【あの人が着てみたら】カジュアルもフォーマルもこれ一本で。德田民子さんの「ジョガーパンツ」私服コーデ

【あの人が着てみたら】カジュアルもフォーマルもこれ一本で。德田民子さんの「ジョガーパンツ」私服コーデ

編集スタッフ 須賀

本日、ファッションコーディネーターの德田 民子(とくだ たみこ)さんとのコラボレーションで生まれた「品よくはけるイージージョガーパンツ」が発売になりました。

ジョガーパンツとは、裾がリブやゴムで絞られたデザインのパンツのこと。

こちらのスペシャルコンテンツでは、德田さんにおしゃれにまつわるお話を伺いながら、アイテムに込めたこだわりのポイントや、完成したパンツをどんなふうに着たいか、ふだんの私服と合わせたコーディネートをご紹介いただきます。

▲完成したアイテムがこちら。カラーはブルーグレー(上)とブラック(下)の2種。S・M・Lの3サイズ展開でご用意しています

德田民子さんとつくった
品よくはけるイージージョガーパンツ

 


動きやすくて、おしゃれ。30代から愛用中です

德田さんは雑誌『装苑』などの編集長を経て、現在は長野安曇野市に暮らしながら、フリーのファッションコーディネーターとして活躍されています。

今回一緒につくった「ジョガーパンツ」は、德田さんが長年愛用してきたアイテムなのだそう。

德田さん:
「ジョガーパンツは色々な素材のものを4.5本は持っていて、30代の頃から愛用しています。なんといっても軽快に歩けるのがいいところです。

年齢を重ねると、"着やすさ" もおしゃれの大事な要素になってくるんですよね。たっぷりしたワイドパンツも大好きで若い頃はよくはきましたけど、裾が広がっていくフレアシルエットのものは、歩いていて疲れを感じることも。

そうするとおしゃれも楽しめないですから、自分が気分よく過ごせて、その上で素敵なデザインのものを着たいと思うようになりました。

ジョガーパンツはすっきりしたシルエットで動きやすく、裾がリブになっていることでデザインやシルエットのお洒落さもあって、今大好きなアイテムです」

德田さん:
「とくに安曇野に移ってからは、日常的に草の繁った道を歩くので、足捌きのいいジョガーパンツがぴったり。

日々手に取る中で『快適さや形はそのままで、生地感をきれいめにすればおしゃれ着としてもすごく使えそう』なんて思っていた矢先に、今回のお話をいただいて。わぁラッキー!と、とても楽しんで開発に参加させてもらいました」



カジュアルにも、フォーマルにも着られる一着にしたくて

半年以上かけて、ついに完成したジョガーパンツ。今回、德田さんと当店のプランナーが一番時間をかけてこだわったのが "素材選び" でした。

德田さん:
「普段はもちろん、おしゃれしたい日も幅広く着られるように、上品なとろみがあり、落ち感のきれいなジョーゼットを選びました。

分厚いと野暮ったさが出るし、薄くてもソワソワするので、色々試しながら慎重に検討しましたね。これは厚みもストレッチの具合も程よくて、着心地も抜群。いい生地と出会えたなと思います。

おかげですごく楽なんだけれど、ジャケットと合わせればフォーマルな場にも着ていける一着になりました」


 


ジョガーパンツはこんなふうに。
德田民子さんの着まわしコーデ

身長156cm / Mサイズ着用



coordinate 01
ハリのあるシャツを合わせて、
大人なカジュアルスタイル

德田さん:
「まずはブラックに、赤いボーダーとシャツを合わせてみました。

とろんと落ち感のあるジョガーパンツと、ハリのあるシャツはすごく相性がいいんですよ。

白いシャツは顔色を明るく、若々しく見せてくれる大好きなアイテム。ワッペンの色に合わせて、ボーダーと靴下も赤を選んでポイントにしました

德田さん:
「シルエットは細身に見えて、中にタイツも重ねられるくらい、きちんとゆとりがあります。

センターにステッチを入れたことで、カジュアルになりすぎず、縦のラインが強調されて足がすらっと細長く見える効果も」

德田さん:
「ウエストは楽なゴム仕様。あまりゆるくてもシルエットが崩れてしまうので調整用の紐もつけました。細身の方は結んで調整してくださいね。

紐は外側についていると垂れ下がって案外目立つので、見えないよう内側に。これもこだわりの一つです」

德田さん:
「去年の夏はずっとこのサンプルを着て過ごしましたが、素肌に触れてもサラサラとなめらかで快適でした。

軽やかですぐに乾くので、旅にも最適。真冬以外は年中着ていただけると思います

 


