【花と暮らすを、始めたい】第2話:花屋さんで迷ったら、こんなお花の選び方を
編集スタッフ 糸井
もう迷わない。花選びのマイルールづくり
暮らしに花を取り入れたくても、なかなか出ないはじめの一歩。
今年の春は、そんな習慣を変えてみようと思います。
教えていただくのは、都内の花屋に務める熊木健二さん。2話目では、花屋さんで迷わない、お花選びのマイルールづくりについて伺うことにしました。
▲お邪魔するのは、「Lady Bugs(レディーバグス)」という都内の花屋さんです。
花屋さんを味方にする、ルール5つ
とびきりの一輪を見つける!
熊木さん:
「まず初めての方におすすめなのが、『とびきりの一輪を見つける!』と決めること。お花屋さんに行くと、沢山の種類を合わせたくなりますが、その分ハードルも上がるもの。何を選べばいいのか、家にある花器に活けるには何本変えばいいかと迷って、結局買えなかったりするんですよね。
たくさんの種類を合わせると、素敵なものは出来あがります。でも1回の予算が高くついてしまう分、お花が枯れたときに、どうしても残念に思ったりすることも。花のある暮らしを気負いなく始めてみてほしいので、まずは少量で楽しむことを意識してみてください」
1800円以内の「お財布ルール」のすすめ
お花が欲しい!と思って花屋さんに寄り道したのに、つい買わずに帰ったことも多いです。理由のひとつに、うっかり選びすぎて高くついたら……という不安が。
ならば事前に予算を決めておいて、その範囲内で変えるものを選んでみましょう。たとえば、映画館に一回行くのと同じくらいの金額として、1800円以内で試してみました。
選び方は、同じ種類を予算いっぱいまで買ってみる方法(こちらは計算がより楽チン)、もしくは、気になった2種類を2、3輪ずつ買ってみてみるのもよさそうです。
▲「バレリーナ」という品種のチューリップを数本買いました。しめて、250(1本)×6本=1500円で予算クリア。
熊木さん:
「予算を決めて、そこから買うのもわかりやすい指標ですよ。僕のマイルールは、1週間に1,500円以下ほど。使う予算は、お財布事情や部屋のサイズ感から決めてみてくださいね」
▲このセットも、合計930円にて予算クリアです。(チューリップ250円、ポピー180円)
長く愛でたい方は、日持ちする「グリーン」で
熊木さん:
「少しでも長く愛でられるかどうか、という軸で選ぶのもマイルールになるもの。いざ家に飾るとなると、長く楽しめるものはやっぱり嬉しいです。
日持ちを考えると、枝物やグリーンがおすすめ。お花は1週間くらいだけれど、グリーンは2週間、持って1ヶ月と日持ちしますよ。
1種類のグリーンを束で飾っても十分素敵ですが、異なる2種類のグリーンを合わせるのもぜひチャレンジしてみてください」
それでも迷ったら、季節のお花をぜひ
熊木さん:
「花を買うことで、季節の時間を大切にできる機会にもなることって、素敵ですよね。もしも、今の時期は何のお花が旬かわからないときは、『季節のおすすめはなんですか?』と花屋さんに聞いてみてください。
ちなみに、花屋のディスプレイはさまざまで、季節のお花がミックスされているところもあれば、色別で揃えられているところもあります。ぜひ今が旬のお花を花屋さんに尋ねてみてくださいね」
スーパーのワンコイン花束だって
そうそう、花屋さんでなくたって、もっと手軽に花束を買う方法も。仕事帰り、スーパーに寄ったついでに生花をかかえて帰ってみるのも、いいものですよね。
そんなお花選びのルールを伺った2話目。次回は、ここで買ったお花たちを家に持ち帰って飾ってみることに。キッチンやメイクスペースがグッと彩られますよ。お楽しみに!
(つづく)
【写真】上原未嗣
【撮影協力】Lady Bugs(レディーバグス)。奥渋谷にある素敵なお花屋さん。インスタグラムは@ladybuglovesflowerから。
もくじ
熊木健二
園芸店のような部屋で暮らしている、根っからの植物男子。新卒から花屋で働き、現在は都内に3店舗構える花屋「ex. flower shop & laboratory」に在籍。Instagramでは、花や植物の写真とともに、植物との暮らしを紹介。
Instagramは@kuma_kenから。
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