【ヘアアレンジ講座】第2話:巻かなくてOK!髪型がワンランクアップする、仕込み術
編集スタッフ 岡本
雑誌のヘアアレンジ、ひとコマ目で挫折…
ペラペラと雑誌をめくり、気になるヘアアレンジを発見。
たまには挑戦してみようかな?と手順を見てみると、「はじめに、ゆるく巻きます」の文字が。
うーん。コテを使うのか。ゆるくってどれくらい?巻くだけで時間かかるんじゃ……。
そんな考えが頭をめぐり、まあいっかとアレンジ欲もしゅんとなくなってしまうことが多々あります。
そこで本日のテーマは、「巻かない仕込み術」。
アレンジ前の下準備をかんたんに済ますことができれば、アレンジへのハードルもグッと下がるような気がします。
教えてくれるのは、美容室・HEARTSの肥沼(こいぬま)さんです。
今回、時短が叶う下準備のアイデアを3つ教えてくれました。
巻かないから簡単・時短!
アレンジ上手になれる仕込み術
発見!万能なムースの使い方って?
[1]固まるタイプではないスタイリング剤を、野球ボール1個分手の平に出す
[2]前髪を避けて乾いた髪全体になじませたら、くしゅくしゅともみ込む
HEARTS 肥沼(こいぬま)さん:
「スタイリング剤は、スプレーやワックスよりもムースがおすすめ。特にトリートメントタイプなら初心者さんでも扱いやすいです。
つけた直後は少し濡れていますが、自然乾燥することで束感がキープされ、ニュアンスが出ますよ」
やっぱり違った!仕込み術 before/after
教わった仕込み術をさっそく実践!
上の写真は、くしを通して結んだだけの、シンプルひとつ結び。
そしてこちらがトリートメントムースを使った仕込み術後のひとつ結びです。
あまり時間はかけていませんが、コテで巻いたような雰囲気が出ています。
だらしなく見えてしまうことがある後れ毛も、ゆるっとした自然な流れが女性らしさを引き立てていますよね。
整髪料を使わず、仕込むには?
今日からできる2つのアイデア
明日はお出かけ!夜仕込みで朝が楽チンに
[1]髪を左右2つに分け、耳の後ろあたりで結ぶ
[2]毛先を持って3回ほどねじる
[3]ねじったまま毛先を根元に巻きつける
[4]ほどけないよう上からゴムを重ねて、とめる
HEARTS 肥沼(こいぬま)さん:
「上の方で結ぶことで頭の高い位置からウェーブがかかります。毛先のみにしたいときは、下の方で結ぶだけ。
また今回は[1]の工程で2つ結びにしましたが、小分けに結ぶことで細かいウェーブに、ひとつ結びにすれば大きなウェーブがかかりますよ。
夜のひと手間が必要になりますが、朝はほぐすだけなので、もっとも時短が叶う仕込み術です」
洗顔のついでに!ドライヤーで癖づけ
[1]毛先を中心に、髪の毛を濡らす
[2]髪をねじりながら、くしゅっとまとめ、手の平におさめたままドライラーをあてる
HEARTS 肥沼(こいぬま)さん:
「朝、洗顔のついでに髪を濡らして、ドライヤーをあてるだけの簡単アイデアですが、ねじった状態のまま熱をあてるという工程が肝になります。
全体に癖がつくというよりは、毛先あたりにさりげなく動きが出る程度なので、ナチュラルな雰囲気にしたいときはおすすめです」
ちなみに今日教わったスタッフ中川は、パーマはかけていないそうですが、どちらかというと癖がつきやすい方だそうです。
髪質は人それぞれ違うので、ぜひ一度試して自分にぴったりの仕込み術を探ってみてくださいね。
(つづく)
【写真】かくたみほ
もくじ
美容室・HEARTS(ハーツ)
東京・原宿にある美容室。ヘアスタイルを作る上で欠かせない、デザイン、似合わせ、自宅での再現性を意識した自然なカットライン、動きをそれぞれの髪質にあわせて提案している。また、お客様がさまざまな道具なしにハンドドライだけでスタイリングできるヘアスタイルをめざしている。(今回ご協力いただいたのは、左からスタイリスト肥沼 未帆さん、田中 直美さん、久芳 典子さん)http://www.hearts-hair.jp/HEARTS/index.html
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