
飽きのこないベーシックなアイテムをベースに、ひとさじの遊び心をまとう人にずっと憧れてきました。
定番を選べば失敗しにくいのかもしれないけれど、少し自分らしさを加えられたらおしゃれを一層楽しめるのではと思うのです。
でもその少しの加減が難しい。
そこで日々の暮らしに遊び心を上手に取り入れている人として一番に思い浮かんだあの人に、お話を聞いてみることにしました。
お邪魔したのは、インテリアデザイナーの小林マナさんのご自宅。ファッションをはじめ、キッチンやデスク周りなど日常に散りばめられた遊び心をテーマにお話をお聞きします。
今回コーディネートに取り入れていただいたのは、当店オリジナルの「すっきりシルエットの技ありラップパンツ」です。
着回し力の高いネイビーで、カジュアルな着こなしでもスッキリ見えるテーパードシルエットが魅力。トップスをインしてもアウトしても、様になるラップデザインが一番の特徴です。
前身頃の重なり具合がちょうどよく、お腹周りがもたつかないのがこだわったポイント。どんな身長の方もきれいに履けるまさに技ありな一着となっていますよ。
すっきりシルエットの技ありラップパンツ壁がピンク色の部屋も。遊び心に囲まれて

カラフルな家具や壁にかけられたイラスト、棚に並んだ動物のオブジェなど。小林さんのご自宅には、どこで出合ったのか、どなたの作品なのかとエピソードを聞きたくなるものが部屋のあちこちに置かれています。
ファッションにも通ずるものがあるようで、いつだって小林さんの着こなしにはさりげない「らしさ」が光っているのです。
小林さん:
「好きな色やモチーフに囲まれていると、朝目覚めた瞬間から気分がふわっと上がります。
実は私の部屋、壁の色をピンクにしていて。今年の秋は雨続きで『今日も降るのか……』と思う朝もあったけれど、自分の好きなピンク色の壁が目に入るとその瞬間から気持ちが変わるんですよね。
生活感のあるものはなるべく収納して、見たときにパッと楽しい方へ引き寄せてくれるものをあちこちに置いています」

ファッションにおける遊び心の捉え方は、色合わせと心地よさがポイントになっているのだそう。
小林さん:
「洋服は着てしまうと自分は見えないので、楽しいことだけじゃなく、コーディネートを組んだときの気持ちよさを大事にしている気がします。
特に重視しているのは、色合わせです。朝、着るものを選んでいて『この色の組み合わせ最高に好き』と思うときがあって。そういうときは一人でルンルンしていますね。
そして着心地のよさも譲れないところ。気分が上がるだけでなく、ストレスなく着られるものは自然と手に取りたくなります」

小林さん:
「今回着用したラップパンツは、きれいなシルエットでありながらお腹周りがゆったりしたつくりで着ていてとてもラクでした。仕事で長時間座っていても、ランチ後のお腹が気になるときも、体のラインが出ないので気にせず過ごせますね。
ラップパンツはよく見るけれどまだ持っていなくて。デザイン的にアクセントがありつつ、お腹周りをカバーしてくれるいいアイテムだなと感じています」
小林マナさんの
暮らしに散りばめられた、遊び心たち

どのアイテムからお話を聞こうかと迷っていると、素敵なラップパンツコーデに着替えた小林さんが階段から下りてきてくれました。
それならばと、まずは3つのコーディネートについて余すことなくお話をお聞きしていこうと思います。
コーデ集のあとには、キッチンやデスクなどで日常を彩っている「遊び心アイテム」も、たっぷりご紹介いただいていますよ。インタビューの最後には、小林さんの日々に遊び心が欠かせない、意外な理由も教えてくれました。
ファッション編
coordinate 01
ネイビー×ホワイトで上品リラックスコーデ
( 身長164cm / Tサイズ着用 )
小林さん:
「ネイビーのパンツに合わせて、全体をブルーで揃えてみました。アクセントにしたテラゾー柄の白いシャツが浮かないように靴も白に。
秋冬はニットもよく着ていたけれど、今は脱ぎ着ができるカーディガンが重宝しています。
シルエットがきれいに出るショート丈で、ゴールドの留め具をつけて。こういうベーシックな中にも遊びが効いたものに昔から惹かれますね」
小林さん:
「ラップパンツもまさにそうで、シンプルすぎないデザインがいい。
ウエストの作りが特徴的なので、布が重なってお腹周りがもたついて見えるかなと思ったのですが、意外にもスッキリ見えて嬉しかったです」
coordinate 02
モノトーンでまとめた、アシンメトリーな仕事コーデ
( 身長164cm / Tサイズ着用 )
小林さん:
「仕事場や打ち合わせに行くときなど、きちんと見えるシーンでも履きたいなと思いました。
私の中でネイビーは優等生なイメージがあって。アシンメトリーなデザインのブルゾンを羽織ることで、ほどよく着崩してみました。
全体的に落ち着いた色合いながらも、ストライプシャツにボーダーの靴下でしましまアイテムを忍ばせるなど、さりげなくワクッとできるコーディネートになったかなと思います」
小林さん:
「シャツをインしているとお腹周りが目立ちますが、ラップデザインのおかげか他のパンツを履いているときよりも気になりませんでした。
座っていても苦しくならず、リラックスして仕事に臨めそうです」
coordinate 03
個性的なアイテムも浮かない、ブルーのワントーンコーデ
( 身長164cm / Tサイズ着用 )
小林さん:
「仕事終わり、午後から出かける日をイメージしたコーディネートです。
ストライプシャツのフリルや楽しい雰囲気のコート、お気に入りのパッチワークのバッグなど、遊び心を詰め込んでみました。
でも色のトーンを揃えているから、それほど奇抜な印象にはならないんですよね」


