【秋色プラン】第1話:リップとネイルで秋モードのスイッチオン。洋服選びに悩む季節のメイクの小技
編集スタッフ 岡本
この時期の「今日なに着よう?」問題
今年の夏はいつにも増して暑く、そして短かかったですね。残暑の厳しい日もありますが、夕方の涼しい風や本屋さんの雑誌コーナーなど、暮らしのあちこちで季節の移り変わりを感じることが増えました。
ラクに過ごせてすぐに洗えるTシャツやリネンパンツもいいけれど、そろそろ秋らしさを取り入れていきたい。
9月のはじめは毎年そう思いつつ、昼間の日差しの強さを考えると「今日はなにを着たらいいんだ……」と、クローゼットの前で数分考え込んでしまう日が度々やってきます。
そこでこの特集では「小物ではじめる秋色プラン」をテーマに、ネイルや靴下を主役にしたファッションの小技をお届けします。
装いは夏仕様のまま、徐々に秋モードへシフトしていくポイントをDot+LIM(ドットプラスリム)の原澤雅(はらさわみやび)さんに伺いました。第1話は、リップとネイルの秋色プランです。
ひと塗りで秋スイッチオンにする。
— リップの秋色プラン —
「今季の流行色」と言われてもなんとなく自分が塗っている姿を想像できない、なんてことがたまにあります。
求めているのは流行よりも違うところにあるのかも?
背伸びするわけじゃないけれど、普段とはちょっと違う。夏から秋へ、私の中のスイッチを切り替えるようなリップカラーを教えてもらいました。
夏と秋のはざまのような「テラコッタオレンジ」
▲Celvoke(09テラコッタ)を使用。
今年の秋色リップとしておすすめな「テラコッタオレンジ」。
赤みがありつつ、ブラウンが入ったオレンジで少しくすんだ色味が特徴です。 “オレンジ” は夏のイメージがあるけれど、深みのある色合いにすることでぐっと秋らしい印象に近づくそう。
日焼けした肌やリネン素材の夏服との相性も良く、まさに夏から秋への季節の変わりめにぴったり。
その人それぞれの唇の色によっても見え方が変わり、もともと赤みのつよい唇だとよりオレンジ寄りに、肌色に近い唇だとブラウンがつよく見えるのだとか。その違いも楽しみたいですね。
とんとん塗りで「バーガンディ」をマスターする
▲01アミュレットレッドと03トーンアップピンクを使用。
ワインのような深い赤紫で上品な印象のバーガンディ。落ち着いたレディ感漂うカラーです。今回はオリジナルメイクアップシリーズの中から、アミュレットレッドとトーンアップピンクを重ね塗りすることでバーガンディの色味に近づけました。
レッドをベースに、ピンクを唇の中心に指でとんとんと重ねて。
アミュレットレッド単色も秋メイクに向いていますが、2色を合わせることで絶妙なニュアンスカラーに。赤リップはおめかし感があってあまり付けたことがないという方にもぜひ試していただきたい組み合わせです。
アクセサリー感覚で指先にも秋カラーを
— ネイルの秋色プラン —
▲左:SHIRO/ 亜麻ネイル(8I04 オールドローズ)、manucurist green / ナチュラルネイルカラー(ポピーシード)
この秋は「くすみカラー」がキーワード。夏の日差しに映えるパキッとした色合いからダークトーンが増える冬をつなぐ、曖昧で落ち着いた色合いが特徴です。
大人の指先に映える「くすみピンク」
今回選んだのは、くすみピンクとネイビー。
ピンクはかわいらしいイメージでなんとなくハードル高く感じていたけれど、少しグレーが混ざったようなニュアンスのあるくすみピンクなので甘くなりすぎる心配がありません。
適度な存在感があるから、モノトーンな秋冬服のアクセントになってくれそうです。
人とかぶらないベーシック「くすみネイビー」
こちらもグレーがかった、くすみネイビー。夏と秋のあいだを表すような、青みがつよすぎず、肌馴染みがいい色です。
ゴールドやブラウンなどを組み合わせてデザインネイルも楽しみたい。ポリッシュの丸みを使ったドットアートは見た目以上に簡単なうえ、クリアベースにすることで不器用さんも失敗しにくいのだとか。
リップとネイル、それぞれ2つの秋色カラーをご紹介しました。これなら今日からだって、無理せず取り入れられそうです。
自分しか気付かないような変化かもしれないけれど、小さな秋を身につけているその事実が、クローゼットでのモヤモヤ時間を短くしてくれるかもしれません。秋色プランの妄想はまだまだ続きます。次回は、靴下に注目です。
(つづく)
photo:川村恵理
もくじ
原澤雅
ヘアスタイリスト。ヘアサロンLIMに入社後、アシスタントを経て、原宿のCODE+LIMでスタイリストデビュー。現在は、東京・青山のDot+LIMに勤務。サロンワークの他、撮影等のヘアメイクとしても活動中。instagram @_minko_
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