【訪ねたい部屋】第2話:目線の先を心地よく。快適なリビングの家具レイアウト

ライター 長谷川未緒

特集「訪ねたい部屋」は、自分らしいインテリアと居心地の良さそうな空間が素敵なお宅を訪問し、家づくりのヒントを教えてもらう企画。

今回、お邪魔したのはライフオーガナイザー2級の津田麻美(つだ・あさみ)さん宅です。

第1話では、予算がなくて最低限で建てたという家を理想に近づけた工夫を中心にお聞きしました。

第2話ではリビング・ダイニングのインテリアの中心となる家具や、DIY、収納などについて、伺います。

第1話から読む

 

リビングのメインは家族が集まるダイニングテーブル

玄関から廊下を通り、リビング・ダイニングに入ると目に飛び込んでくるのが、窓辺に置かれたダイニングテーブルです。

津田さん:
「この家に住みはじめて、最初の頃に『ザ・ペニーワイズ』で購入しました。アジアンテイストからヨーロッパアンティーク風に好みが変わったころだったので、ろくろ脚の重厚な雰囲気に惹かれました。

家族みんなでテーブルを囲めるように、大きめサイズで味わいのあるパイン材です。

食事をするだけでなくわたしはここで仕事をすることもありますし、娘がふたりいるので朝の支度時にはお化粧や身支度もする、暮らしの中心になっています」

 

窓の外までインテリアのうち。視界に入るものを大切に

そしてこのダイニングで、なんといっても目につくのは窓に取り付けられた木の扉です。じつはこれも津田さんがDIYでつくったそう。

津田さん:
「洋書を見て素敵だなあと思い、執念でつくりました(笑)。

『WOODPRO』という木材のお店で薄くカットされた足場板を窓のサイズに合わせて切ってもらい、ペンキと石膏を混ぜたものでペイントして組み立て、窓に取り付けるときだけ夫におさえてもらいました」

いくら憧れても「自分でつくろう」とは思わずに、諦めて窓にはカーテンをかけてしまいそうですが、津田さんの実現力には驚かされます。

津田さん:
「よく見ると粗も目につきますが、思い描いたようにつくれると楽しいんですよ。

窓の外もインテリアのうちだと思っているので、テラスにも気を配っています。向かいは塀なので、アイビーを添わせてグリーンが見えるようにしました。

ソファーに座ったときにちょうど目がいくので、植物があると癒されますね。その景色を大事にしたくて、ガラスのオブジェも飾ったりして整えています」

 

照明は目線を意識して

津田さん宅は、照明使いも印象的。

ダイニングテーブルの照明は、伊藤環さんのもの。ちいさめのサイズで、陶器のカバーはライトをつけると透けるのだとか。

チェストの上には福岡のショップ「krank marcello(クランクマルチェロ)」で求めたウォールランプ、ソファーそばにも、ちいさなあかりが灯されています。

▲壁にフランスのアンティークの窓枠を取り付け、中にはライトを灯して。

津田さん:
「住宅地の1階で、曇りの日などは暗くなってしまうので、照明を置いて明るくなるように。フォーカルポイントというと思うのですが、部屋に入ったときにぱっと目につき、座ったときに視線が向かいやすい右奥に配置するようにしています。

部屋に立体感が出るので広々と見えますし、気持ちも落ち着き、くつろげます」

 

一時置き場とリセット時間で、いつでも気持ちよく収納

現在はお客様宅で収納などのアドバイスもしている津田さんですが、この家を建てた20年前はまだ収納にはそれほど意識が向いていなかったそう。

津田さん:
「2階へ行く階段の下は飾り棚にしたかったのですが、建築士さんに収納にしたほうがいいとアドバイスされて。

結果的には、ここに収納があってよかったです。

でも気持ちが入っていなかったのでおまかせしていたら、押入れみたいに奥行きがあって2段に分かれた収納だったため、いざ生活してみると使いづらくて。自分で中板を外し、棚を取り付けるDIYをしました」

日用品のストックや薬、掃除道具のほか、メイクアイテムなど日常的に使うこまごましたものが全部収納されています。

津田さん:
「中にしまうものは、子どもの成長とともに変わってきています。ちいさいときはおもちゃや、幼稚園の制服、学生になると学校から持ち帰る書類などを入れていました。

いまは夫の衣類などもここに収納しています。夫とわたしは生活リズムがちがうので、クローゼットの開け閉めで目が覚めてしまうことがあり、朝必要なものはここに置こうと。動線に合わせて柔軟に収納場所を決めることで、お互いに気を使わなくてよくなりました」

ついダイニングテーブルなどに置きっぱなしになってしまう請求書や書類などは、一時置きのボードやトレイを用意。散らかり防止になりますし、しまいこまないので忘れる心配もありません。

津田さん:
「ものの定位置を決めたら、使いやすいし戻しやすくなり、子どもたちに『あれはどこ?』と聞かれることもなくなりました」

それぞれのものに住所を決めましょう、とはよくいわれる片付けの基本ですが、決めても戻せなくて、いつのまにかぐちゃぐちゃになってしまいます、と相談したところ……。

津田さん:
「わたしも時間がなかったり疲れていたりすると、つい出しっ放しにしてしまうことがあります。そういうときは、できれば毎晩、むずかしいときは週に1回など、そのときの状況に合わせてリセット時間を設けて片付けるようにしています。

それでもどうしても戻せないときは、場所が動線にあっていない可能性があります。うまくいかなかったらまた別の場所に収納するなど、何度かためすといいと思います」

戻せないのは収納場所が合っていないから、というのは心当たりが。ものにふさわしい住所をつくり、毎回戻せなくても、ちらかりすぎる前にリセットすれば、気持ちのよい空間をキープできそうです。


▲テレビは、可動式壁付けテレビスタンドを使っているため、省スペースかつソファー、ダイニングチェアなど見たい場所で見られるすぐれもの。

続く第3話では、ここが片付いていれば家がきれいに見える、といわれるキッチンを。使いやすくするために津田さんがおこなった工夫、収納のヒントも満載です。

 

【写真】MEGUMI

 

もくじ

 

津田 麻美

独学でインテリアコーディネートやDIYを学ぶ。友人宅のインテリアや整理収納を手伝ううち、趣味が高じて仕事に。ライフオーガナイザー2級。“心地よい暮らし”をテーマに日々の生活をインスタグラムなどで発信中。
Instagram: @asamiiimasa

 


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