【新連載|プロローグ】ずっとメイクが苦手だったけど……そんな気持ちと向き合う「往復書簡」を始めます。

編集スタッフ 寿山

自分に似合うメイクが、わからない……

「メイクって、何が自分に似合うのかわからない。だからアイテムが選べないし、選んでもどう使ったらいいのかわからない」

ある日、店長佐藤がそんな悩みを口にしました。

40代になって自分に似合う洋服やアクセサリーを探すのは楽しくなってきたのに、ことメイクに関してはずっと迷子のまま。毎朝メイクするときも、百貨店で新しいアイテムを試すときも「本当にこれでいいのかな」と、居心地の悪さを感じていると。

そんな佐藤が友人の紹介で出会ったビューティライターのAYANAさんに、今年5月にとある対談でメイクの悩みを打ち明ける機会がありました。

それ以来、正直でウソがない彼女の言葉と知識に導かれ、自分らしいメイクの方向性がわかり、楽しそうに色々なアイテムを試す佐藤。2人のやりとりを見ていると「メイクだって、雑貨や洋服と同じように、もっと自分らしく楽しめるのかもしれない」と、希望が湧いてくるのです。

そこで、美容のプロであるAYANAさんにメイクの悩みを相談する新連載がスタートします。

相談するスタッフだけでなく、読んでくださるお客さまにとっても、 “メイクを楽しむ” ヒントが少しでもお届けできればと願っています。

 

自分の “好き” や “らしさ” とズレない、メイクアイテムを見つけていきましょう

こんにちは。この度あたらしい連載をはじめさせていただくことになりました、ビューティライターのAYANAです。

今年の5月に、佐藤店長と「メイク迷子を卒業したくて」という特集で、 “メイクとの向き合いかた” についての対談をさせていただきました。そこで佐藤店長に伺ったのが「雑貨や服は自分の好みのものをちゃんと選べるのに、メイクとなるといきなり何を選んでいいかわからなくなって思考が停止する」みたいな話。正直申しまして、結構驚いたんです。だって「北欧、暮らしの道具店」といえば、きちんと自分の “好き” や “らしさ” を客観視できて、そこにはちゃんと知性もあって、いいものを大切に使うべく、明確に選び取ることのできる人が訪れる場所という印象があったから。少なくとも佐藤店長は間違いなくそういう人なんです。それなのに不思議だな、って。

その対談の打ち合わせなどでクラシコムのオフィスに伺い、スタッフのみなさんとお話する機会も何度かありました。そのときによく聞いた言葉が「メイクには自信がない。だって世の中の美容の正解がわからないから」というもの。自分らしさや、自分の好きなものはよくわかっているし、そこに自信もありそうに見える。だからこそ、自分が誰よりもわかっている自分らしさを、ズレた形で誰かに定義されることが苦手。そんな温度感だったように思います。

でも、確かに自分の顔とか、メイクとか、美容について取り組むのって、ちょっと恥ずかしいですよね。すごく頑張っちゃってるように見えたりしないだろうかとか、加齢に抗っているように思われないだろうかとか。本当はそんなんじゃないのに、ズレた形で定義されやすい世界。そもそも、世にあふれるコスメの情報という膨大すぎる海を前に、いったいどこから手をつけていいのか、そもそも一歩を踏み出す必要ってあるのだろうかとか。

なんとなく自分らしくて、肩の力もいい感じに抜けていて。そんなメイクパターンがひとつあれば、この先ずっと、特に問題ないかもしれない。もちろんそれでもいい。でも、こんな色も意外と似合うんだー!ってテンション上がったり、顔色がぱっと明るくなる口紅を見つけたり、小さな美しいパッケージにうっとりしたり、そんな楽しさを増やしていけたら、もっと人生カラフルになるよね? その方法を知らないだけだったとしたら勿体無いなとも思うのです。

今の自分はもちろん素晴らしい。でも、もっと素敵になることだって、望んでいいんだよ、美容にはその力があるんだよと言いたい。そういう話をすると、クラシコムのみなさんは、目をキラキラさせながら、ふんふんと耳を傾けてくださるのです。

だからもう少しだけ深く関わってみたくて、スタッフの方との「往復書簡」をやりたいと思いました。具体的なメイクの話だけでなく、今直面してる悩みとか、昔からのコンプレックスとか、そういう話に対して、こんなことをしたらどう?と提案しながら、おしゃべりするようなやりとりです。美容って怖くないし、自分でひっそりと楽しんでいいものだし、もっともっと自分のことが好きになれるツールなんだよ!ってことが、ちょっとでも伝わったらうれしいです。

【写真】市原慶子

 

連載のご感想などあれば、お便りをお寄せください。

連載記事vol.1はこちら

連載記事vol.2はこちら

AYANAさんと店長の対談はこちら

 

 

AYANA

ビューティライター。コラム、エッセイ、取材執筆、ブランドカタログなど、美容を切り口とした執筆業。過去に携わった化粧品メーカーにおける商品企画開発・店舗開発等の経験を活かし、ブランディング、商品開発などにも関わる。instagram:@tw0lipswithfang  http://www.ayana.tokyo/


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