coordinate 02
ジャケットを羽織れば、フォーマルにも

德田さん:
「続いて結婚式などのフォーマルな場所に行く日をイメージして、かっちりしたジャケットを合わせてみました。

中に着たシアーなトップスは袖口からものぞかせて。こういう時は靴下もコットンではなく、透け感のあるものを選ぶとエレガントになりますよ」

德田さん:
「パンツの内側はサテン地なので、はき心地も抜群です。

いつもと違うきちんとした場って、いるだけで緊張するでしょう。慣れない格好だと余計に疲れてしまうけれど、このジョガーパンツなら楽に行動できると思います」



coordinate 03
普段のラフなジャケットコーデ

德田さん:
「カジュアルだけどおしゃれ感を出したい時は、もう少しラフなジャケットを合わせるのもいいですね。

若い頃は何しろ着崩したファッションが好きで、ジョガーパンツにも、洗濯機にかけてヨレヨレにしたメンズのジャケットなどを合わせていました。

年齢を重ねるとどうしても肌にハリがなくなってくるので、最近はきれいめな要素を入れるようにしています。

このコーディネートも、ジャケットとパンツがテロンとして柔らかい分、はっきりした色のボーダーを着て元気さをプラスしてみました」



coordinate 04
ブルーグレー×ブルーで爽やかに

続いて、ブルーグレーも着ていただきました。

德田さん:
「グレーって中間色なので、はっきりしたきれいな色が映えるんですよね。なので持っている中で一番爽やかな、ブルーのカーディガンを合わせてみました。

カジュアルからフォーマルまで、幅広いおしゃれを楽しめるのがブラックの良さだとしたら、ブルーグレーはこうしてカラフルな色と組み合わせるなど、ちょっと楽しい着こなしがしたくなる色だなと思います。他にも赤や黄色、グリーンも合わせてみたいです。

私の装いに欠かせないアイテムのスカーフは、端の方をちょこんと小さく結ぶのがこだわり。大きくリボンみたいに結んでもいいんだけれど、この方が格好いい大人という感じがして好きなんです」

德田さん:
「ブルーグレーは遊び心として、リブの部分だけ色を "ブラック" にしています。柔らかなグレーを足元でキュッと引き締めてくれつつ、コーディネートが難しくならないベーシックな配色を探りました。

裾が程よく溜まりつつリブも見えるよう、丈感やリブの長さも調整しています。

靴下の色に迷ったら、個人的には青やグレーなど、ブルーグレーの同系色でまとめるのがおすすめです。あとは赤い靴下をポイントにして、服はベーシックな色でまとめるとかね。夏は素足にしちゃうのもいいですね」

德田さん:
「グレーはどの色とも相性がいいから、普段コーディネートに悩んだときは、どこかにグレーを足すんです。そうすると全体が馴染んでまとまるし、清潔感も出る。

どんな色のトップスも受け止めてくれるから、パンツの色としてとても使いやすいと思います」



コツは、メリハリを意識すること

パンツの個性が活きていて、どれも素敵だった德田さんの私服コーデ。最後にあらためてコーディネートを考えるときのコツを聞いてみました。

德田さん:
「素材や色、シルエットのメリハリを意識すると楽しく着られるんじゃないかなと思います。

ジョガーパンツの柔らかな素材に対して、トップスはハリのあるシャツと合わせるとか、シアーな素材で違いを出すとか。パキッとしたきれいな色と組み合わせるのもいいですね。

今回は登場していませんが、革ジャンに合わせてもすごくかわいいだろうなと思います」

德田さん:
「トップスは思いきって短めの丈を選ぶとバランスがとりやすいと思います。ヒップはゆとりがありますし、生地がきれいに落ちていて腰回りをすっきり見せてくれるので、丈が短いトップスも安心して合わせてもらえるはずです。

ジョガーパンツははいたことがないという方もいるかもしれませんが、少しでも気になったら、まずはチャレンジしてもらえたら嬉しいです。着てみたら意外と似合うじゃない!ということが、私も多々ありますから。

自分がいいなと思えばそれが正解だと思うので、実験みたいに色々な組み合わせを試すのを楽しんで、ぜひ自信を持ってはいてみてくださいね」

***

シャツの赤いワッペンに合わせて靴下の色を選んだり、ジャケットとジョガーパンツを合わせて程よく肩の力の抜けたフォーマルコーデをつくったり。徳田さんがパンツの着こなしを心から楽しんでいる姿が印象的で、おしゃれっていいなとあらためて思った撮影でした。

「おしゃれは実験みたいに楽しんでいい。自信を持って着るのがいちばん」という徳田さんの言葉に背中を押されて、新しいパンツの選択肢をもらった気がします。

德田民子さんとつくった
品よくはけるイージージョガーパンツ

 

【ブルーグレーの色味について】
光の当たり方や見る環境により、色の見え方が異なります。「ブルーグレー」は下の写真が「室内の自然光」で見たときの印象に一番近い色合いです。なお、お使いのPCモニター、スマートフォンの機種によって、実際の色味と見え方が異なる場合がございます。予めご了承ください。


【写真】井手勇貴(25枚目以外)


德田民子

1945年生まれ。『装苑』(文化出版局)などのファッション誌編集長を務め、退職後は長野県安曇野市に住まいを移し、フリーのファッションコーディネーターに。著書に『德田民子さんのおしゃれと暮らし 』(扶桑社ムック)、『德田民子さんのファッションルール』(宝島社)などがある

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