【ハンドメイドの花飾り】第1話:ドライになってもきれい!束ねて吊るしておくだけ、の花飾り。
編集スタッフ 二本柳
聞き手・文・写真 スタッフ二本柳
束ねて結んで、吊るすだけ。
最近、「スワッグ」という言葉を耳にすることが増えました。ドイツ語で「壁飾り」という意味を持つスワッグは、思い思いにお花を選んだら束ねて吊るすだけという、とってもシンプルで簡単な花飾りです。
秋も深まり、だんだんとクリスマスムードに向かうこの季節。
フラワースタイリストのsocuka(ソクカ)さんに教わって、お部屋に飾りたいスワッグやクリスマス飾りにぴったりのリースなどをご紹介していきます。
第1回:ドライになるスワッグ
吊るして飾り、雑貨感覚でたのしめるスワッグ。
せっかくなら生花からドライになるまでの変化も楽しみながら、長く飾れるとうれしいですよね。
そこで本日は、美しい色を保ったまま綺麗にドライフラワーになってくれるお花の種類から紹介したいと思います。
どれも、この季節にお花屋さんで手に入りやすいものとのことですよ。
きれいにドライになる種類。
(上段左から時計回りに)
・ビバーナムティナス
・コニファー(ブルーアイス)
・ユーカリ(アップル)
・ケイトウ
・千日紅
・リューカデンドロン(ジェイドパール)
・ハイブリッドスターチス
・スターチス
・ドライアンドラ(フォルモーサ)
・バラの実
スワッグの作り方。
【用意するもの】
・お花
・リボンや麻ひも
・花切りバサミ
【手順】
[1] 後ろを長く、手前を短く、を意識しながら花束をつくる。
[2] 茎を切りそろえる。
[3] リボンなどできつめに結ぶ。
[4] 完成!
上手につくるコツ。
(1)後ろを長く。手前を短く。
花を束ねるときは、後ろから手前に向けてどんどん短くなっていくイメージで作ります。
その時にゴロゴロとした実ものやお花は手前に持ってくるとバランスが良くなるそうです。
(2)スパイラル(螺旋状)に束ねる。
束をつくるときは、ただ重ねるのではなくスパイラル(螺旋状)になるよう意識してみましょう。
そうすることで見た目が美しくなるだけでなく、花を抜いたり足したりがしやすくなるそう。
スパイラルのイメージとしては、パスタの麺をひねって鍋に入れる様子を思い描いてみてくださいね。
(3)リボンは輪っかに。
スワッグは吊るして飾るので、あらかじめ輪っかを作ったリボンで結びます。
また、今回のようにドライにする場合、枝は乾くと細くなってくるそうなのでキュッときつめに縛ってくださいね。
できあがったスワッグを飾ろう!
今回socukaさんに作っていただいたスワッグは2種類。
ひとつは秋らしい、オレンジとグリーンをべースにした花束です。控えめな色合いなので、窓辺にかけたり、寝室に飾っておくのもオススメ。
花材:(左から)ビバーナムティナス、ドライアンドラ、ブルーアイス、ユーカリ
そしてもうひとつは、ケイトウが華やかな乙女色のスワッグです。
お客さまが来る日には、おもてなしの気持ちを込めて玄関やリビングに吊るしておくのも◎。
リボンをゴールドにかえればクリスマス飾りとして楽しむこともできますね。
花材:(左から)バラの実、千日紅、ハイブリッドスターチス、リューカデンドロン(モーサムレッド)、ケイトウ、リューカデンドロン(ジェイドパール)、ユーカリ
本日お届けしたスワッグは、生花からドライまで、1ヶ月以上のあいだ飾っておくことができるそう。
socukaさんは「季節が変わるごとにスワッグをつくる」と仰っていました。そんな季節のたのしみ方ができたらとっても贅沢ですよね。
ドライになった姿もとても美しいので、ぜひ皆さんもおたのしみください♪
(つづく)
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