【梅雨のジメジメ対策】第2話:梅雨時期こそ悩む、クローゼットの湿気をとるには?

編集スタッフ 齋藤

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クローゼットの湿気はどうする?

梅雨時期にも、できるだけクリーンに過ごすための部屋干しの基本を、暮らしのスタイリスト 河野真希(かわの まき)さんに教えていただいています。

アイテム別の干し方のポイントを伺った第1話につづき、第2話では湿気がこもりがちな「クローゼット」に着目。

梅雨に特に気になるクローゼットや押入れの湿気とカビ対策で、すぐにできる4つの方法をお聞きしました。

私自身、自宅のクローゼットの湿気対策に毎年悩んでいるひとり。河野さんにいただいたアドバイスをもとに、実践してみたレポートをお伝えします!

また、後半では「バンカーズボックス」の湿気対策についてもお届けします。

 


 クローゼットの湿気対策の基本


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1)ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎない

2)時々開けて扇風機をあてる

3)衣類はしっかりと乾かしてからしまう

4)除湿剤を使う

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風が通るように、服と服の隙間をあける

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河野さん:
「ついつい、ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうクローゼットですが、風を通して湿気を溜め込まないよう、服と服の間に隙間があくようにしてください。

すこし手が入るくらいがベストですが、スペースなどの問題で、なかなかそうはいかないと思います。そんなときは次のポイントも参考にしてください」

 

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週末は30分扇風機をあてる

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河野さん:
「週末はクローゼットの扉をあけて空気を入れ替えましょう。週に一度、30分間だけ、扇風機やサーキュレーターの風をあてるだけでも違いますよ。

また、気になる場合は閉め切らずに時折扉を開け放しておいてもいいと思います。年間を通して、風をあてるのはおすすめしたいのですが、梅雨時期は特に気にしてみてください」

 

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その日に着た服は
一晩干してからクローゼットへ

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河野さん:
「その日に着用した衣類を仕舞う前は、たとえ雨で濡れていなくても、しっかりと乾かしてから仕舞いましょう。

その目安としては、脱いだ服をハンガーに掛けて一晩吊るしておくくらいです。

また、クローゼット用の市販の除湿剤も梅雨時期は特にしっかりと入れてあげてください」

 


 紙素材でも大丈夫?

バンカーズボックスの湿気対策


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当店でも人気のバンカーズボックス。ダンボール素材で軽く、デザインも素敵で多くのスタッフが愛用している収納アイテムでもあります。

なかでもよく設置されているのは、実はクローゼット。だから、梅雨時期はとくに「湿気がたまるのかな?」「洋服や小物を入れて大丈夫かな?」と疑問もありました。

そこで、河野さんにこういったダンボール素材の収納ボックスの湿気対策をお聞きしました。

河野さん:
「紙素材は湿気りやすいので、湿気の多い場所には置かないことがベストです。でも、きちんと対策をすれば、押入れやクローゼットでも使えますよ!」

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【1】除湿シートと防虫剤を用意する

【2】除湿シートを底に敷く

【3】衣類を縦に立てて収納する

【4】防虫剤を入れる

河野さん:
「衣類は重ねて収納すると、下のほうの衣類が湿気る可能性が高いです。縦に立てて収納するほうが、通気性がよくなりますよ。バッグなどの小物を入れる場合も同じです」

PICK UP Item

Fellowes/フェローズ/バンカーズボックス

 

家事の知識は、ときに自分を楽にしてくれる。

heb0411▲取材時に出していただいたルイボスティーとドライ無花果にチーズをはさんだオヤツが絶品でした

取材中、印象的だった言葉があります。それは「簡単にしたいですね、暮らしを」というもの。「知っているだけで気が楽になったり、心地よくなることが、家事のなかにはあります」とも。

今回のテーマのような『部屋干し』は、特にそれに当てはまるかもしれないなあと感じています。

そして「家事はまいにち続くものだから、その人が無理なく続けられて、自分や家族がよしと思っていれば、それでいいんですよ」と言う河野さんの言葉に、ホッとしたのでした。

毎日、やらなくては溜まってしまう家事をどう続けるかを決めるのは自分で、気持ち良さのさじ加減も自分次第。

そのさじ加減をどうするかの知識は、きっと少しでも持っていると自分を楽にしてくれるのだろうな、と感じました。

次回は、部屋干しを助けてくれる、当店のおすすめアイテムをお届けします。

(つづく)

 

【写真】クラシコム(1〜6枚目)鈴木静華(7・8枚目)

 


もくじ

 

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河野真希(暮らしのスタイリスト)

自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食堂』を主宰。

 


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