お客様係　望月

▲海外旅行帰りの先輩スタッフからもらったビール。開けるタイミングを見計らい中。

金曜日ですね！毎日暑いし、どこかで一杯飲んで帰りたいなぁ。

週末に漂うなんともウキウキした空気、好きなんです。

保育園のお迎えに向かう道すがら、これから気のおけない仲間と飲みに行くんだろうなぁという人たちとすれ違うたび、ついつい羨望の眼差しで見つめてしまいます。

子どもが生まれてからは、外食をすることやお酒を飲むことが圧倒的に少なくなりました。お店ではまだじっとしていられず周りに迷惑がかかるし、自分もゆっくり味わうことができなくて。

と、理由はいろいろとあるのですが、外食で済ませてしまうことやお酒を飲むことに、なんとなく気が引ける自分がいることも正直なところです。

（子どもといるのに酔っ払ってしまったらどうしようという不安もあります。笑）

 

母、小さな冒険心。

保育園へのお迎え帰りの金曜日。この日はなんだかいつになく疲れていて、夫も飲み会で帰りが遅くなるとのこと。

あぁ、ご飯を作るエネルギーが足りない……。冷蔵庫の中も空っぽ……。お惣菜もなんとなくピンとこない……。

いつもだったらせめて息子の分だけでも…と、フラフラしながらキッチンに立つのですが、気力すら湧きません。さて困った。そんなとき、「今日は息子と２人で外食して帰ろう！」と突然思い立ったのです。

慎重派のわたしにとって、何の準備もなくフラっと息子と寄り道することは、はじめてのこと。冒険ともいえる感覚です。（大げさですね。）

カジュアルなイタリアンレストランに入ったわたしたちは、カウンターのすみっこに並んで着席しました。

子ども用パスタと、自分用のパスタを１品ずつ注文。それから息子にオレンジジュースと、内心ドキドキしながらわたしはサングリアを一杯だけ。（すみません、頼んでしまいました！）

▲黙々と食べてるうちに、食事を楽しみます。

２歳児とカウンターで食事だなんて、ちょっとくすぐったい気分になりながらも、これがわたしにとって、とても楽しい体験だったのです。あれあれ、息子もいつもより静かにしているような？

「今週は忙しかったね〜。」「保育園どうだった〜？」「これ、おいしいね〜。」

と一方的に話しかけながら、お互いの１週間に乾杯したのでした。

余談ですが、カウンター席は不測の事態（カトラリーを落としたり投げようとしたり……）にも瞬時に対応できるので、この点も嬉しい発見。

疲れていたはずの帰り道が一変、息子とおいしい金曜日に。たまにはこんな日があったって、いいかもしれないな。

カウンターでの成功体験（笑）をきっかけに、次はどんなお店に寄り道しようかなぁ、と思いを巡らせつつ、楽しい週末を迎えられそうな気持ちになったのでした。

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