小林さん:
「ファッションで遊び心を足したいときは、ベースを自分が着ている普段の服装にして、靴下やスカーフなど面積の小さいもので試してみるのがいいと思います。服の色をひとつに絞るのも手ですね。
色柄ものは、自分には似合わないって思い込んでいる人が多い気がするんです。
自分のラッキーカラーとか気分が上がる色を、試しに一度着てみる。気付いたら色を着ることに慣れているはずですよ」
キッチン編

小林さん:
「キッチンに遊び心のあるものが置いてあると、準備をするときも片付けのときも楽しいんです。
見た目がかわいいから使わずに飾っておくというわけじゃなくて、うちの場合はちゃんと使うのもポイント。どれも料理や食事のときに普段使いしています」
左から:鹿児島睦さんのオーバルプレート/アレッシのじょうご/イッタラのA4プレート
小林さん:
「鹿児島睦さんの黄色いオーバル皿は、祖父の誕生日に贈ろうと思っていたのですが、他界してしまいあげられず。なので我が家で大事に使っています。
祖父は車関係の仕事をしていたのでぴったりだと思って選びました。
サラダを盛るとすごく映えるんですよ。食べ進めるうちに柄がよく見えるようになっていく楽しいお皿です」

デスク編
左から:HIMAA × JEANS FACTORY × A SCENE のシリコンポーチ、Nelnaのタイマー、手作りの馬モチーフメジャー
小林さん:
「おもちゃみたいなカラーリングのタイマーはネットで見つけたもの。仕事中、長時間座ったままにならないよう、立ち上がる目安が視覚的に分かりやすいものを選びました。
馬モチーフのアイテム、実はメジャーなんです。母の友人の手作りで結構大きめなので、なくしにくいし見た目もかわいらしくてすごくお気に入りです」
それぞれの道具にまつわる思い出や、ぐっと惹かれたポイントを教えてくれるその表情が楽しそうで、愛着を持って接していることが伝わってきました。大切にしながらちゃんと使う。そうすることでまた思い出が増えてより愛おしさも増していく。
小林さんと物とのいいサイクルが巡っていることを感じました。
怖がりな自分を守ってくれる「遊び心」アイテム

小林さん:
「私、怖がりなところがあるんです。なので意図的にかわいいものや楽しいものにあふれる毎日にして、なるべくそっちの方へ流れていたい。生きていると大変なことや不安になるようなことも目にしちゃうじゃないですか。
だから自分の周りや身につけるものは、遊び心を大切に。気軽に現実逃避できることは、心を守ることにも繋がっているような気がします」
いくつもの素敵なアイテムを見せてくれた小林さんが、取材の最後に話していた言葉がとても印象的でした。
クセのないカラーやシルエットでありながら、ワンポイントデザインが施されたラップパンツは、ひとさじの遊び心をプラスするのにぴったりの一着。この秋冬からコーディネートに取り入れてみませんか?
すべてのコーディネートに登場しているラップパンツについて詳しく知りたい場合は、ぜひ商品ページやスタッフ着用レビューも参考にしてみてくださいね。
「すっきりシルエットの技ありラップパンツ」の商品ページへスタッフの着用レビューを読むphoto:瀧川寛


小林マナ
設計事務所イマを主宰。前職を1997年に退社後、建築、デザイン、アートの勉強のため半年間のヨーロッパ旅行へ。1998年に帰国後、現在の事務所を設立。物販&飲食店のデザイン、プロダクトデザイン、個人住宅など、幅広く空間デザインを手がけるほか、鹿児島睦さんなど展覧会の空間デザインや、インスタレーションの分野でも活躍。