【インテリア特集】エッセイスト柳沢小実さん宅 第2話:リビング&ダイニング
編集スタッフ 津田
文 スタッフ津田、写真 田所瑞穂
エッセイスト柳沢小実さんのお宅を訪ねました。
連載「あの人のインテリアとうつわ」。vol.2はエッセイスト柳沢小実さんのお宅を訪ねています。
第1話のキッチンにつづき、連載2話目ではリビング&ダイニングの様子をお届けします。
(※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです)
暮らしの中心にあるダイニング。
柳沢さんのお宅は、玄関から廊下を抜けると18畳のリビング&ダイニングです。お部屋全体が白壁なので、窓から光が差し込んで、明るい空間になっています。
自宅で仕事をされることも多い柳沢さんにとって、ダイニングテーブルは食事に執筆に打ち合わせにと、まさに暮らしの中心的な存在だそう。
↑ダイニングテーブル:MALKI CORPORATION。椅子(左):北欧のヴィンテージ品、(中)フランスのアンティークのもの、(右):シェルチェア(天童木工)。
↑フロアライト:IKEAで購入。ブラシ:製図用のもの。テーブルのパンくずや消しかすの掃除用に。一輪挿し:一柳京子さん作。
ダイニングとキッチンのちょうど境目にあたる冷蔵庫脇には、スツールが重ねられていました。打ち合わせなど、来客が多いときでもすぐに椅子を出せるようにしているそうです。
「このスツールは実家で使っていたものを引き継いだんです」と柳沢さん。親の世代から長い付き合いの家具があるっていいなぁと思います。
↑スツール:秋田木工。座面は柳沢さんのオーダーで張り替え済。
ダイニングテーブルの反対の壁沿いには、食器棚が置かれていました。こちらには主に取り皿など、食器棚から直接テーブルに並べられるアイテムを収納しているとのこと。
使う場所の近くに収納するのは、キッチンでも見られた柳沢さんのこだわりのひとつ。「あれが欲しいな」と思ったときにすぐ手が伸ばせて、仕舞うときも億劫にならないのだそうです。
↑食器棚:イギリスのアンティーク家具(S.H.Pで購入)
食器棚の上に並べられた雑貨は、ちょっぴり乙女な可愛い雰囲気のものばかり。こうした雑貨たちが、白壁で家具がすっきりと置かれたダイニングに、ほんのりと彩りを添えてくれているようです。
↑食器棚上の雑貨たち。
↑食器棚上の雑貨たち、その2。フルーツのイラストのグラスは台湾で購入。
インテリア模索中のリビング。
↑テレビ台:IKEAで購入。食器棚:イギリスのアンティーク家具(ロイズ・アンティークスで購入)。
玄関から進むと、ダイニングの奥の窓側がリビングとなっています。
「リビングはまだソファを探していたり、インテリア模索中なんですが…」と柳沢さん。グラスなどを収納している背の高い食器棚をはじめ、以前の家から引き続き愛用している家具や雑貨も多いのだそう。
さっそくテレビ周りの雑貨から、詳しく見ていきましょう。
↑ 大小のボックス:GOOD DESIGN SHOPで購入。
↑スノードーム:柳沢さんの手作り。
リビングにはカゴが2つ置かれていました。ひとつはブランケット類を重ねて、もうひとつは充電器や延長コードなどを入れて目隠しの布をかけているそうです。
コード類の収納に頭を悩ませることがあったのですが、まとめてカゴに入れておくと必要なときに探しやすいうえ、布を1枚被せておけばすっきりした印象になりますね。
すこし目線を上げて、リビングの壁や照明にも注目したいと思います。テレビや食器棚と反対の壁には、印象的なデザインの大きめの時計が飾られていました。
↑時計:ツェツェ・アソシエのルーレット時計。
こちらの壁はドット柄の壁紙にされているのかと思って尋ねてみたら、なんと柳沢さんによる簡単なDIYだそう!
柳沢さん:
「幅が広いタイプのマスキングテープをサークルカッターで切り抜いて、壁にペタペタと貼り付けました。マスキングテープなら剥がしやすいので、壁紙を張り替えるよりもずっと手軽に試せるかなと思って。真っ白な壁も、このアイデアでちょっぴり気分転換できました」
小さな工夫で、賃貸のお家でも自分らしく。そうすることで、以前から愛用しているインテリアも、しっくりと今のお家に馴染んでいるようでした。
↑リビングの照明:ヴィンテージ家具(S.H.Pで購入)
小さなDIYで「私らしい」部屋づくり。
↑モビール:柳沢さんの手作り。
壁のリメイクのほかにも、リビング&ダイニングには柳沢さんのプチDIYとも呼べるアイデアが散りばめられていました。
たとえばこちらのモビール(写真上)は、刺繍枠と折り紙の多面体を組み合わせて作ったものだそう。デザイン性の高い折り紙を使うことで、とってもおしゃれな雰囲気になっていますし、色合いもお部屋のインテリアにぴったりですね。
↑クッションカバー:柳沢さんの手作り。
ダイニングチェアのクッションカバーは、マリメッコのファブリック(上)とドイツ旅行中に見つけた古布(下)をリメイクしたもの。
マリメッコのファブリックは「動物たちの目が光ったら面白いかも」との遊び心から、ご自身でラインストーンを付けたのだとか。
実は以前、当店の特集でもご紹介いただいたファブリックだったので、クッションカバーにリメイクされた様子を見て、なんだか古い友人に再会したかのような懐かしい気分になってしまいました。
エッセイスト柳沢小実さんのリビング&ダイニングをお届けしました。
以前から愛用している家具や雑貨たちが、引っ越し先のお家でもしっくりと馴染み、柳沢さんらしいインテリアづくりがされていましたね。
前に選んだものと今の暮らしをつなぐための「小さなDIY」など、興味津々で拝見してきました!
次回は寝室&クローゼットの様子をお届けします。こちらもどうぞお楽しみに。
↑ダイニングに続く廊下に飾ったイラスト:和田誠さん作。
(つづく)
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