【あんこ三昧】第3話:型がなくても。天板で焼ける「粒あんサンド」
編集スタッフ 寿山
いつか自分であんこを作ってみたいと憧れはあっても「大変そう」「どうやって消費したらいいかわからない」など、ハードルを感じていました。
そこで今回は、おうちにある小ぶりなお鍋で気軽に作る、食べきる量のあんこ作りとその楽しみ方を、吉祥寺で「季節の和菓子 omatsu」を営む松立直子(まつたて なおこ)さんに教わっています。
1話ではミルクパンで作る「粒あんこ」のレシピを、2話では梅雨や夏でもさっぱりいただける「あんみつ」のレシピをお届けしました。
3話目では、あんこ好きにはたまらない「粒あんサンド」の作り方を教わります。
第1話:ミルクパンで作る「粒あんこ」第2話:あんことベストマッチ♪ 麦茶あんみつ
型はいらない!天板で焼けちゃう
「粒あんサンド」
材料
生地(28cm角の天板一台分)
・卵……3個
・グラニュー糖……85g
・牛乳……40g
・油……40g
・小麦粉……75g
・ベーキングパウダー……小さじ1/3
・粒あんこ……300g
※お好みでバターやフルーツを一緒に挟んでも◎ワックスペーパーに包むと食べやすい
※生地に「牛乳」と「油」を混ぜる工程を追記しました。お詫びして訂正いたします(2023年12月、編集部)
下準備
・オーブンを170°に温めておく
・天板にクッキングシートを敷いておく
1.材料を混ぜあわせる
ボウルに卵とグラニュー糖を入れてハンドミキサーで10分混ぜる。
そこに牛乳と油を加えて、さらによく混ぜる。
▲混ぜ上がりの目安は、ふっくらとしてツノがたつくらい。混ぜすぎると生地が分離するので注意
小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ゴムベラで粉気がなくなるまでよく混ぜる。
2.天板で生地を焼く
▲オーブンによって加減が違うので、竹串を刺して生地が付いてこなければ焼き上がり
クッキングシートを敷いた天板に生地を流し込み、170°で20分前後焼く。焼き上がったら天板に少し衝撃を与え、生地がしぼむのを防ぐ。
3.生地をカットしてサンドする
熱がとれたら生地を1/4カットし、粒あんをはさむ。
粒あんの上に、お好みでバターやフルーツをのせてはさむ。
軽くおさえながら、好みのサイズにカットしたら完成。
松立さん:
「生地がやわらかいので、小さめにカットしてからサンドするのがおすすめです。フルーツも小さめにカットしたほうが崩れにくく、クッキングシートやワックスペーパーなどで包むと安定します」
フカフカのお座布団みたいな生地に、たっぷりとあんこを挟んでいただく「粒あんサンド」は、あんこ好きにはたまらないおやつ。みちみちのあんこは、手作りならではの贅沢さもあって、ボリュームはあれどあっという間に完食してしまいました。
余った生地にはアイスを添えて、トライフルに
サンドを作るときにカットした切れ端などは、トライフルにして楽しむのもおすすめと松立さん。
たとえば粒あん、アイス、あんずジャム、生地、フルーツなど、好きな具材を層を重ねるように盛り付ければ、スペシャルなおやつの完成。
あんことバニラアイスの相性は言わずもがな、甘酸っぱいあんずジャムがいいアクセントになって、リッチなパフェを食べているような気分。家にあるもので、こんな特別なおやつができたら幸せです。
笑顔がたえない松立さんのお人柄が表れたようなおやつはどれも、やさしい甘さですっきりと食べられるものばかりでした。
ミルクパンで作るという気軽さもハードルを下げてくれて、念願の「あんこ作り」をさっそく週末に実践してみたわたし。「本当にあんこができた!」という感動と、パンやヨーグルトにのせるだけで超絶おいしい……! 週末に食べ切れる量というのも程よくて、しばらくミルクパンのあんこ作りにはまってしまいそうです。
雨で家にこもりきりという退屈な休日も、楽しい時間に変えてくれそうなあんこレシピ。もし気が向いたら、ぜひお試しくださいませ。
【写真】濱津和貴
もくじ
松立直子
和菓子研究家の金塚晴子に師事したのち、吉祥寺に「季節の和菓子 omatsu」を開く。7月より吉祥寺に和菓子教室を開講予定。教室と今後の和菓子販売の詳細はInstagram(@omatsu_wagashi)にて更新中
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