【スタッフの愛用品】家に求める「くつろぎ空間」は、どうしたら作れる?
編集スタッフ 二本柳
お風呂上がり、アイスを片手に部屋を見渡しながら、ふと気がついてしまいました。
陽の光がたっぷり入る窓が気に入って、これなら居心地がよさそうだ!と住みはじめた今の部屋。でも待てよ、そういえばここにいる時間のほとんどが「夜」じゃないの?
仕事から帰って、「あ〜家が一番!」なんてホッとしたいのも、食後から寝るまでのあいだ心底くつろぎたいのも、どっちも夜。
朝よりも、昼よりも、この時間帯の方がよっぽど切実。それなのになんだか「仮の姿」みたいな、ぞんざいな扱いをしてきてしまったなぁ……
そうして、「居心地のいい部屋づくり」というものを「夜の灯り」を基準に考えなおしてみることにしたんです。
おしゃれにしよう、と思わなくていい。
夜、心が休まる部屋づくりといえば、欠かせないのが雰囲気のいい照明選び。
「雰囲気のいい照明」なんていうと、なんだかセンスが求められそうですが、昨年の特集「北欧に学ぶ、冬の灯り」で、こんなことが紹介されていました。
「答えはとってもシンプル。必要なところを照らすだけです。(中略)自分の暮らしの導線を考えてみましょう。家族が集う場所はどこ?読書はどこで?こうすることで、自然と灯りが必要な場所が見えてきます」
なるほど。おしゃれにしよう、と思うと悩むけど、「必要な場所に」だったら私もできそうです。
たとえば我が家の場合、こんな場面で灯りが必要。
・ダイニングテーブルで食事をするとき
・寝室の本棚で雑誌をあさるとき
・ソファで本を読むとき
ダイニングは天井からつるすソケットランプがあるからOK。雑誌は床に広げるから、本棚の前にIKEAの床置き照明を買おうかな。ソファは手元に灯りがほしいし適度な高さが必要だ……
そんなふうに考えていくと、必要な照明のカタチ、置き場所も自ずと決まっていきました。
賃貸でも可能性が広がる、「吊るす」という選択肢。
我が家の場合、ソファなしでくつろぎはあり得ない。そう言っても過言ではないくらい、ほとんどの時間をソファで過ごします。
だから何より先に取り入れたいのは、ソファまわりを快適にする照明でした。
ここは基本的にテレビを観ながらごろごろしたい場所だから、強い光はちょっと違う。照らす範囲も広すぎず、本を読むときに困らない程度でいい。
ちなみにスタンド式のライトは置き場所に困るし、かといってブラケットライト(壁付け照明)は賃貸住まいの私には無縁の存在。
そうして行き着いたのが、eNproductのハンガーライトでした。
ハンガーライトを使ってみて、良かったのはこんなこと。
・光の具合がちょうどよくやわらかい
・「吊り下げ型」でスペースを取らない
・軽いからカーテンレールやダルマピンを使える
・付属のS字フックや滑車がシック
・灯りをOFFにしてるときもかわいい
滑車でコードの長さを変えられるので、高さの調整も自由。
私の場合はそれでも長さが足りなかったので、付属のS字フックにさらにS字フックを2個追加して、高さを調整しました。
これはもうちょっと見栄えよくしたいので、1個足すだけで十分な長さのS字フックを探しまわってます。
照明に目を向ける、きっかけの一歩に。
大げさではなくて、最近、家がもっと好きになりました。
以前は、休日の朝や夕方、きれいな光に照らされた部屋を見ては、「せっかくこんなにきれいなのに……」と惜しい気分に。でも今は、仕事から帰って灯りをつけるのが楽しみになりました。
天井灯をつけるより正直よっぽど面倒なんですが、外から内へスイッチを切り替える儀式みたいな感覚です。
▲ダイニングテーブルにはtoolboxのソケットランプ
家具ほどとは言わないまでも、インテリアにインパクトをもたらす照明。
だからこそ決めるのが億劫で、買うのに勇気がいるアイテムでもあります。でも今回ハンガーライトを迎えて、灯りの面白さを知りました。
まだまだ初心者なので、ここから色々と試していきたい。照明しだいで、家をもっともっと好きになれるかも……という期待を抱き始めています。
そのきっかけの一歩をくれたハンガーライト。皆さんの夜にも、きっとくつろぎの時間をもたらしてくれると思います。
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