【あの人のバッグ】サイズは小さめ、荷物も少なめ。でも「かわいい」が詰まってる(「petite robe noire」デザイナー・阿部好世さん)
商品プランナー 斉木
大きさや、形、その中身……「バッグ」には、そこかしこに “その人らしさ” がぎゅっと詰まっている気がするんです。
たとえば取材中、目の前のひとがバッグの中からサッと何かを取り出す瞬間、悪いなと思いつつ興味津々に見てしまいます。そのブランドのノート、私も好きです! そのポーチ、どこのですか……?と思わず話しかけてしまうこともしばしば。
本日から始まった新連載「あの人のバッグ」では、気になるあの人のバッグやポーチの中身、そしてそんな中身を調達している、気になるお買い物スポットまで、あれこれ聞いてみます。
第1回に登場するのは、当店でも取り扱っているアクセサリーブランド「petite robe noire(プティ ローブ ノアー)」のデザイナー・阿部好世(あべ よしよ)さん。シンプルで機能的だけど、手にした瞬間体温が上がるような茶目っ気もたっぷり! そんな阿部さんのバッグ、さっそくご紹介します。
バッグはどこのですか?
阿部さん:
「吉田カバンとうちのブランドがコラボした『PORTER × petite robe noire』のものを使っています。
肩掛けも手持ちもできるようにという所と、長財布もぴったり入るサイズ感、中にマジックテープで付け外しできる小さなポーチを付けたところがこだわりです。小さなポーチは、アクセサリー入れとして重宝してます。
このバッグの他に仕事用の荷物も持ち歩いていて、そちらが重いのでプライベートの持ち物は極力少なくしたいんです。だからバッグ自体もナイロン製で軽く、サイズ感も長財布は入るけど大きすぎないものにしました。見た目もシンプルだからこそ、スカーフやキーホルダーで自分らしさをプラスできるのがチャームポイントです。わたしは気分に合わせてスカーフを巻き替えていて、この日はエルメスの物を付けました」
バッグの中身、見せてください!
(上から時計回りに)
・長財布 / PORTER × petite robe noire
・会社用キーケース / PORTER
・自宅用キーケース/ PORTER
・ポーチ / CORAL & TUSK
・ハンカチ / motta
阿部さん:
「バッグの中で特に気に入っているのが、目の形のミニポーチ。麻素材に刺繍が施されているんです。
手触りと、このユニークなデザインが気に入っていて。手のひらサイズですが意外と物が入るんですよ。バッグの中から覗くと楽しい気持ちになるので、いつも忍ばせています」
ポーチの中身、見せてください!
・シアバター / ROSE WOOD
・コンタクトレンズ
・目薬
・リップクリーム / petite robe noire(非売品)
・ミントタブレット / FISHERMAN’S FRIEND
・缶バッジ風の手鏡(LOVE FOREVER) / 草間彌生
・缶バッジ(Be Nice.) / Strand Book Store
阿部さん:
「実は普段からノーメイクで、リップクリーム以外は持っていても使うことがないので自然と持ち歩かないようになりました。だからポーチの中も少なめです。
でも缶バッジのように、一見余計なものが必ずひとつは入っています。『一見余計なもの』でも、なぜか持ち歩きたくなるんですよね。実用性はなくともプッと笑ってしまうような、気持ちを豊かにしてくれるものが好きなんです」
オススメのお買い物スポット教えてください!
阿部さん:
「基本的には海外旅行や出張先でその街を歩きながら偶然見つけることが多いんです。
でもそうやって見つけたお気に入りのブランドをインターネットで検索しているうちに次に繋がることもあります。アメリカの『Commune Design』の通販サイト*は定期的にチェックしますし、『Ace Hotel』のニュースレターに載っているオリジナルの雑貨も面白いですよ!」
*Commune Desighの通販サイト:https://www.communedesign.com/shop
少ない荷物のなかに「キュートな驚き」が詰まってる
阿部さんのバッグには、「意外性」がぎゅっと詰まっているように感じました。
バッグのサイズ、中身、どちらも必要最小限のものに絞りながらも、なぜか缶バッジが2つも(実はひとつは手鏡)!アクセサリーはこんなにたくさん! そんな驚きがあるのは、阿部さんが自分の心が踊るポイントを熟知しているからなのでしょう。
その意外性は、どこかpetite robe noireのアクセサリーにもつながっていて、紛れもなくこれは「阿部さんのバッグ」だなあと感じたのでした。
(つづく)
【写真】阿部好世(6枚目以外)、クラシコム
阿部好世(あべ よしよ)
新潟生まれ。高校卒業と同時にアメリカへ留学、NYでファッションを学ぶ。蚤の市で出合ったコスチュームジュエリーに魅せられ、帰国後2005年にオンラインショップを立ち上げる。2007年に直営店「petite robe noire」を東京・恵比寿にオープン。2年後には「古いものと新しいものをつなぐ」という考えのもと、日本の職人とともにコスチュームジュエリーのコレクションを発表、進化を続ける。その後、「YOSHIYO」ブランドでジュエリーラインも発足、日本国内にとどまらず、海外の職人とそこでしか作れない新しいものづくりもスタートしている。
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