた。
編集スタッフ 二本柳
聞き手・文・写真 スタッフ二本柳
多肉植物専門ストア「solxsol(ソルバイソル)」の松山美紗さんに教わり、初心者でもはじめられる基本的な多肉の育て方をお届けしています。
第2話となる本日は「さあ、多肉植物を育てよう!」というスタート地点。
そこで、まず始めに知っておきたい鉢と土の選び方についてご紹介したいと思います。
土選びは、鉢によって変わります。
多肉植物を育てようというときに、まず用意するのが「鉢」。
実は、その鉢によって土の選び方やお水のあげ方も変わってくるそうなんです。
自分の選んだ鉢がどんなものなのか?まずチェックしたい項目としてはこちらの2つ。
1. 鉢底に穴があいているかどうか?
2. 鉢のサイズは大きいかどうか?
この2つの項目によって、どのように土選びが変わるのでしょうか?さっそく松山さんに教えて頂きましょう!
鉢底に穴があいている場合は?
「市販している『多肉用の土』を使ってOKです」
松山美紗さん(以下、敬称略):
「ホームセンターなどで市販されている『多肉用の土』や『サボテン用の土』。
あれらは全て、鉢底に穴があいていることが前提になっていると考えていただければいいと思います。
市販のものでそろえる方が始めやすいと思うので、初心者の方には穴のついているタイプの鉢をオススメしたいです。
また、水やりは月に2回を目安に、鉢底から水が流れるくらい。受け皿に残った水は捨ててくださいね」
鉢底に穴がない場合は?
「土をブレンドし、さらにミリオンを入れてあげましょう」
松山:
「おしゃれなビーカーだったり、お気に入りの器やカップを鉢がわりに使うこともありますよね。
そういう場合は、市販の『多肉用の土』だと粒が粗すぎるので、土をブレンドする必要がでてきます。
ブレンドの比率としては『赤玉の小粒:くん炭:川砂=8 :1:1』を目安にしてみてください。
そこへさらにミリオン(土壌改良材)をいれると根腐れを防いでくれますよ。
ただしこちらは上級者向けになるので、初めての方は鉢底に穴のあいたタイプで市販の土を使うのがオススメです」
ブレンドした土。「solxsol」のネットストアでも購入可能です。
「また、水は器の1/3の量を目安にあげてみてください。土全体が湿っていたらOKです。
あげすぎてしまった場合、器を斜めにして余分な水を逃がしてあげてくださいね」
鉢のサイズによって土はどう変わる?
「大・中サイズは鉢底にゴロ土や、軽石を。小サイズは水苔をしいてください」
水苔。ラン用のものですが、多肉にも使えます。
松山:
「鉢のサイズが大・中のときは、水はけを良くするために鉢底にゴロ土か軽石、あるいは赤玉土をしいてあげてください。
逆に根がはらないような小さい鉢で多肉を育てたい場合、水苔を底にいれてあげるのがオススメ。細い根がよく出て、とても育てやすくなるんです。
ただし水苔は広いスペースで使うと多肉が蒸れてしまうので、小さい器以外では使わないようにしてくださいね。
これら材料は全て、ホームセンターで手に入りますよ」
「鉢」に合った育て方で、多肉を元気に!
本日は、多肉植物を育てるときにまず知っておきたい鉢と土の選び方についてお届けしました。
元気な多肉を育てるためには、土台となる部分が大切なのですね〜!
私が多肉を枯らしてしまった理由がちょっとずつ分かってきたような気がします…。
さて、次回は多肉植物が枯れてしまう原因と対処法について。どうぞお楽しみに♪
(つづく)
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