【メイクのはなし】くすみカラーなら、単色で垢抜けた雰囲気に。コスメ好きママスタッフの似合う色の見つけ方(商品プランナー 中居編)
編集スタッフ 岡本
この特集では「雑貨のように、インテリアのように、洋服のように」という思いを込めて誕生したオリジナルメイクアップシリーズを、スタッフが使うなかで感じたリアルな声とともにご紹介しています。
「自分に似合う色が分からない」「実のところ使い心地ってどうなんだろう?」と迷われている方にも、参考にしていただけたら嬉しいです。
今回は、前職のスキンケアブランドで商品開発を担当していた商品プランナーの中居に話を聞きました。オリジナルメイクボックスを開発するなど、メイクやコスメには自分なりのこだわりがあるようです。
商品プランナー 中居
「似合うベースカラーに出合ってメイクが楽しく」
ふだんのコスメ選びのポイントは?
中居:
「私は、気持ちが上がること・罪悪感のない価格帯にすること・単色で応用が効くもの、という3つの軸でコスメを選ぶようにしています。
メイクは毎日するものだから、これを使う自分を想像してワクワクしていたいって思うんです。
気になったものや憧れの人が使っているものは積極的に試すので、1アイテム2,000円をひとつの基準にして、衝動買いをしてもできるだけ罪悪感がないようにしています。
アイカラーはパレットではなく単色で揃えると、組み合わせる自由度が高く、メイク試行錯誤中の私にフィット。さらに1つのアイテムがリップにもチークにもなるなどいろいろな使い道ができると、背中を押されて買うことが多いです」
中居:
「数年前、ある一本のネイルとの出合いが自分らしいメイクを考えるきっかけになったんです。
メイクはメイクとして頑張らなくちゃと考えて正解が分からずにいたのですが、その出合いをきっかけに、自分がもともと好きなファッションやアクセサリーと関連させて気楽に楽しめるようになりました」
▲リップを新調したいけれどどの色にすべきか迷っていたとき、その日に塗っていたローズピンクのネイルが自分の肌色と相性がいいことに気付いたそう。それを基準にリップを探したら、とてもしっくりくる一本に出会えたのだとか。
色白さんにもフィット。
単色で奥行きが出る「くすみカラー」
01_ミストピンク
中居:
「アイカラーのミストピンクを愛用しています。光の加減ではブラウンにも見えるくらいの落ち着いたピンクで、あれこれ考えずこの一色を塗るだけで気を利かせてメイクしたように見える優秀アイテムです。
これまでは、まぶたにピンク系のアイカラーをのせると腫れぼったく見えることがありましたが、これは明るさを抑えていることや小さなラメが入っているから、逆に奥行きが出る気がします。
手持ちの淡いピンクやブラウンのアイシャドウと合わせて、ラインのように使うことも」
中居:
「リップの中では、アミュレットレッドがフィットしました。
シアーで透明感があり、いわゆる赤リップのように『塗ってます感』が出にくいんです。少しくすんだ落ち着きのある色味に細かなラメも入っているので、重たくなりすぎず想像以上に肌なじみの良い赤でした。
特別なときに使う一本にしようと選んだはずが、ポンポンと軽めに塗ると普段づかいにもちょうどよく、使用頻度が一番高いリップになりました」
01_アミュレットレッド
中居:
「『くすみカラー』って似合う範囲をぐっと広げてくれる色合いだと思うんです。発色がいいと主張がつよく浮いてしまう色も、ワントーン明るさをおさえた『くすみカラー』になると、途端に身近に感じます。
どちらかというと肌が白い方で、肌色のベースもピンク寄り。だからこそ、くすんだピンクやレッドはすごくフィット感がありました」
手持ちのコスメと組み合わせるなら?
「同系色に少しのスパイスを効かせて」
01_ミストピンク
中居:
「ADDICTION(アディクション)の『ザ・アイシャドウ』と合わせることが多いです。なかでも、081 Lodolozi (写真奥)と92 Mariage(写真中)の2色は相性◎でした。
紫とブラウンを混ぜたような081 Lodoloziは、マットでこなれた印象に。シャンパンゴールドのラメが上品な92 Mariageは、下まつげのキワに少しのせると瞳がうるっとしたように見えるのでちょっとしたアクセサリー感覚で使っています。
主役にも脇役にもなれるミストピンクがあるおかげで、少しチャレンジングなアイカラーもそれほどハードル高く感じずに試せる気がするんです。メイクってがらりと変えなくてもバリエーションが楽しめるんだと発見がありました。
似合う色をベースに可能性を広げていく方法が私には合っていたみたいです」
一本のネイルをきっかけに、自分に似合うメイクへの道が開けた中居。
さまざまな色が輝くコスメカウンターを訪れると、この膨大な中から私に似合うものを見つけるなんて……と途方に暮れそうになるけれど、中居にとってのローズピンクのように「私のベースカラー」を知っていると、それを道しるべに理想のアイテムに出合う確率を高められるような気がしました。
さて、次回はどのスタッフが登場するのでしょうか。少しずつ秋めいてくる頃に、またメイクのはなしでお会いしましょう。
(つづく)
▼スタッフ中居が選んだアイテムはこちら
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