【あの店のレシピ】第1話:そのままでもサンドイッチにしても!「じゃがいものグラタン」(カフェロッタ/松陰神社前)
ライター 長谷川未緒
よく行くお店や、あこがれのお店の味を家でも楽しみたい、と思うことがありますよね。そこで、5つの人気店の店主に、家にありそうな材料で、手軽に作れる本格レシピを教えてもらいました。家での料理が楽しくなるヒントも伺っています。
第1回は、東京・松陰神社前に店を構える「カフェロッタ」店主、桜井かおりさんです。
気軽に立ち寄れる街のカフェ
▲ウィリアム・モリスがデザインした美しい壁紙、アンティークの家具など、どこを切り取っても絵になる店内。
「カフェロッタ」は、世田谷線、松陰神社駅にほど近い商店街にあります。店主の明るい人柄にファンも多く、オープン以来のお客様から地方より訪れる方まで、いつも賑わっています。
今回、桜井さんが教えてくれたのは「じゃがいものグラタン」です。
桜井さん:
「単品でもおいしいですし、お店ではサンドイッチにして提供しています。我が家ではハンバーグに添えていただくことが多いですよ。イチ押しなので、ぜひ作ってみてくださいね!」
アレンジが楽しめる
「じゃがいものグラタン」
〈材料〉(約4人分)
・じゃがいも…4個
・牛乳…約500ml
・生クリーム…200ml
・モッツァレラチーズ(ピザ用チーズでも可)…適量
・パン粉…適量
・塩・こしょう…適量
・にんにく…1片
〈作り方〉
(1)じゃがいもは皮ごと使うのでたわしでよく洗う。芽を取ってキッチンペーパーで水気を拭き取り、約5mmの厚さにスライスする。この時、水につけないこと。
(2)鍋に1を入れ、牛乳をヒタヒタになるまで注ぎ、竹串がスーッと通るまでコトコト煮る。煮崩れないように、落し蓋(オーブンペーパーで代用可)をするといい。
(3)包丁の腹で押しつぶしたにんにく(市販のおろしにんにくでもいい)を耐熱皿にこすりつけて香りづけする。
(4)3に、2をお玉などですくって入れる。牛乳は極力入れないように(余った牛乳はじゃがいもの旨味が溶け出しているので、コンソメと塩・こしょうでポタージュに)。
(5)4に塩・こしょうをしっかり振り、チーズをたっぷりのせ、生クリームをまわしかけ、パン粉を全面に振る。200度で余熱したオーブンに入れ、20〜30分ほどこんがり焼く。
店主のおすすめアレンジ
▲「食パンじゃなくても合います。お好みでピクルスを添えたらバッチリ。豪快にかぶりつきましょう!」と桜井さん。
桜井さん:
「グラタンサンドにする場合は、6枚切りの食パン2枚をトーストしてバターを塗ったら、1枚に粒マスタードを気持ち多めに塗ります。お好みの量(ロッタは120g)のじゃがいものグラタンをのせ、味が足りなければここで黒こしょうをガリガリ。ディルの葉をちぎってのせて、サンドしてできあがりです」
単品でもサンドイッチにしてもおいしい「じゃがいものグラタン」。冷凍もできるのだとか。
桜井さん:
「焼きあがって、粗熱が取れたらゲンコツサイズで小分けにし、ラップでキュッと包んで冷凍保存しておくと便利です。食べるときは電子レンジでアツアツに温めて。
食べ残しを冷凍してもいいですし、あらかじめひとつは今晩食べる用、もうひとつは冷凍用と、多めに焼くのもいいですね。
キッチンで好きな音楽をかけて、好きなドリンクを飲みながら、鼻歌まじりでお料理しましょ」
次回は東京・東小金井の「あたらしい日常料理ふじわら」さんです。少ない油で揚げられる「かき揚げ丼」を紹介します。
【写真】桜井かおり
もくじ
桜井かおり
2001年にオープンした「カフェロッタ」店主。2017年にリニューアルし、ロッタちゃんを描いたラテアートやケーキ、軽食などが人気。インスタグラムアカウント@kaorilotta
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