【ラジオ|チャポンと行こう!】第182夜:大人の相談室。人によって態度が変わってしまうのはひとつのシグナル? 判断基準にしている3つの言葉(2025/05/11公開)
【スタッフコラム】共通の味覚さがし
もうすぐ3歳になる娘がいます。
保育園の連絡帳には、毎日のようにおかわりしたと書いてあるのに、ここ最近、私が作る食事はひと口ふた口食べて「ごちそうさま」。口からべーっとわざと出して粗末にしてみたり、用意したごはんは食べずお菓子やジュースばかり要求するので、つい、コラ!と声をあげてしまうことも……
そんな中読んだ、ビューティライターAYANAさんのエッセイ「おふくろの味、ありますか?」という回。ハッとさせられ、するすると肩の力が抜けました。
栄養バランスよく食べて欲しいというのは、私の勝手な願いで、娘からしてみれば、美味しくないものを無理やり食べさせられている感覚だったのかも。娘の味覚に合わないのだから、しょうがない。毎度の食事もあまり気負わず、もしお口に合えばどうぞ、くらいの感覚でもいいのかもしれないなぁと。
思い返せば、わたしが幼少期に好きだった食べもので真っ先に思い浮かぶのは、祖母がオヤツによく出してくれた、冷凍のフライドポテト。まったく、手作りされたものではないのです。
揚げたての、あの波型フライドポテトが入った大きなボウル。そこへ、これでもかというくらい、たっぷりとバターを加え、ボウルをゆする祖母。溶け出したバターが、ポテトたちに満遍なくからまったら、塩を一振り。
バターをからめる、というのは祖母なりに手間をかけてくれた工夫だと思うのですが、これがたまらなく美味しくて、揚げたてを弟と取り合いになりながら夢中で食べたのを思い出します(もうとんでもなくハイカロリー、そのおかげもあってか私は幼少期からずっとぽっちゃりなのでした)。
▲いまでもポテトには目がありません。お品書きにあると、つい注文してしまいます
母や祖母がつくってくれた料理は、もちろん他にもたくさんあったし、覚えているものもいくつかあるけれど、あの頃ダントツで出されて嬉しかったのは冷凍ポテト。田舎の味も好きですが、その素朴な美味しさがわかるようになったのは、つい最近になってからだったではないかと、はたと気づきました。
ポテト好きは、娘にも受け継がれたようで。お店でも家でも、残さずパクパク。思えば共通で美味しく食べれるものがありました。そんな食べものを、今はゆっくり一緒に少しずつ見つけていけたらいいのかなと思います。
さて、週終わりの夜はフライドポテトを揚げて、ジュースとビールで乾杯しようと今からもくろんでいます。バターをからませるのも忘れずに。
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