【密着!】自分を鼓舞したのは、難しさや悔しさだった? バッグ作家・江面旨美さん
編集スタッフ 澁谷
「いい人生」と振り返りたい
不自由さも逆手にとって
私たちが大好きな「あの人」のいまの生き方に迫る、ドキュメンタリー番組『うんともすんとも日和』、第32弾をお届けします。
今回は、『umamibags(ウマミバッグス)』の名でバッグ制作を行う、江面旨美(えづら よしみ)さんにご登場いただきました!
主に革の素材を使ったバッグを制作し、年に2回ほどのペースで展示販売を行なう『umamibags』。すべてのバッグが自宅にある工房内で、江面さんたった1人の手で作り上げられています。そんな江面さんが書いた「これからなにしたい?」という言葉の意味とは-。
江面さんがバッグ作りを始めたのは今から約37年前。
当時やっていたインテリアデザインの仕事が肌に合わず、次の仕事探しをしていた時に、バッグ教室に出会いそこからバッグ作りにのめり込んでいったそう。
でも、革を扱うのは想像以上に力が必要で、本格的なスクールに通い出した頃は、周りの生徒との力の差を感じて悔しい思いをすることも多かったと話します。
「このままでは太刀打ちできない」そう感じた江面さんは、基礎を学ぶスクールを卒業した後、まるで応用編を楽しむように独自のスタイルでのバッグ作りを始めます。
バッグに出会うまでは、絵の勉強をするために大学に入り直したり、ぬいぐるみの作家になろうと思ったり、編み物に挑戦してみたりと、色んな事に挑戦しては「これダメ」 「これ向いていない」を繰り返していたという江面さん。
そこまでして夢中になれることを探していたのは、歳を重ねてから後悔なく「いい人生だった」と振り返るため、その一心だったと言います。
江面さん:
「好きなことを種火にして持っていた方がいいよって思いますね。きっとその種火がボッと燃える瞬間がいつか来るから」
子育てや介護など、自分の都合だけではいかない人生の様々な変化の中で、自分のために使える時間は限られているかもしれない。その不自由さを逆手にとって、自らの“好き”を諦めないためのエネルギーに変えてきた江面さんのとある1日に密着しました。
オリジナルドキュメンタリー、いかがでしたか?
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