【ぴったりのラグ選び】01:インテリアのプロに聞く、素材・サイズ別のラグ選びのコツ
お部屋に合うラグマットやカーペットでおしゃれなインテリアにしたい。インテリアスタイリストの大谷優依さんに、色やサイズでのラグの選び方・決め方を聞きました。ふわふわふの毛足やオールシーズン向けなどたくさんある中から選ぶコツをご紹介します。
編集スタッフ 田中
自宅に合うラグ、サイズや色の選び方がわからない…….。
だんだん寒くなる時期、ラグが欲しくなるけれど、サイズや色、種類もたくさんあって、何から決めていいかわからないという声や、ラグの洗濯がおっくうで敷くのやめてしまったという声をよく聞きます。
そこで、今回インテリアスタイリストの大谷優依(おおたに ゆい)さんにラグ選びのコツについて質問してみました!
Q:素材、サイズ、色、何から決めれば?
A:「どんな雰囲気の部屋」にしたいかで色から決めるといいです
大谷さん:
「まずは、どんな雰囲気の部屋で、どう過ごしたいか?をイメージして、色合いから考えてみましょう。ラグは部屋の面積を多く占め、目線がいく場所なので、インテリアの印象を決めるアイテムとも言えます。
明るい印象の部屋にしたければ、暖色系などの色を。シックで落ち着いた部屋がいいなら、暗めの色でもいいでしょう。私自身は、柔らかい印象の部屋にしたくて、白くて毛足の長いラグを選びました。
逆に、ラグ一つで模様替えが簡単にできるので、あまり考えすぎずに選ぶのがいいと思います。家具を買い換えるのは大変ですが、ラグだったら季節に合わせて変えることもできます」
Q:家具や床の色とラグはどう合わせたら?
A:家具のテイストと似たものを選ぶとなじみます
大谷さん:
「家具などが持つ『テイスト』がどんなものか?と考えて、それと似た雰囲気のものを選ぶといいかもしれません。
例えば、アイアン素材を使ったかっこいい雰囲気のテーブルや椅子には、毛足の短いラグやジュート(麻)素材のものなどを合わせると馴染みやすいでしょう。
北欧テイストやミッドセンチュリー、フレンチ、ナチュラルなど家具の雰囲気はいろいろあります。インテリアは部屋全体でとらえた方がまとまりやすいですよ。
ただ、テイストがミックスするのも楽しいんです。シャープな雰囲気で装飾の少ないモダンな家具にはシンプルで柄の少ないラグが合っていますが、模様替えとして民族調のものにチャレンジしてみるのもいいでしょう。遊び心のあるインテリアになると思います」
Q:ちょうどいいサイズが分かりません
A:紙に家具の配置を書いてみるのがオススメ
大谷さん:
「わたしの場合ですが、ラグはひとつの区画のようなもので、その中に収まるように物を置いたりしてしまいがち。ですから、わたし個人としては『ゆったりした印象』になる大きめサイズの方をおすすめします。
仕事の場合だと、わたしはシミュレーションすることもあります。部屋のサイズを測り、100分の1の縮尺で紙に書いて、そこに家具と検討中のラグも同じ縮尺で書きこんでみると、バランスがわかると思います。
色が柄がある場合は、写真をプリントして置いてみると、色の占める面積などが客観的にわかりますよ」
ラグの選び方について、インテリアスタイリストの大谷優衣さんに伺いました。サイズ・色・素材選びが主な悩みでしたが、ラグだけにとらわれずインテリア全体のテイストと合わせることで解決できそうですね。
次回はラグ生活がはじまると気になる、自宅でできるお手入れ方法についてお届けします。
👉次の記事はこちら
02:自宅で手軽にラグを洗う方法
💡「ラグ選びのコツ」関連記事
03:スタッフ宅のラグ・ワンルーム編
04:スタッフ宅のラグ・6畳以上のリビング編
【監修】インテリアスタイリスト 大谷優依
※イメージ画像のスタイリングは担当されていません。
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