【僕のおやつ日記】「感覚」と「数値」のバランス。計量することで見えてくるものとは。
OYATSUYA SUN 梅澤
こんにちは、OYATSUYA SUNの梅澤です。
いつの間にか計量することが習慣になっていました。
コーヒーを淹れるときやお好み焼きを家で焼くときの粉の量など、なんでもかんでも計量してしまいます。
おそらく、きっかけは仕事でコーヒーを淹れるようになったこと。それまでは計量スプーンで豆の量を把握していましたが、豆の産地や種類、焙煎の度合いなどによって密度が全然違うことに気づいてから絶対に量るようにしています。
コーヒーは、豆の重さ、お湯の温度・量、抽出時間をしっかり計測。
これはお店で淹れるときも、家で淹れるときも同様です。
面倒に思えるでしょうし、神経質に聞こえるかもしれませんが、コーヒーは、もともとの “豆” が農作物で、収穫場所や処理方法、焙煎によっても品質が大きく違うため(その割に見た目では全然わからない!)、お湯の温度や抽出時間など、固定できる条件をなるべく固定することで、安定して美味しいコーヒーを抽出することができます。
計量の習慣はコーヒーだけでなく、自宅で食べるご飯の量や、猫にあげるカリカリのグラムなど、主に食べ物方面で発揮されています。
いまのところ、人間も猫も健康なので体調管理には役立っているような。
計量は、お菓子を作る上でも全ての基本となります。
材料の計量、焼き時間、型1台に何グラム入れるのか、などなど、数値が出せるものはなるべく量って、品質を保てるようにしています。
先日、知り合いのうどん屋さんの大将ともこの話をしたのですが、不確定要素をできるだけ減らすことが、品質の向上と安定に繋がっていくな、と。それはお菓子でもうどんでも変わらないところでした。
目分量や経験による手指の感覚などでパーフェクトにできたら一番かっこいいのですが、そうなるのはまだまだきっと先のこと。
コーヒー豆の密度もそうですが、卵やフルーツなど、目に見えない中で日々変動していることがたくさんあって、それを自分の感覚だけで推し量るには限界があります。人と共有するのも大変ですし。
いちいち測るのは煩わしいこともありますが、感覚に頼るのは感覚の方が優れているときだけにしよう、と決めてせっせと計量することにしています。
▲ごはんの量も測ります。でもカレーだとおかわりしちゃうのであんまり意味がありません。
ときどき、こんなに細かく計らないでもっと大らかに生きればいいのに、と思うことも。
ですが、計れるものをなるべく計ることで、コーヒー豆の状態や卵の品質など、目に見えないことが浮き彫りになってくるんだと思います。自分の食べるものや猫のご飯も、毎日量るからこそ健康状態が維持できて変化にも気付けるはず。
感覚が優れている分野は感覚に任せ、感覚が追いつかない部分を数字で補っていくイメージで、しばらくはこの計量生活を続けていこうと思います。
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