【私の宝石箱】03 : 目指すはシンプルな女性。個性を足すひと癖アクセたち
編集スタッフ 齋藤
世の中には、アクセサリーが星の数ほど。
持っていないものに憧れれば切りがないけれど、私にはみんなそれぞれの手元にあるものこそが、ステキで愛おしいものな気がしてならないのです。
高価なネックレスもおもちゃの指輪も、心を揺り動かされて手にしたのであれば、そこにはその人にしか見えない尊い何かがあるはずだから。
あなたの宝石箱には、何が入っていますか。そんな質問を、当店スタッフにしてみました。
誰かが集めた物たちの愛しさに、ちょっとだけ、触れてみたくて。
Episode 03:Buyer Kohri
とにかく一人が好きなんです、というバイヤーの郡(こおり)。
まわりからどう思われるかなんてお構いなしそうなそのスタンスが、私は結構好きなのです。
そんな彼女、頭の中にイメージを作ると、大体みんな同じような像を結ぶのではないかと思ってしまうくらい、いつもぶれない服装をしています。
ショートカット、黒い服、ちょっとカジュアルを効かせた独特の雰囲気。
今回は彼女に「あんまり多くは持っていなくて。でも、思い入れはあるんですよ」というアクセサリーを見せてもらいました。
郡
「ショートカットだから、大きめのイヤリングが多いです。その中のひとつは古着屋で見つけたヴィンテージのボタンに接着剤をつけて、自分で作りました。色が自分が持っている服に合うので、お気に入りです。
学生の頃から古着が好きで。
社会人になってからはきれいな服装をしなくてはと心がけているのですが、やっぱり味わい深い雰囲気のあるものや、一点ものが好きなのは変えられず。
だから持っているアクセサリーは、作家ものがほとんど。
Roji(ロジ)の三角形のイヤリングは、ジュエリーのセレクトショップHELENHEIJI(ヘレンヘイジ)で買いました。小ぶりだから、軽くて着けやすいんです」
目指すは、シンプルな女性
郡
「シンプルな服装、例えばTシャツにボトムスだけでも、さらっと決まっている女性に憧れています。服をできるだけシンプルにしたいから、アクセサリーは癖のあるものを選ぶのが私の定番。
でも、あまりに無駄がないのも面白くないかもなぁと思っていて。
SOK(ソーク)の紺色のイヤリングは、陶器でできているから表情にとても趣があり、ずっと買いたいなぁと狙っていたものです。
あとhariknitting(ハリニッティング)のイヤリング。これもずっと欲しくて。個性が強いデザインですが、私の理想に近づけた気がして、見る度うれしいアクセサリーです」
気づけばいっつも黒ばかり
郡
「こうして並べて見ると、アクセサリーが金色と黒ばかり。いつも迷って購入しているけれど、結局こうなってしまうんです。
洋服も黒ばかり。やめようと思っているけれど、つい買ってしまうし、昔からで。
自分の好きなものを大切にしていたいなと思いつつ、いろんなものに飛びついていける軽やかさにももちろん憧れます。
でもやっぱりいつもと違う物を選ぶことが、私にはどうにも難しい。一人が好きなものも相変わらずだし、誰とも喋らない無の時間がたっぷりないと潰れてしまう。
これが自分。だから、これはこれでいいのかもと思いながら、暮らしも物選びも自分のままでを続けています」
▲HYKEのシルバーのイヤーカフ
Photo : Kazumasa Harada
Styling : Maki Taniyama
※本文中にブランド名がないものは、ブランド名が不明のアイテムです。
郡(こおり)
学生時代はデザインの勉強をしていて、一度デザイナーとして就職。その後バイヤーに。作るよりも選ぶ方が好きだと気づく。インドア派。家が好き。一人が大好き。一人で料理して、一人で 映画館に行くのが大好き。好きな映画は「スリ ービルボード」や「羊たちの沈黙」などのシリアスなもの。
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