【連載|日々は言葉にできないことばかり】:名もなき感情にラベルを貼ってしまうのは、もったいない(最終回)
2023年10月30日(月)
生きているうちのほとんどが、喜怒哀楽からこぼれ落ちた、言葉にならない感情ではないか。そんな、誰もが持っている「言葉にならなさ」をテーマにした連載全12回の最終回である。 やわらか...
2023年10月30日(月)
生きているうちのほとんどが、喜怒哀楽からこぼれ落ちた、言葉にならない感情ではないか。そんな、誰もが持っている「言葉にならなさ」をテーマにした連載全12回の最終回である。 やわらか...
2023年9月19日(火)
数カ月後にパンデミックが起こることなど予想だにしなかった2019年10月、三浦直之さんと、本サイトで対談した。 そのとき彼が発した「名指せない感情」という言葉が、肯定の響きをまと...
2023年8月25日(金)
日々は、喜怒哀楽からこぼれ落ちた感情のほうが圧倒的に多い。言葉にするほどではない寂しさや生きづらさ。あるいは、当たり前すぎて人に言うほどではないけれど、心震える美しさや小さな感動...
2023年7月28日(金)
次から次へと言葉が溢れる。思考を言語化するのが追いつかない、そんな印象のヨシタケシンスケさんは、藤沢のアトリエで雄弁に語りだした。 対談のテーマについて、「おもしろそうだなと思い...
2023年6月19日(月)
2年前。 初めて会ったとき「一枝ちゃんって呼ばせてもらうね!」と朗らかに言われた。白い歯に、口角がきゅっとあがったスマイルライン。鈴のような澄んだ声。 山本浩未さんとはおない年だ...
2023年5月26日(金)
ニットデザイナーの三國万里子さんと、東京都現代美術館のカフェでお話をした。 天井が高くて明るく、横長の窓が額のよう。中庭と空を眺められるのびやかな場所で、互いに「こんな素敵なスペ...
2023年4月24日(月)
そこにいると深海にいるように気持ちが鎮まる。漆黒色の本棚をぬっていると、自分が活字の海を泳ぐ魚のように思えてくる。ゆらゆらすいすい。好きなところにたゆたい、好きな水草の中で動きを...
2023年3月29日(水)
「たとえばせつないとか、寂しいとか、孤独とか。否定するような悪い感情なんだろうか。それも含めて人生で、むしろ尊い、慈しみたい感情ではないか。そんなところを企画の出発点にしています」...
2023年2月27日(月)
白いチューリップが2輪、ダイニングテーブルですっくと頭を天に向けていた。花弁が膨らみかけている。可憐なだけではない、凛とした佇まい。「ひとり暮らしは寂しい……というのはおかしな偏...
2023年1月26日(木)
入学した日。就職した日。結婚した日。子どもが生まれた日。 たとえば自分史を書くなら、そんな特別ではない日のほうがずっと多く、空欄ばかりになるだろう。 この連載は、空欄のなんでもな...
2022年12月27日(火)
電車を待っているときや寝入る時など、日常のなんでもない瞬間に、何年も前の些細なもやもやを、不意に思い出すことがある。なんであのとき「ノー」といえなかったんだろう。このとき、気持ち...
2022年11月25日(金)
不意に思い出す、何年も前のもやもや 電車を待っているときや眠る前など、日常のなんでもない瞬間に、何年も前の些細なもやもやを、不意に思い出すことがある。なんであのとき「ノー」といえな...