【スタッフコラム】画面のなかの、ちょっとした冒険

編集スタッフ 糸井

平日の仕事終わりに、ちょっとした旅に出ることにはまっています。

旅といっても必要なものは、青とオレンジのコントローラーとソフトだけ。舞台は、Nintendo Switchの「ゼルダの伝説」です。

これは、主人公の剣士・リンクになり、冒険をしながら複数のダンジョンに隠された謎を解き明かしていく、アクションアドベンチャーゲーム。先日の3連休中、友人からNintendo Switchを借りたのがきっかけで始めたのですが、これが少しやってみるだけ……にとどまらず、でした。

繰り広げられるストーリーもさることながら、その醍醐味は、ゲーム内の風景描写。CGで作りこまれた、風になびく草原、水たまりに差し込む木漏れ日、動物たち、夕日の沈むときのオレンジ色……あまりのディテールの美しさに、開始してすぐ目を奪われしまうのです。

**

自分ごとですが、ここまで家庭用ゲームにはまったのは実に8年ぶり。

父がゲーム大好き人間ということもあり、スーパーファミコン、64(ロクヨン)、ゲームキューブ、PlayStation……。小さい頃から高校初期までかなりのゲームっ子でした。クリスマスにサンタに頼むのは大体ゲームソフトで、夏休みのような長期休みには不可欠のコンテンツで、例にもれず母から、一日○時間まで!ルールが課されます。

今回の「ゼルダの伝説」のように、父のお気に入りも、大抵冒険もの。ここの迷宮はあーだね、武器はこーだねと私と姉と父とで知恵を配りあったものです。

高校に上がった頃、姉も家を出て、自然とゲームへの興味が遠のいたのですが、思えばあれは、いつでも家族の会話のもとになっていたんだな……と。その思い出は、楽しかった記憶として残っていて、それを今、改めてノスタルジックに確認できることも、8年ぶりにはまっている要因に感じます。

**

今回はゲームだけれど、小さい頃にはまっていたことを、大人になってもう一度やり直す作業って、おもしろい感覚です。あの時の楽しみ方はできないとしても、あの時とは違った楽しみ方ができるようになっていて楽しい。のもありつつ、同時に、当時の記憶を思い出して、あの頃の幸福感にふつふつとタイムスリップできるような気がするんですよね……。

というのも、私にとって、あの頃のゲーム時間は、「ながーい夏・冬休み感を満喫するエッセンス」でした。大人になった今は、1ヶ月まるっと冬休み、なシーンは滅多に訪れない。でも、そのコンテンツに触れるだけで、不思議と身体の記憶がブワッと舞い上がって、なんだかあの冬休み感を彷彿とさせるものがある。

先日の3連休も、そんな具合で、自分だけの長期休暇気分を味わってみました。昔の記憶の使い道に、こんな方法あったのか……と、宝の小箱を見つけた浮かれ気分で、今夜も旅に出てきます。


感想を送る

本日の編集部recommends!

MORE SALE!
リバティプリントのスカートやルームウェアなど、人気アイテムがさらにお買い求めやすくなりました

グリーンのある暮らしはじめよう
水やりをサポートしてくれるディスペンサーや、小ぶりな植木鉢など、初心者におすすめのアイテムも揃っています

旅行におすすめのアイテム
軽くて丈夫なバックパックや、サングラスやポーチなど、帰省や夏旅にぴったりのアイテムを集めました!

【動画】新番組|北欧をひとさじ
ノルウェーの透き通るような青空を思い出す。桒原さんちの夏の習慣

COLUMNカテゴリの最新一覧

公式SNS
  • 読みものの画像
  • 最新記事の画像
  • 特集一覧の画像
  • コラム一覧の画像
  • お買いものの画像
  • 新入荷・再入荷の画像
  • ギフトの画像
  • 在庫限りの画像
  • 送料無料の画像
  • 横ラインの画像
  • ファッションの画像
  • ファッション小物の画像
  • インテリアの画像
  • 食器・カトラリーの画像
  • キッチンの画像
  • 生活日用品の画像
  • かご・収納の画像
  • コスメの画像
  • ステーショナリーの画像
  • キッズの画像
  • その他の画像
  • お問合せの画像
  • 配送料金の画像