【インテリア特集】第3話:玄関・洗面所・階段下。小さなスペースのインテリアコーディネート。
編集スタッフ 津田
写真 キッチンミノル
北欧雑貨Fika店主・塚本佳子さんのお宅を訪ねました
週末のみオープンする北欧雑貨のお店『Fika』(東京豊島区)の店主・塚本佳子(つかもとよしこ)さんの自宅インテリアを、不定期更新でご紹介しています。
塚本さんは一人暮らし。38歳のときに「家がほしい!」と思い立ち、土地探しからはじめて、約2年かけて7坪の土地に3階建ての自宅兼お店を建てられました。
限られた予算と空間でもこだわりを諦めず、建築家さんと二人三脚でつくった家は”住宅建築賞”を受賞。雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス)をはじめ、多くの雑誌やテレビでも紹介されたことがあるので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
間取りは、1階がお店と水回り、2階がダイニングキッチン、3階がリビング兼寝室です。第3話では洗面所・玄関・階段といった1階にあつまる小さなスペースのインテリアをお届けします。
(※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在手に入らないものもございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです)
第3話
洗面所・玄関・階段のインテリア
↑写真左奥の階段を上ったところに裏玄関がある。写真右側は洗面所など水回りスペース。
パーツ選びにこだわった洗面所まわり
1階はメインが店舗スペースとなっており、住居としては風呂・トイレ・洗面所という水回りと、お店をクローズしている平日に使う裏玄関があります。
なかでも水回りは、塚本さんの家づくりのこだわりを見ることができるエリア。
↑洗面ボウルは「フォンテトレーディング」のもの。正面の鏡付きキャビネットはインテリアショップ「巣巣」で購入。
↑タオルホルダーは骨董市で見つけたアンティークのもの。
鏡・洗面ボウル・トイレットペーパーホルダーなどの設備選びでは、いくつものショールームやインテリア雑貨店を自分の足でまわるも、なかなか気に入るものに出会えず四苦八苦したそう。
すっきりだけど冷たすぎず、ヴィンテージ感があり、「理科の実験室」のようなイメージの水回りにしたい。洗面ボウルは絶対にカウンタートップでスクエアのものがいい。
そんなこだわりを持ち続けた塚本さん。建築士さんとも何度もやりとりをして、納得のいく空間がつくれたと振り返ります。
アジアンテイストを感じる玄関
↑木彫りのオブジェ(写真左)は東京吉祥寺の雑貨店で20代の頃に購入したもの。アンティーク加工されたキャンドルホルダー(写真右)は購入店不明。
↑玄関脇には小さな白樺のカゴに印鑑が用意されている。荷物の受け取りで便利。
1階から2階へつながる階段の途中には裏玄関があります。その脇に置かれた大きめのオブジェやキャンドルホルダーは、アジアやアフリカのもの。
現在の北欧テイストのインテリアからは少し意外ですが、第1話でもご紹介したとおり、実は塚本さんのインテリア遍歴は多様で、アジアン風のこともあったのだそう。
好みのテイストが変わっても手放さず今も現役のこちらは、塚本さんのお宅にすんなり馴染んでいる様子でした。
どうしても手放せない「好きなもの」は、テイストが違うインテリアのなかに置いても溶け込むのかもしれませんね。
階段下のスペースを収納に活かす
限られたスペースを、なるべく広く使いたいという思いから、収納は階段まわりにまとめて作りつけたのだとか。
1階から2階に上がる途中が、クローゼット代わりになっています。
小さな掃除道具や洗濯グッズも、階段まわりのスペースに。「ちょっとホコリが気になる」という時にすぐに使えて便利だそう。
↑羊毛ダスターは階段の手すりに下げている。ちょこっと掃除に便利。
北欧雑貨Fika店主・塚本佳子さんのインテリアをお届けしました。
洗面所や玄関・階段まわりといった小さなスペースも、塚本さんの「理想の家」を形づくる大事な要素になっていましたね。
次回は第2話でお届けしたキッチンの奥にあった食器棚の様子と、北欧で買い付けた塚本さんお気に入りのうつわが登場します。どうぞお楽しみに。
(つづく)
もくじ
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