週末エッセイ「つまずきデイズ」
家事に育児に仕事に…丁寧に暮らしてみたいとは思うけれど、毎日はつまずきの連続だったりもします。長男21歳・長女17歳の2人の母親でもある作家・大平一枝さんによる、そんな暮らしのエッセイ。ご好評いただいた週末エッセイの続編です。
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】小学校の卒業式。いまも忘れられないママ友からの贈り物。
第十話(最終回):礼儀と礼節はありすぎるほどあっていい 約束のしかたで気づく自分の無礼 友達に「会いたい」と告げる。いいよ、会おうよと返事がくる。「じゃ、この日とこの日以外でどの日...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】あこがれの家具や暮らし。「あれを買うために仕事頑張ろう」と思う自分がいたっていい?
第九話:「足るを知る」暮らしと、「もっともっと」の自分 欲に勝てない 半分病のようなもので、家にモノが溢れるとちらちらと引越を考え始める。なにかひとつでも気にかかることがおきると、...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】上京して25年。東京での暮らしが、故郷で過ごした歳月より長くなっても。
第八話:大きくて小さい東京 毛穴のゆるみで緊張具合をはかる!? 上京して25年経つ。故郷の長野で暮らした歳月よりはるかに長い。歌の詞ではないが、遠くへ来たものだなあと思う。 盆など...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】欠けた月を見上げて、足りない「人生のかけら」に思いを馳せる。
第七話:欠けた月と、足りない人生のかけら はやりのフィットネスにためらいが 人生も後半戦にさしかかった。下の娘も来年は大学受験だ。子育てと仕事の両立にてんやわんやだった日々もいつし...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】長男5歳、長女1歳のころの、忘れられない電車でのひとこま。
第六話:私の恩送りタイム 忘れられない電車でのひとこま電車で、小さな子連れの母子を見ると、ときどき思い出す光景がある。今から15年ほど前、長男5歳、長女1歳くらいだったろうか。私は...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】ものを減らしてシンプルに暮らしたい、とは思うけれど
第五話:シンプルへの近道とは!? 食卓用洗剤に想う 人からいただいて以来、食卓用洗剤というのが手放せなくなった。誤って口に入っても大丈夫な原材料で作られていて、ガス台の油汚れや食卓...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】忘れられない「サヨナラ」はありますか? 去り際の “笑顔” に込める意味。
第四話:去り際は笑顔で サヨナラが苦手で つい先日、知り合いのライブを堪能し、最後に本人にさっと挨拶をして帰った。同行の編集者に、「ずいぶん別れ際が素っ気ないですね」 と目を丸くさ...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】トホホ……な失敗から、時を経て気づいた「失いかけたもの」の大切さ。
第三話:最近失いかけているものって? 店で注意を受ける 最近、二度飲食店で「声をもう少し抑えてください」と注意された。和食屋さんとバーだった。なんとも情けない話である。興奮すると...
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【週末エッセイ|つまずきデイズ】人生には歳を重ねないと気が付けない「おいしさ」や「楽しみ」も、きっとある。
第二話:落語とお酒のたしなみ。 帰り道の思い出し笑い 友達から誘われたのがきっかけで、二年ほど前から、たまに寄席に行くようになった。ホールや居酒屋、ときに古本屋の片隅や人の家とい...
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【新・週末エッセイ|つまずきデイズ】丁寧に暮らしてみたいとは思うけれど。
第一話:丁寧に暮らしてみたいとは思うけれど。 終点は見えない向こう 21年間母業をやっているが、いまだに失敗の連続である。きのうも長男に「うっせー」と言われた。ソファで寝ているの...