【ストックできる冷凍スープ】第2話:うどんにかけても◎ 長ねぎたっぷり、体ぽかぽかスープを作り置き
ライター 嶌陽子
調理時間も短く、材料もごくシンプル。少し時間に余裕がある時に作って冷凍しておけば、あとは電子レンジでチンして温めるだけ。
毎日の食事作りの頼もしい味方となってくれる冷凍スープのレシピを、スープ作家の有賀薫(ありが・かおる)さんに教えていただく特集です。
第2話の今回は、まさに今が旬! 長ねぎをたっぷり使ったスープをご紹介します。
旬の長ねぎをどっさり使って。
作り置きしたい、体ぽかぽかスープ
▲使ったのはジップロックのコンテナー(700ml)。2人分のスープが入ります。
【材料(4人分)】
・鶏もも肉(皮のついたもの) 1枚(300g)
・長ねぎ2本(太いもの)
・しょうが 20g
・塩 小さじ1 と2/3
・ごま油 大さじ1
【作り方】(所要時間:約20分)
1. 長ねぎとしょうが、鶏を切る
長ねぎは斜め薄切りにし、しょうがは千切りまたは薄切りにします。長ねぎは青いところも少し入れると色味も香りも良くなります。
鶏肉は、1~1.5cm角の小さめに切ります。
有賀さん:
「冷凍スープで使う肉は、解凍しやすいよう、小さめに切るか、ひき肉を使うのがおすすめです」
2.材料を炒める
鍋にごま油をひいて中火にかけ、長ねぎとしょうがを入れて炒めます。少し端が焦げても旨みが出るので大丈夫。
全体がしんなりしたら、鶏肉を加え、塩を加えてさらに炒めます。
3.水を加えて煮込む
鶏肉の色が白っぽく変わったら、水1,000mLを加えて煮ます。
沸騰したらアクを取り、さらに3~4分煮て火を止めれば完成。しょうがは、千切りの場合はそのままで、薄切りにした場合は取り出しましょう。
冷ましてから容器に入れ、冷凍庫で1週間保存できます。
有賀さん:
「スープのまま食べる時は、温めた後に胡椒をふって味のアクセントをつけましょう。豆苗やカイワレ、青菜を入れてもおいしいですよ」
シンプルな味付けなので、炒めた長ねぎの甘みが際立ちます。たっぷりのしょうがで、体もぽかぽかに。
麺との相性ばつぐん!うどんにかけて、昼食や夜食にどうぞ。
あたためたスープをうどんにかければ、シンプルで滋味深いうどんに。冷凍うどんを使えば、さらに手軽です。
「うどんのスープにする場合は、塩気が少し物足りないと感じる人もいるかも。その場合は塩を少し足してもいいですよ」と有賀さん。
でも、これくらいのほうがほっとする上に、罪悪感なくスープを飲み干せるのも嬉しい点です。
少し物足りなく感じるのであれば、ごまやすり下ろししょうがなどの香りを足すとぐっとコクが出ます。
味の調整は「香り」を足すのがおすすめ。
有賀さん:
「味つけが物足りないな……というとき、塩や醤油などの調味料で解決しようとすると塩分が気になりますよね。我が家でも時々、私の好みの味付けにすると、息子や夫に薄味だと言われてしまうこともあるんです。
そんなとき、おすすめなのが『香り』を加えること。生姜やみょうがといった香味野菜、ハーブやスパイス、ごまなどを上手に使うと、塩分に頼らずに満足度を高めることができますよ。
冷凍は香りが減ってしまうという弱点もあるので、食べる直前に加えることをおすすめします」
第3話では、新鮮な味わいが病みつきになる、「ほうれんそうのカレースープ」をご紹介します。
(つづく)
【写真】佐々木孝憲
もくじ
有賀 薫(ありが・かおる)
1964年生まれ、東京都出身。スープ作家。ライター業のかたわら、家族の朝食に作り始めたスープが毎朝続き、2018年5月時点で約2300日以上になる。その写真やレシピで個展を開くほか、スープの実験イベント“スープ・ラボ”を主宰。著書に、レシピ、写真、文章、イラストを手がけたスープのレシピ本『365日のめざましスープ』(SBクリエイティブ)、『スープ・レッスン』(プレジデント社)など。新著『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)も発売中。note:https://note.com/kaorun、instagram: @arigakaoru
▼有賀さんの著書はこちらから
感想を送る
本日の編集部recommends!
冬のファッションアイテムが入荷中!
冬のときめきを詰め込んだニットカーディガンや、ポンチ素材のオールインワンなど、冬ものが続々入荷しています
乾燥する季節に頼りたい、お守り保湿アイテム
新作のフェイスマスクや北欧から届いたボディオイルなど、じっくりと自分を慈しむのにぴったりのアイテムも揃っています
【期間限定】WINTER SALE!
当店オリジナルの雑貨が、最大20%OFF!冬のおうち時間にぴったりのアイテムも揃っていますよ
【動画】夜な夜なキッチン
縫って、編んで、お気に入りの景色を作る(「HININE NOTE 」スタッフ・彩さん)