こんにちは。商品プランナーの緑川です。
3月に入り、少しずつ春の気配を感じるこの頃。装いも、気持ちも、軽やかにアップデートしたくなる季節ですね。
本日は、とっておきのコラボアイテムがついに発売となりました。
ファッションコーディネーターの德田 民子(とくだ たみこ)さんとつくった「品よくはけるイージージョガーパンツ」です。
大人が心地よくはける一本を目指して、何度も打ち合わせを重ねながら丁寧に形にしていきました。このジョガーパンツができるまでの道のりをご紹介させてください。
商品ページはこちら憧れから生まれた、新しい定番パンツ
個人的な話ですが、40代を目前に控え、似合うものも、心地よいと感じるものも、年齢とともに少しずつ変わってきたなと感じていました。
以前は「トレンドだから」「色や形が好きだから」と選んでいたものが、いつの間にかしっくりこなくなったり。
頑張りすぎず、できるだけ自然体でいたい。でも、ただ「ラク」なだけでは物足りない。
きちんと見えること。そして、自分らしくいられること。そのどちらも大切にできる服があったらいいなと、ずっと思っていました。
そんなときに思い浮かんだのが、德田さんの存在です。
これまで当店にご出演いただいたコンテンツや書籍を拝見するたび、等身大でありながらどこか洗練された着こなしに、素敵だな、こんなふうに年齢を重ねたいなと感じていました。
その中で特に印象に残っていたのが、「ジョガーパンツ」というアイテム。裾がリブやゴムで絞られたリラックス感のあるデザインが特徴のパンツです。
カジュアルな印象が強いアイテムですが、德田さんは、デニムに並ぶ“定番”として、日常的にジョガーパンツを取り入れていらっしゃるのだそう。
その着こなしは、決してラフすぎず、どこか凛とした雰囲気があって。「ジョガーパンツって、こんなに素敵に見えるんだ」と、はっとさせられたのを覚えています。
もしかしたら、これこそ今求めていたもので、これからの“新しい定番”になるのかもしれない。そんな予感が、静かに芽生えました。
動きやすくて心地いい。でも、ちゃんと品もある。
そんな理想のジョガーパンツをつくれたらいいなと思い、德田さんにご相談したことから今回のパンツづくりが始まりました。
軽やかさと品をまとう、上質なバックサテン
今回のパンツづくりで、いちばん時間をかけて向き合ったのが「生地」でした。
テーマは、動きやすくて心地いいのに、だらしなく見えないこと。
ラクさを優先すると、どうしても部屋着のように見えてしまう。でも、きれい見えを優先すると、今度は窮屈になる。
その間にある“ちょうどいい”を探す作業は、想像以上に繊細でした。
いくつものサンプルを徳田さんと一緒に実際に穿き比べ、「これなら」と納得できたのが、アセテートとポリエステルを使用したバックサテン生地でした。
表は表情感のあるジョーゼット素材で、ほんのりと上品なニュアンスを。裏はなめらかなサテン地で、肌に触れたときの心地よさを大切にしました。
とろんと落ちるような質感が、体のラインを拾いすぎず、自然に整えてくれます。
とっても軽やかなので、長時間の移動にもおすすめ。「きっと旅行にも便利ね」と德田さんにお墨付きをいただきました。
楽ちんなのに、すっきり。
大人のための絶妙シルエット
気負わないのに、きちんと見える。その“ちょうどいい”を、シルエットでも追求しました。
ピタッとしすぎず、だぼっともしない。大人の体に自然になじむ、絶妙なゆとり感です。
裾は締めつけすぎないリブ仕様に。シルエットをさりげなく引き締めながらも、窮屈感のないはき心地を大切にしました。
ほどよく裾がたまる丈感で、身長を選ばず、バランスよくはいていただける設計です。
ほんの数センチの違いで印象が変わるからこそ、德田さんとも細かく確認しながら、ゆとりの分量や丈感を何度も微調整しました。
そして、大きなポイントがクリースステッチです。
センターに縦のラインを入れることで、視線が自然と上下に流れ、脚をまっすぐ長く見せてくれます。
さらに、ステッチ仕様にすることで洗濯をしてもセンターラインが消えにくく、きれいな印象をキープできるのも嬉しいところ。
カジュアルなジョガーパンツにほんの少し“きちんと感”を加えてくれる、さりげないけれど大切なディテールです。
着回し広がる2カラー
カラーは「ブラック」と「ブルーグレー」の2色をご用意しました。
どんなスタイリングにもなじみ、きちんと感を引き立ててくれる王道のブラック。
そして、やわらかく軽やかな印象をまとえるブルーグレー。ブルーグレーは、あえてリブ部分をブラックに。さりげない配色が全体を引き締め、ほんの少し遊び心を添えています。
ベーシックだけれど、どこか新鮮。どちらも、着回しの幅が自然と広がるカラーです。
【特別企画】德田民子さんはどう着る?

特集では、德田さんの私服と合わせたジョガーパンツの着回しをご紹介しています。
德田さんならではの、センスあふれる差し色や小物使いも見どころのひとつ。「ジョガーパンツって、こんなに着回せるんだ!」と、私自身も新しい発見の連続でした。
アイテムに込めたこだわりのポイントや、おしゃれにまつわるお話もたっぷり伺いました。ぜひあわせてご覧ください。
特集はこちら開発こぼれ話

今回の打ち合わせでは、德田さんのご自宅がある、長野県安曇野市にも伺いました。
これまでコンテンツで拝見していたあの場所に、実際に足を運べたことがとても嬉しくて。
窓の外に広がる自然の景色や、澄んだ空気。ゆったりと流れる時間の中で打ち合わせを重ねるうちに、こちらの心までほぐれていくようでした。
そんな穏やかな時間のなかで生まれた、今回のジョガーパンツ。
だからこそ、がんばりすぎないのに、きちんと見える。そんな一着に仕上がったのかもしれません。

- staff -
photo:田村昌裕(4,6,7,8枚目)、井手勇貴(1,2,3枚目)
model:麻絵(MALLOW st.)
stylist:樽山リナ
hair & make:宇津木明子
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